2004参院選
 
無所属の糸数慶子氏が当選 参院沖縄選挙区

 「自公協力」と「野党共闘」の一騎打ちとなった沖縄選挙区では、民主、共産、社民などの推薦を受けた無所属新顔の糸数慶子氏が勝利をおさめた。那覇市の選挙事務所は拍手と指笛が鳴りやまず、糸数氏は「平和の1議席を守り抜くことができました」と頭を下げた。98年の知事選以降、参院選と知事選で負け続けていた野党勢力は、久しぶりの勝利に酔った。

 民主、共産、社民に地域政党の沖縄社会大衆党(社大党)を加えた野党共闘は、社大の副委員長である糸数氏が立候補の条件としていた。沖縄に伝統的な「革新共闘」に民主が加わる構図だ。

 しかし、選挙戦で各党の足並みはそろわないまま。勝因は共闘の組織力ではなく、反小泉・反自公という「風」だった。

 糸数氏が問いかけたのは「小泉・自公政権を許す候補者を選ぶのか、ノーという候補者を選ぶのか」。年金問題、イラクへの自衛隊派遣などを批判し、「沖縄から憲法改正を許す国会議員を送るのか」と訴えた。

 自民新顔の翁長政俊氏は組織選挙を展開した。全国の自公協力のモデルケースとされ、公明の比例候補、浜四津敏子氏とは互いに支援する協定を締結。自公が一体となって「選挙区は翁長、比例区は浜四津」の運動を繰り広げた。

 稲嶺恵一知事も全面支援。中盤以降、経済界も本格的に動き、巻き返しを図ったが、最後まで「逆風」をはね返すことができなかった。那覇市天久の事務所に姿を見せた翁長氏は「私の力不足。申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。 (07/11 20:49)


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