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勉強時間は短い方が好成績?

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短時間で集中する習慣を、大人になって働く前に

 「プレミアムフライデー」が2月に初めて実施されましたが、周りの人々の反応はいかがでしたか? 午後3時の退社を奨励していた企業でも、仕事が残っていて早く帰れなかったケースもあったそうです。長時間の残業が社会問題になっている昨今。真の意味で働き方を変えていくためには、短時間で仕事の効率を上げることも重要になってきます。

 これからの労働環境に思いをはせると、我が子の未来が心配になる人も多いかもしれません。「ウチの子は全然勉強してくれない。将来はどうなることやら・・・」というのは、中学生ぐらいの子どもを持つ親に共通の悩みです。学校の授業や受験だけでなく、社会に出てからの仕事を考えると、小中学生の段階から短時間に集中して成果を挙げる工夫を、子どもにも付けさせたいものです。

 4月の進学や進級を機に、「勉強する」「息抜きする」のメリハリをつけた勉強法を、お子さまに勧めてみては? 短時間に集中して勉強して、休む。その方法だと負担も少ないし、スキマの時間も活用できます。ある実証実験でも、15分の短い学習を積み上げた方が、詰め込んで一気に勉強するよりも効果的だという結果になりました。

「15分×3(計45分)」の学習が「60分」よりも好結果

 実験は、東京大学 薬学部の池谷裕二教授が、株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市)の『進研ゼミ中学講座』協力のもとで実施。中学1年生をグループに分け、中2・中3レベルの英単語を覚えてもらいました。1時間を通して学習する「60分学習」のグループと、休憩を挟んで45分を3回に分けて学習する「15分×3(計45分)学習」のグループを比較したところ、事前に行ったテストからの上昇スコアは「60分学習」のグループの方が高くなりました。

実証実験のスケジュール。中学1年生がグループに分かれて学習した。
※画像クリックで拡大表示されます。

 ところが、翌日の上昇スコアは「15分×3(計45分)学習」グループが「60分学習」グループを逆転。1週間後のテストでも、「15分×3(計45分)学習」グループの方が好結果を残しました。1週間後の上昇スコアは「60分学習」グループが16.00点、トータル学習時間の短い「15分×3(計45分)学習」グループが18.75点となり、「15分×3 (計45分)学習」グループの上昇スコアは「60分学習」グループの117.2%となりました。

 この結果から、学習の合間の休憩やリフレッシュが、学んだことを定着させるのに有効であるという可能性があり、長時間学習よりも短時間で集中する“積み上げ型学習”の方が、学習成果を長期的に身に付けるという点では、効果を発揮することを示唆しています。

事前に行ったテストと、学習の1週間後のテストでの平均点の比較
※画像クリックで拡大表示されます。

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