2004参院選
 
表明7人、動き活発 公示まで1カ月(04参院選ふくおか)

 参院選公示日の6月24日まで1カ月余り。福岡選挙区(改選数2)にはこれまで7人が立候補の意思を表明し、後援会設立や支持団体回りなど活発な動きを見せている。主な陣営の動きと展望を探った。

 「自民党の公認候補者は私一人です」。3期目を目指す自民党の吉村剛太郎氏は集会のたび、繰り返し訴える。

 昨秋の衆院選では、山崎拓前副総裁や太田誠一元総務庁長官が落選。参院選では、前回党推薦で立候補した古川忠氏からも公認申請が出たが、吉村氏を唯一の候補とし、「必勝態勢」を敷く。陣営は前国土交通副大臣の実績を強調し、「組織」を前面に戦う構えだ。

 年金未納問題で「党の顔」が次々変わった民主党。大久保勉氏は「政治不信がピークに達しようとしている。有権者を説得していくしかない」。

 課題は知名度の低さ。主な駅前で毎朝演説し、顔を売るのに懸命だ。北九州、久留米両市にも事務所を構え、国会議員や県議の支持者、労組にあいさつ回りをし、組織の引き締めも図っている。県連幹部は「岡田新代表のもとで反転攻勢を」と意気込む。

 共産党の津野豊臣氏は3回連続の参院選立候補となる。4月末の事務所開きでは、「憲法改悪の動きを変えたい」と呼びかけた。

 比例区の戦いに軸足を置く同党。自衛隊イラク派遣や与党の年金改革への反対などの主張を前面に、比例区の九州地区重点候補との連携を図る。

 維新政党・新風からは石原倫理氏が立候補を予定。近く後援会を発足させ、選挙戦に備える。

 社民党県連は19日、推薦候補者となる江頭邦弘氏と、比例区に立候補する渕上貞雄副党首の合同選対本部の結成総会を開いた。知名度の低い江頭氏は、福岡出身の渕上氏と連携して労組や市民団体への幅広い浸透をめざす。江頭氏は「渕上氏をパートナーにがんばる」と決意表明した。

 前回惜敗した古川氏は2度目の挑戦。今回も自民党公認から漏れた。福岡、北九州、久留米市に事務所を設け、集会や街頭活動を本格化させている。

 山崎拓氏に近い古川氏。だが、前回推薦を出した自民党は「支援するのは吉村氏だけ」と厳しい。自民、民主支持層や無党派層の取り込みに力を入れ、公明支持層の支援にも期待を寄せる。16日にあった福岡市の事務所開きで、古川氏は「草の根の活動を」と決意表明した。

 ■予想の顔ぶれ■ 敬称略

 吉村剛太郎 65 〈元〉国交副大臣  自現(2)

 大久保勉  43 〈元〉米系証券社員 民新

 津野豊臣  60 党県常任委員    共新

 石原倫理  47 福祉NPO理事   諸新

 江頭邦弘  63 〈元〉高校長    無新

 藤本豊   53 貿易会社役員    無新

 古川忠   55 〈元〉県議     無新

 (05/21)


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