2004参院選
 
首相「信任問う」、野党「年金」など批判 党首討論

討論会に出席した(左から)神崎公明党代表、小泉自民党総裁、岡田民主党代表、志位共産党委員長、福島社民党党首=21日午後、東京・内幸町の日本プレスセンターで
討論会に出席した(左から)神崎公明党代表、小泉自民党総裁、岡田民主党代表、志位共産党委員長、福島社民党党首=21日午後、東京・内幸町の日本プレスセンターで

 24日の参院選公示を前に、主要5政党の党首討論会(日本記者クラブ主催)が21日、東京都内で開かれた。小泉首相が景気の回復基調を強調し、参院選を「改革路線への信任を国民に問う」選挙と位置づけたのに対し、民主、共産、社民の野党3党は、年金改革とイラクでの自衛隊の多国籍軍参加を2大争点に据える考えを鮮明にした。

 年金改革では、野党が年金改革関連法の「白紙撤回」を要求。首相は与党と民主党の3党合意に基づき、年金一元化を含む社会保障全体の見直しのための与野党協議機関を早急に発足させるよう民主党に呼びかけた。公明党の神崎代表も「せっかく与党と議論する場ができたのだから、民主党は積極的に活用したらいい」と語った。

 これに対し、民主党の岡田代表は「方向性を決めずに議論しても先送りになるだけだ」とし、(1)国民年金を含む一元化をめざすのか(2)財源に消費税をあてるのか−−の2点で与党が方向性を明らかにすることが協議入りの前提だとの考えを示した。ただ、首相は「事前に各党で案をまとめるとむしろ議論をまとめにくくなる」と消極的で、財源問題と密接に絡む消費税も、06年9月までの任期中は引き上げない考えを改めて強調した。

 多国籍軍参加問題では野党が自衛隊の撤退要求で足並みをそろえた。岡田氏は「暫定政府は(直接選挙を経ておらず)まだイラク国民の手による政府とは言えない」と指摘し、共産党の志位委員長も「多国籍軍の一員となると、米軍の無法な軍事行動の共犯者になる」、社民党の福島党首も「(今後)いかなる多国籍軍にも参加できるようになる」と批判した。

 首相は「全会一致で安保理決議が採択され、イラク人の政府をつくろうという時に手を引くのは無責任だ」と、多国籍軍参加を見直す考えがないことを強調。神崎氏も「党内や支持者に慎重な意見があるのは事実だが、イラクをテロリストの拠点にしてはいけない」と政府方針を支持した。

 参院選の勝敗ラインについて、首相は「現有議席を上回るよう全力を挙げる」として改選数51(欠員の鹿児島選挙区を含む)と語ったが、これを下回った場合の自らの責任については「上回るように努力したい」と具体的な言及は避けた。岡田氏は「自民党を上回る議席」を目標に挙げた。

(06/21 22:21)


 ニュース一覧   一覧>>

ニュースの詳細は朝日新聞へどうぞ。購読の申し込みはインターネットでもできます。
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 著作権 | リンク | プライバシー |
Copyright Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission