朝日新聞デジタル
広告特集 朝日新聞社オリンピックパラリンピック・スポーツ戦略室/メディアビジネス局
朝日新聞デジタル
共生社会の実現を、子どもたちと共に 障がい者スポーツ体験授業共生社会の実現を、子どもたちと共に 障がい者スポーツ体験授業

愛知県名古屋市立白金小学校 車いすバスケットボール愛知県名古屋市立白金小学校 車いすバスケットボール

第5回目の「チャレンジド・ビジット」は、名古屋市立白金小学校で、障がい者スポーツで最も競技人口が多い
車いすバスケットボールの体験授業を開催しました(2018年2月23日)。当日の様子をレポートします。

障がい者スポーツで最も競技人口が多い
車いすバスケットボール

 授業のはじめに丸子校長がにこやかに挨拶をした。「今日は東京2020パラリンピックへの出場も目指している素晴らしいアスリートのみなさんにきていただいています。たくさん見て、聞いて、体験して充実した時間にしてください」。講師として登場したのは日本車いすバスケットボール連盟の三宅克己さんと名古屋の強豪チーム「ワールドバスケットボールクラブ」から参加した3人の選手たち。三宅さんが「車いすバスケを知っている人?」と問いかけると、大勢の児童の手があがった。「ありがとう、車いすバスケは障がい者スポーツで競技人口が最も多く、世界80カ国以上でプレーされています。日本でも100チーム以上が活動しています。今日はみなさんに車いすバスケについてさらに知ってもらおうと思います」、と言ってデモンストレーションが始まった。


スピード、テクニック、パワーが
発揮される迫力のプレー

 一般的な車いすと比べて車輪を「ハの字」に取り付けた競技用の車いすに乗り、選手たちはその操作からボールの拾い方、パス交換、手を使わずに車いすを走行させる動きなどを披露した。「車いすバスケにはゲーム中にぶつかり合いもあります」と衝突シーンを再現。「ガツン!」という衝撃音とともに選手が車いすごと倒れ込み、アッと思った瞬間、すぐに起き上がった。児童たちから「オーっ!」という歓声とともに拍手が湧き起こった。ミニゲームでは素早いターンやフェイント、ミドルシュート、バックシュートなど華麗なプレーが次々飛び出した。スピード、テクニック、パワー。目の前で見る迫力に、児童たちの気持ちは一気にひきつけられた。


ミニゲームで選手チームとも対戦!
みんなで応援!

 楽しみにしていた体験では、児童たちも車いすを操作し、シュート練習にチャレンジ。「タイヤとフレームを一緒につかみ、両手を均等に回そう」「背中はしっかりつけよう」とアドバイスが送られる。手首や腕の力が必要なシュートはなかなかうまく打てないし、入らない。いとも簡単そうに操作しボールを投げる選手たちのスゴさを実感できた。ミニゲームでは、選手を相手に奮闘し、みんな大声で友だちに声援を送った。さらに予定外だった先生チームの参加には児童たちも大喜び。選手チームには歯が立たなかったけれど大いに盛り上がった。


可能性を伸ばすため、あきらめずに
チャレンジしよう!

 最後に三宅さんは、交通事故で車いす生活をすることになって一度は投げやりになった自分が、車いすバスケットボールに出会い、夢中になって努力を続け成長してきた体験をもとに、児童たちに熱く呼びかけた。「みんな一人ひとりに可能性があります。その可能性は努力をしないと花開きません。目標や夢をもってチャレンジしてください。失敗を繰り返したとしても、一つ成長するとそれが喜びになってまた頑張ろうと思えます。あきらめずにチャレンジしてください!」。

 選手とハイタッチをして体験授業を終えた児童たちの興奮はなかなかさめなかった。「最後の話や質疑応答で選手たちが大きな事故を乗り越えてきたことを知って、スゴく格好いいなと思いました」「最初からプレーできたわけではなく、努力を続けて選手になれたことを知り、自分も頑張ろうと思いました」。そんな声が多く上がった。児童たちの胸に、選手たちのメッセージがしっかり伝わった出張授業になった。


車いすバスケットボールとは
コートの広さやゴールの高さをはじめ、一般のバスケットボールとほぼ同じルールでゲームを行う。1チーム5人で、障がいの程度で持ち点によるクラス分けがされ、コート上の全員の合計が14.0以内になるように編成する。ゲームは10分のピリオドを4回。特有のルールとして、ボールを持った後、手でこげる回数は連続2回まで、試合中に転倒したら基本的に自分で起き上がる、といったことがある。

当日の様子

2018年2月23日 名古屋市立白金小学校(愛知)

  • 授業での実施種目:車いすバスケットボール
  • 放課後の体験種目:ブラインドサッカー、ボッチャ、車いすバスケットボール

先生・アスリートからのメッセージ先生・アスリートからのメッセージ

「障がい者スポーツをみんなで楽しむことができました」

本校では3年生以降、総合的な学習の時間に手話やガイドヘルプ、車いす体験、高齢者疑似体験など福祉の授業を行っていますが、今日、児童たちはまた特別な経験ができました。みんなで楽しめるパラリンピック競技を知り、車いすの人でもスゴいアスリートがいることを肌で感じ、チャレンジする素晴らしさを学びました。ありがとうございました。
丸子校長

「目標に向かって頑張る気持ちや姿勢につながると思います」

車いすバスケに情熱をそそいでいる選手たちを見て、努力することで夢や目標が実現することが伝わったと思います。また困ったことがあればみんなで助け合っていく気持ちをもち、そのために行動できるようになっていってほしいですね。
今枝先生

「障がい者スポーツを通して共生の意識が育まれると思います」

今日の体験から車いすバスケの楽しさやむずかしさを多くの人に広めてもらえたらいいですね。また車いすに乗っている障がい者でも、こんなに元気なんだということが分かれば、児童たちの心に自然に伝わるものがあると思います。
加藤選手

「みんなに呼びかけたように自分も日々チャレンジしていきます」

テレビなどでも取り上げられることがあるので、ひと昔前と比べて車いすバスケの認知度は高くなっていますが、東京2020へ向けてもっと盛り上がっていきたいですね。今日のようなふれあいはとても楽しいです。僕も目の前の大会に向けてチャレンジを続けます。
竹中選手

参加した児童の声

事故にあっても車いすでスポーツを続けて、今も目標に向かって頑張っていることがスゴいなと思いました。プレーは速くてとても格好よかったです。
4年生 女子
すごく楽しかったです。ミニゲームでシュートチャンスがあって思いきりシュートを打ちましたが決められなくて残念!もっと長くゲームを続けたかったです。
5年生 男子
ゲームをやってみると選手の動きの速さや、プレーのスゴさがよく分かりました。腕がパンパンになって疲れてしまうし、上半身だけでシュートを打つのはむずかしかった。
6年生 男子

PAGE TOPへ戻る