2004参院選

本社出口調査


無党派層 民主へ自民の3倍



 朝日新聞が11日に実施した投票者への出口調査から、無党派層のほぼ半数が選挙区、比例区とも民主党に投票したことが分かった。自民党に流れた無党派層の約3倍だ。自民支持層の「自民党離れ」も顕著で、2割近くが民主党に投票している。前回01年の参院選は「小泉ブーム」を受けて自民党が無党派層の最大の受け皿となったが、今回は大きく逆転し、民主党躍進の源になった。

 支持政党名を「なし」「わからない」と回答した無党派層は投票者全体の23%を占め、前回の17%を上回り、選挙に足を運んだ無党派層が多かったことがうかがえる。比例区では、このうち49%までが民主党に投票。前回の20%を大きく増やした。自民党への無党派層の投票は15%で、前回の27%を下回った。

 選挙区でも、無党派層の49%が民主党に投票し、自民党は17%だった。また、都市規模別に無党派層の比例区の投票をみると、民主党は大都市部の無党派層の51%を獲得し、郡部でも45%を集めた。

 比例区では、民主党支持層の83%が民主に投票しているが、自民党支持層は65%にとどまり、歩留まりが悪く、離反が進んでいる。特に自民支持層の19%は民主党に流れていた。選挙区でも19%が民主党に投票した。

 出口調査では年金問題の政府の取り組みに対する評価についても聞いたが、「評価しない」は全体の56%に上った。比例区での自民党への投票者でみると、「評価しない」は37%を占め、年金問題が自民党にとって大きな打撃だったことがうかがえる。

◇    ◇

 出口調査は全国3660カ所の投票所で実施した。投票を終えた有権者に調査用紙を渡し、回答の秘密が守られる形で、選挙区で投票した候補者、比例区で投票した政党、ふだんの支持政党などについて答えてもらった。約18万6800人から有効回答を得た。%の数字は、小数点第1位を四捨五入したため、合計が100にならない場合がある。

(朝日新聞2004年7月12日朝刊紙面)


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