朝日 地球会議2017特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇

朝日 地球会議2017 特別協賛企業・団体による 特別講演・登壇 広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局

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パネル討論
「地産地消エネルギーで町をおこす」

石川 浩二 NTN執行役員自然エネルギー商品事業部長

2018年に創業100周年を迎えるNTNの新たなチャレンジ

NTN株式会社は1918年に三重県桑名市で産声を上げ(現在の本社は大阪)、来年100周年を迎えます。55年前にアメリカに進出以降、グローバル化が進んでおります。自動車や産業機械の回転部に使われる「軸受」や駆動力を等速で伝える「ドライブシャフト」などの製造販売を主な事業としています。主力部品である軸受は「ベアリング」とも呼ばれ、回転部分を支え、機械が滑らかに回転するために必要不可欠な部品です。軸受は回転を滑らかにして摩擦を軽くしてくれるため、小さなエネルギーで大きなものを回してくれる、いわば滑らかな省エネルギー社会を目指したエコ商品です。

創業100周年を迎えるにあたり、次の100年に向け、これまでの主たる事業を継続しつつ、ベアリングで養ってきた滑らかに動かす技術を核に、自然エネルギー事業、EV(電動自動車)事業、ロボット関連事業、そしてサービス・ソリューション事業といった新たな事業に挑戦していきます。また、持続成長可能な社会づくりに今後も様々な面で貢献していきたいと思います。

滑らかに回り続ける循環型社会に向けた自然エネルギー事業

NTNの自然エネルギー事業について、地産地消エネルギーで町をおこす際のヒントにもなると思いますが、滑らかに回り続ける循環型社会に向けた提案を一つ紹介します。NTNが取り組んでいるのは、風、水の自然エネルギーを効率的に電力に変換する装置です。それが「マイクロ水車」、「垂直軸風車」そして「ハイブリッド街路灯」です。

マイクロ水車は設置工事が不要で、水路に置くだけで発電することができます。そして直列に複数機を並べることで発電量を増やすことが可能です。次に、垂直軸風車ですが、特徴はなんといっても音がほとんど出ず、大変静かという点です。加えて360度どの方向からの風も捉え、効率よくエネルギーに変換することができるため、風向変化、風向き変化の激しい日本の気候にもよく合っていると考えています。そして、ハイブリッド街路灯は、昨年販売を開始し、約100基をすでに設置しています。太陽光と風力で発電する独立電源ですので、災害時などの停電時に特に威力を発揮します。そして様々なオプションを搭載できます。夜間でも地域住民を避難場所へ安全に誘導することを目的とした避難誘導灯もその一つです。

地産地消エネルギーに留まらず地域の安心安全にも貢献

また、大阪大学とともに、産官社学連携として取り組む「ITを用いた防災・見守り・観光に関する仕組みづくりの共同研究を進めるため、「ハイブリッド街路灯」を用いた「独立電源通信網みまもりロボくんIII実験機」3台を大阪大学吹田キャンパスに設置しています。これは通常は地域の見守りや観光情報等を提供し、災害などで停電した際には搭載しているWi-Fiで通信を可能にし、情報収集を行うほか、モニターカメラで状況を確認することができます。携帯電話などへの充電も、もちろんできます。さらに学校や公園など、避難箇所が約30万箇所ありますが、これらのデータを集積した「未来共生災害救援マップ」を活用して、災害時の連携に役立てられるよう実証実験を行っています。

地産地消エネルギーに対する弊社の取り組みについて整理すると、まずマイクロ水車につては、農業用水や他の地域で未活用の資源を活用することで、各地域へ貢献したいと考えています。そして垂直軸風車も同様に、風量を活用することで地域活性化に貢献したいと思います。さらにハイブリッド街路灯は、通常は地域の見守りを、そして災害時には非常用電源の供給や通信をするという具合に、地域の安全安心に貢献したいと思います。

創業の地である三重県桑名市にある「グリーンパワーパーク」では、NTNが提案する自然エネルギーの循環型モデルをご覧いただけます。風力・水力・太陽光によって発電した電力を、電気自動車(EV)の充電、野菜栽培工場の空調電源等に使用しています。自然エネルギーを効率よく回収し、必要な場所へ最適分配することで、環境への負担を減らし、次世代につなぐ持続可能な社会の実現を目指す一つのモデルの提案です。ぜひ一度見学にお越しいただければと思います。今後も、高効率な翼技術を活用した垂直軸風車・マイクロ水車で低炭素化社会の実現に貢献します。

石川 浩二

NTN執行役員自然エネルギー商品事業部長

1959年愛媛県生まれ。83年大阪大学工学部を卒業後、同年NTN入社。中南米、東南アジア、国内での販売と技術部門を経験後、産業機械事業本部で産業機械用軸受の販売、技術、生産に関わるグローバル企画業務に従事。2016年4月より現職。

朝日地球会議 環境 その先へ 接続可能な社会の実現 The Environment and Beyond~Towards a Sustainable Society 公式サイトはこちら