2004参院選

本社出口調査


無党派層、自民離れる



 比例区では民主党が議席を伸ばし、自民党を上回って、改選議席の比例区での「第1党」の座についた。前回参院選で自民党に流れた無党派層が民主党に戻ってきたことが大きな原因だ。参院選を次の総選挙での政権交代に向けたステップと位置づける民主にとって、無党派層や自民からの離反層をどこまで民主支持層として定着させられるかが今後の課題になる。

 小泉政権発足直後の01年参院選の出口調査と比べると、比例区で自民党に投票した有権者に占める無党派層の割合は13%でほぼ横ばいだったが、民主党に投票した有権者に占める無党派層は28%で、前回より9ポイントも増加。民主党の躍進を無党派層が支えていることが分かる。

 前回参院選比例区では無党派層の27%が自民党に投票したのに対し、民主党は20%。今回は民主党が49%、自民党が15%で、民主党が大きく水をあけた。

 この3年の間に、民主支持層が底上げされた上に、今回は自民支持層でありながら民主党に投票する人も増えた。

 全体のなかの民主支持層は前回参院選の15%から23%に増加。逆に自民支持層は前回の43%から33%に下落。一方、自民支持層が比例区で自民党に投票した割合は、前回の出口調査の77%から65%に低下。自民支持層の中で民主に投票した割合は前回の4%から19%に増えた。

 どれだけの割合が比例区で民主に投票したかを世代別に見ると、30代の46%を筆頭に20代から50代まで40%を超えた。

 小泉政権に対する不満層が自民党支持から離反する傾向は、民主、自由両党が合併して二大政党化の傾向が強まった03年総選挙でも表れていた。比例区の得票は01年参院選で自民2111万票、民主899万票、自由422万票だったが、03年総選挙では、自民2066万票、民主2209万票に。今回もこの傾向は続いている。

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 出口調査は全国3660カ所の投票所で実施した。投票を終えた有権者に調査用紙を渡し、回答の秘密が守られる形で、選挙区で投票した候補者、比例区で投票した政党、ふだんの支持政党などについて答えてもらった。約18万6800人から有効回答を得た。%の数字は、小数点第1位を四捨五入したため、合計が100にならない場合がある。

(朝日新聞2004年7月12日朝刊紙面)


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