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SARS対策のためインフルエンザの予防接種を受ける全日空の客室乗務員=10月24日午後、関西空港で
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世界保健機関(WHO)のブルントラント事務局長は5日、電話による世界記者会見を開き、新型肺炎の重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染地域として唯一残っていた台湾の地域指定を解除した、と発表した。800人を超す死者を出し、世界経済に大きな打撃を与えたSARSは、最初の患者が出てから8カ月弱で終息した。しかし、WHOはSARSウイルスを撲滅したわけではないとして再発防止に向けた監視体制の整備を進める。
台湾は、WHOが世界に向けてSARSに関する「警報」を出した直後の3月18日、感染地域に指定された。最も長い場合の潜伏期間の2倍にあたる20日間、新たな感染者が出なかったため、指定解除となった。
昨年11月、中国広東省で発生したSARSは、4月後半から5月上旬にかけて流行のピークを迎えた。各国での対策が進んだ6月以降、急速に沈静化に向かった。
4日夕現在でWHOがまとめた世界のSARS患者(可能性例を含む)の累計は32カ国・地域で8439人、うち死亡者は812人。治療中の人は、196人いる。
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