2004参院選
 
自公、午後に党首会談 民主は早期解散求める構え

参院選から一夜明け、首相仮公邸を出発する小泉首相
参院選から一夜明け、首相仮公邸を出発する小泉首相=12日午前11時20分、東京都品川区で

 自民党が目標の改選51議席(欠員の鹿児島選挙区を含む)を下回る49議席の敗北となった参院選の結果を受け、自民、公明の与党は12日午後、党首会談を行い、小泉首相のもとでの連立政権の協力関係を確認する。躍進した民主党は、早期の衆院解散・総選挙を求め、臨時国会には年金改革関連法の廃止法案を提出する構えだが、与党は白紙撤回には応じない姿勢。首相は9月の内閣改造で求心力を回復したい考えだが、「非常に厳しい審判」(細田官房長官)だけに、難しい政権運営を迫られそうだ。

 与党は自公両党を合わせても、改選議席の過半数(61議席)に届かなかったが、小泉首相は12日午後の自民党役員会で、「(非改選も合わせると)与党で安定多数をとったので、引き続き責任を全うしていきたい」と話した。

 一方、細田官房長官は12日午前の記者会見で、「非常に厳しい審判だ。小泉政権に対し、3年前の参院選、昨年の衆院選に比べ、非常に強い批判があった」との認識を示し、年金改革と自衛隊の多国籍軍参加の2大争点について「国民の理解を得られていない部分について、十分な説明をしたい」と述べた。

 公明党の神崎代表は12日午前の記者会見で「与党への逆風は大きかったが、連立関係には影響はない」とし、民主党など野党が求める年金改革の白紙撤回については「全く考えられない」と語った。自民、公明両党は同日、幹事長・国対委員長会談を開き、民主党が臨時国会で年金改革法の廃止法案を提出した場合、否決する考えで一致した。

 首相は9月に党役員人事と内閣改造を行い、態勢立て直しを狙う。首相は11日夜、「いつもと変わらない。適材適所、挙党態勢、今まで通りだ」と述べた。首相に近い森派幹部は「党の言うことをよく聞いて政権運営を行うということだ」と語った。また9月には郵政民営化の基本方針の策定が予定される。自民党内の反対勢力を抑え込んで、首相が民営化方針を貫けるかが焦点となる。

 一方、民主党の岡田代表は12日午前、東京・九段の議員宿舎で記者団に対し、「政権交代に向けて、新しいスタートをしなければならない」と語った。年金法については「与党も参院選の結果を真摯(しんし)に受け止め、白紙に戻して議論すべきだ」と要求。玄葉光一郎選対委員長はテレビ番組で、与党が年金法の白紙撤回に応じない場合、衆院解散・総選挙を求める考えを示した。

 45年ぶりに選挙区で全敗した共産党は12日午前、志位委員長も出席して常任幹部会を開き、参院選の結果について議論した。社民党の又市征治幹事長は12日未明、「他の野党とも協力し、年金改悪と自衛隊の多国籍軍参加問題で引き続き小泉内閣を追及していく」との談話を発表した。 (07/12 13:30)


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