2004参院選
 
民主・新顔候補の支持基盤弱く <参院選前線 北海道04>

 民主党は7月の参院選道選挙区(改選数2)に初めて2人の公認候補を擁立する。労働組合が推す現職の峰崎直樹氏と、鉢呂吉雄・党北海道代表が出馬要請した新顔の西川将人氏。鉢呂代表は「多様な選択肢を有権者に示して党勢拡大につなげたい」と意気込むが、西川氏については連合の支援が得られないなど支持基盤に乏しく、組織的な戦いの道筋が定まっていない。

 これまで同選挙区では、基礎票の拮抗(きっこう)する自民と民主が1議席ずつを分け合ってきた。

 民主は今回も峰崎氏1人を立てる予定だったが、1月末に新代表に就任した鉢呂氏は「昨秋の衆院選で躍進した勢いを止めてはならない」と2人目の擁立方針を表明した。ライバル自民に選挙前から1議席を明け渡するようなこれまでのやり方を避けたいとの思いが強い。

 これに対し、峰崎氏を推す連合北海道は、2人当選は現実味が薄いうえ、余分な資金と労力が割かれると反発。「2人目の擁立、選挙には関与しない」と突き放した。

 大きな支持母体の支援が全く得られないという条件下での候補者探しは難航した。無党派層の支持を見込んで出馬を打診した複数の著名人にことごとく断られた。鉢呂氏は公示まで2カ月に迫った4月末、旧自由党系で2月に入党したばかりの西川氏に立候補を要請し、どうにか2人擁立の形を整えた。

 急ごしらえの西川陣営を直接支えるのは党職員とボランティア計10人余り。選挙運動は札幌、旭川、函館の3大都市に絞らざるを得ない。街頭演説で35歳という若さを強調し無党派層への浸透を図りたい考えだ。

 だが、後押しする議員は鉢呂氏以外に見当たらない。あるスタッフは、連合幹部や国会議員、道議など30人近い役職者が並ぶ峰崎氏の選対名簿を横目に「うちは小舟だ。進む空母の波間で揺れている」と自嘲(じちょう)気味に話す。

 一方、峰崎氏はミニ集会や政治資金セミナーを通じて組織固めに力を注ぎ、トップ当選を狙う。陣営幹部は「峰崎自身の年金保険料未納への批判から、一部の票は西川氏に流れるかもしれない。ただ、西川氏は自由党から過去3度選挙に出ており、新鮮味は少ない。新たな支持者をどれだけ増やせるか」と冷ややかにみる。

 (06/05)


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