2004参院選
 
「仕事は選挙に当選すること」 小泉首相の会社員時代

 小泉首相は27日、70年から衆院議員に初当選後の74年まで社員だった不動産会社「三福不動産」での勤務について、「当時の社長から『あんたの仕事は次の選挙に当選することだ。会社なんか来なくていい』と告げられた。全部、社員と同じように仕事をすればいいというものではない」などと述べ、事実上、社員としての勤務実態がなかったことを認めた。

 参院イラク復興支援・有事法制特別委員会で、「勤務実態がないのに厚生年金に加入するのは違法ではないか」との斉藤勁氏(民主)の質問に答えた。企業の厚生年金加入の前提は常用的な使用関係が基本となっているが、社会保険庁の小林和弘次長は「被保険者の資格があるかは、就労形態や職務内容などを踏まえ、個々の状況に応じて総合的な観点から判断する」と答弁し、首相のケースについて判断を避けた。

 首相はまた「30年以上前はそういう太っ腹な、見返りを期待しない、いい社長がたくさんいた」と説明。同社から給与を得ていたことについても「今に比べれば非常におおらかな政治資金の時代だった」と述べ、当時の政治資金規正法でも問題はなかったと主張した。

 首相はこの後、記者団の質問に対して「(勤務)実態はありましたよ。社長の指示ですもん」と改めて強調。厚生年金の保険料を本人分も会社側が負担していたのではないか、との指摘に対しては「忘れました。知りません」などと答えた。

(05/28 00:14)


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