2004参院選
 
民主・岡田代表、「まじめさ」訴え奏功

 民主党の岡田代表は簡単には笑顔を見せなかった。11日の投開票日、東京・永田町の党本部で当選確実の候補者名にバラの花をつける時も「まだ開票途中なので」。その「きまじめさ」が、民主党を躍進させた。

 選挙期間中、青森から沖縄まで、各党代表の中で最多の31都府県を巡った。移動距離約2万キロ。選挙戦最終盤の2日間だけでも、1人区の山口、佐賀、長崎、熊本、宮崎、高知、香川各県を駆け抜け、政策を訴えた。

 党幹部はこの強行日程も岡田代表をアピールする戦略だったと明かす。

 青いワイシャツの袖をまくり、首筋に汗を流す様子が、新聞やテレビで全国に流れた。何事も涼しげな顔で言い切ってしまう小泉首相に対し、「硬い」「政策しか話さない」という印象の岡田代表。その「愚直さ」を逆手に取った。

 年金や自衛隊の多国籍軍入りをめぐって小泉首相が取った態度と、岡田代表のイメージが好対照をなし、民主党の「弱点」だった女性票も呼び込んだ。朝日新聞の出口調査では、民主党が比例区で獲得した女性票は前回の2倍強。自民党のそれを大きく上回った。

 躍進に沸いた11日深夜、「まじめさ」が有権者に支持されたのでは、との質問に「(全国を)回った本人にはわかりません」。獲得議席で自民党を上回るのが確実になった12日未明の会見でも、「もっと早く候補者を擁立していれば、もっと取れた」。渋い表情を崩さなかった。 (07/12 02:03)


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