2004参院選
 
公明票、流れは自民 <参院選前線 北海道04>

 7月予定の参院選の道選挙区(改選数2)に、公明党は今回も候補を立てない。道内の同党の基礎票は30万票とされ、組織の固さは群を抜く。連立政権相手の自民に果たして票がまとめて流れるのか、その動向は選挙の行方も左右する。

 自民道連はすでに公明道本部に選挙区での協力を申し入れている。道連幹事長の清水誠一道議らが5月18日、札幌市の公明道本部で「昨年の衆院選と同様、推薦を含めてよろしくお願いします」などと、再選をめざす中川義雄参院議員への協力を要請した。

 応対した公明の稲津久・道本部代表らは即答を避けたものの、このとき同席した森成之道本部幹事長は「基本的に協力することになるだろう。推薦や支持など様々なレベルがあり、中央とも相談する」と協力に前向きな姿勢を語る。

 中川氏が初当選した98年の選挙は自公が連立する前だった。公明票の取り込みを目指して各党は最終盤までもみ合った。投票直前に公明党の支持母体である創価学会が「民主・峰崎直樹氏支持」を会員に指示し、中川氏を上回ったと選挙関係者の間で言われている。

 このとき峰崎氏の得票は約80万票、中川氏は約72万票。比例区では民主約66万票、自民約61万票。差はそれぞれ14万票と11万票。その大半は公明票とみられている。

 昨秋の衆院選では自公で覚書が交わされ、自民の小選挙区候補は公明の支持を受け、見返りに「比例は公明に」と呼びかけた。自民道連幹部は「公明・創価学会は200〜300%の力を発揮してくれた」と感謝の言葉を忘れない。

 しかし、今回の参院選は少し流れが違う。自民党は1日の役員連絡会で、選挙区候補が比例区に触れる際には「自民党」「自民候補に」と呼びかけることに統一し、公明党支持の呼びかけを事実上禁止した。

 道連幹部は「(これでは)公明に支援を求めるだけで、自民側から与えるものがない」としつつ、「小選挙区によっては衆院選の『お礼』をすることはあろう」と意味深に語る。衆院選で公明が自民を熱心に応援した地域では、参院選比例区でもそれなりに公明を応援する場合もあるとの意味合いだ。

 一方、かつて道内で親密さを誇った公明−社会党の関係から、民主も公明票の一部取り込みを期待する。元自民の鈴木宗男氏もこれまでの人間関係をもとに、公明支持層の獲得を目指している。

 (06/07)


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