2004参院選
 
滋賀・彦根の商店街、投票済証で得<乱気流 04参院選>

 参院選の投票に行った人には商品を割り引きます。滋賀県彦根市の商店街が、投票所で受け取る「投票済証」を示せば、値引きやポイントカードの加算を受けられるセールを始める。投票率アップと集客を兼ねた一石二鳥の試みで、東京や福岡、北海道にも広がっている。

 市内の六つの商店街の21人の商店主らでつくる「選挙に行こう会・彦根地区有志の会」が、「選挙に行けばお値打ちよ!」と銘打って取り組む。青果店、薬局、酒店、飲食店、旅館などで、今後増える見通し。1日から各店でポスターを張り出すなどPRを始める。

 青果店ではスピードくじを先着100人に配り、抽選で3人にマスクメロンを贈呈、外れた人にも野菜を格安でセット販売する。旅館では年内の宿泊費が半額になる。

 セールの期間は、11日の投開票日から1週間〜数カ月とまちまち。複数店でサービスを受けることも可能だ。呼びかけ人代表で「花しょうぶ通り商店街振興組合」の中溝雅士理事長(39)は「選挙で商店街が盛り上がればよし。話題になって若者が投票に行ってくれればさらにいい」。

 商店街のネットワークで、東京都新宿区、福岡県苅田町、北海道砂川市、熊本市へと広がる。「早稲田大学周辺商店連合会」では、飲食店で飲み物をサービス。名古屋市が本社のスーパー「ヤマナカ」は投開票日に限り、愛知県内と津市の計65店舗で、生鮮食料品など10品目を、特売価格からさらに割引して販売する。

 もっとも選挙管理委員会の反応は各地で異なる。新宿区選管が「公選法上問題はない。投票率アップに取り組むことに敬意を表します」と歓迎する一方で、彦根市選管は「投票済証の発行が集中すると、事務作業が混乱するかも」とやや気をもんでいる。

 (07/01)


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