2004参院選
 
支持組織 <動くかちば 参院選の構図:4>

 「おんぶにだっこに肩車」

 民主党県連の幹部はこれまでの選挙での連合千葉の党への支援をこう表現、今度の参院選は「今までのようにはいかない」と話す。

 ○足元ぐらつき

 選挙の前に、組合員の名簿を集め、電話やはがきで、支援する立候補予定者の後援会への入会を勧める。選挙になれば、選挙事務所などにスタッフを送るほか、ポスター張りや電話での支持拡大にフル回転する。

 こうした組織力で選挙を支えてきた連合など労働組合の足元が揺れている。

 一つは組織率だ。厚生労働省の統計によると、全国の雇用者のうち、労働組合の組合員になっている人の割合は03年、19.6%で、10年前に比べて約5ポイント減少している。89年に結成された連合千葉は、95年に約18万人だった組合員が今年までに約15万人に減少した。

 不況の余波もある。「組合活動が生活改善に結びつきにくくなっている。会社に関連した行事も減り、連帯感も薄い。組合離れとともに、選挙で票が読めなくなっている」と労組幹部はぼやく。

 政党の事情に揺れる労組もある。京成電鉄労組は政党では社民党支持を打ち出したが、同党は千葉選挙区での候補者擁立を断念、自主投票とすることを決めた。

 同労組の中野源市副委員長は「(選択の基準は)護憲と平和、労働者の立場に立っているか。自民党を応援するわけには……」と、次善の選択を迫られ、複雑な心境だ。

 ○「政策届かず」

 一方、県内の自民党を強力に支えてきた組織にも変化がある。

 県内28の農協や県農協中央会の職員数は約5千人だが、01年の参院選比例区で「組織内候補」として推した自民党候補の県内得票は約3千票だった。

 中央会の幹部は「今回も名簿や後援会の会員集めの指示は、比例区に立候補を予定する陣営から来ている。現段階では、目標に達していないが、1万票は出したい」と話す。

 同党の元国会議員は「農業の立て直しは最大の課題だ」と訴える。地元の農家の戸数もきっちり把握している。だが、「政策が有権者に届かない。昔とは違う」と悩む。

 (06/11)


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