2004参院選
 
無所属・近藤氏、組織に不満 <助走04 新潟参院選>

 社民党の県議、近藤正道(57)は、無所属となったうえで、民主・社民両党の推薦を受けて戦う構えだ。02年の参院補選から続いている県内の野党共闘の延長上にある。候補者を一本化し、昨秋の衆院選で躍進した民主の勢いを持続したい考えだ。

 だが、それぞれの組織内には不満もくすぶり、票は「民主+社民」といくか、予断を許さない。

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 4月21日、新潟市のユニゾンプラザで開かれた新潟地区選対の結成集会。約450席のホールには空席が目立つ。配られたチラシには「参加予定議員」として、両党の市内選出県議や新潟市議ら18人の名前が羅列されているが、半分ほどしか姿を見せなかった。

 「労組関係者以外で懸命に動いている人が、あまりに少ない」と関係者の1人は不満をもらす。

 共闘を支えてきたのは5本柱、といわれる。民主党、社民党、旧自由党、連合新潟、それに市民の応援団だ。民主、自由両党が合流してからは「4本柱」になった。しかし柱の方向は、必ずしも一致しない。

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 民主や連合は、近藤の「経歴」へのこだわりを捨てきれないでいる。

 近藤は1月まで社民党県連の代表。今も党籍を残す。自身は「当選後のことはその時に決めたい」と語るが、いずれ党に戻る可能性が高い。

 ある労組幹部は「労組はそれぞれ比例の組織内候補も抱えている。その上、近藤さんも応援するのは難しい所もある」と指摘する。電力総連のように、原発推進の立場からあからさまに近藤と距離を置く労組もある。

 社民内部では、当初激しかった無所属立候補への反発は収まりつつある。だが、自民の県連会長まで務めた渡辺秀央・民主党県連代表代行とセットで活動することへの抵抗感は根強い。

 現在、県内の至る所で、近藤に加え、民主党の比例区に立候補予定の渡辺、福島瑞穂・社民党首の3人の写真が並んだ「3連ポスター」を目にすることができる。

 福島党首のかわりに、民主党の各支部代表が入った「民主党バージョン」も含め、これまでに計5万枚を張り切った。

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 新潟市選出の県議として5期の実績がある近藤だが、全県を選挙区とするのは初めて。

 「他の立候補予定者3人はいずれも全県で戦ったことがある人たち。とにかく知名度を上げるのが課題」と陣営幹部は話す。今、準備を急ピッチで進める。

 選対事務所は新潟市青山4丁目に置かれた。5年前の県議選で西村智奈美衆院議員が、昨春は宮原典子県議が事務所を構え、初当選を決めた「縁起のいい」場所だ。ここで、国政挑戦で初の勝利を狙う。(敬称略)

 (05/12)


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