2004参院選
 
自民現職が相次ぎ落選 群馬は独占崩れる

 全国で唯一、自民が改選2議席を独占していた群馬選挙区では、現職で小泉内閣の官房副長官を務めた上野公成氏(64)が落選した。最後の1議席を中曽根康弘・元首相の長男で現職の弘文氏(58)と競り合った。弘文氏はぎりぎりで逃げ切った。

 出足は好調だったが、小泉政権への世論の批判の高まりに連動する形で、中盤以降は苦しい戦いに。小泉首相らが相次いで群馬入りしたが、実績を訴えるほど、「打倒小泉内閣」を訴える民主新顔の富岡由紀夫氏(40)に有利に働く結果となった。

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 改選数が2から1に減った岡山選挙区。自民・加藤紀文氏と民主・江田五月氏の3選をかけた現職対決となったが、公明との選挙協力が十分効果を上げなかった加藤氏が涙をのんだ。

 公示前、苦戦が予想された自民党県連は、公明党県本部と公明の比例候補・谷合正明氏の支援を約束する文書を取り交わした。10日にはJR岡山駅前で坂口厚労相らが「比例は谷合、選挙区は加藤」と訴えたが、競り合いで敗れた。

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 「郡部で票が伸びなかったのは年金問題が響いたのだろう。党が説明不足だったということではないか」。3選を逃した長崎選挙区の自民現職、松谷蒼一郎氏はそう言って、長崎市の事務所で頭を下げた。

 九州の自民候補でただ一人、県農政連の推薦から漏れ、「支持」に格下げされた。これまで選挙を支えてきた建設業界も、02年12月に発覚した知事選を巡る違法献金事件で打撃を受けていた。公明の推薦決定も公示直前にもつれ込んだ。 (07/12 00:49)


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