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共生社会の実現を、子どもたちと共に 障がい者スポーツ体験授業共生社会の実現を、子どもたちと共に 障がい者スポーツ体験授業

大阪府大阪市立長吉南小学校 ウィルチェアーラグビー大阪府大阪市立長吉南小学校 ウィルチェアーラグビー

第3回目の「チャレンジド・ビジット」がウィルチェアーラグビーの6人のアスリートを講師に迎え、
大阪市立長吉南小学校で開催されました(2018年2月9日)。当日の様子をレポートします。

接戦のゲームに選手と児童が一体になって盛り上がる

 この日長吉南小学校の体育館に5年生63人が集合し、ウィルチェアーラグビーのアスリート6人による出張授業が始まった。現役選手であり日本ウィルチェアーラグビー連盟の普及委員長もつとめている峰島靖さんが「今日はみなさんに競技を知ってもらい、その楽しさを家族や友だちに伝えてほしいと思っています。まずはデモンストレーションから見てください」と挨拶。3対3のデモンストレーションが始まると、競技用車いすでガツン、ガツンと当たる迫力、ゴールに向かうスピードに児童たちの視線は釘付けになった。ゲームは1点を争う接戦になりプレーにも激しさが増す。「ガンバレ!」「やったー、ゴールだ!」と児童の声援もどんどん大きくなり、選手たちと一体になって盛り上がった。


競技用車いす走行&タックルで忘れられない体験

 次は一人ひとり競技用車いすに乗り、コースを走行し、タックルを正面から受ける。デモンストレーションで見たタックルのイメージがあるので「こわい!」と言う児童も少なくなかった。選手が向かってくるのを目を見開いて待ち、受けた瞬間思わず目をつぶり、驚いた表情を見せた後、みんなパッと笑顔がこぼれた。そして選手とハイタッチ!『やったね』『うん』そんな会話を交わしているようだった。「迫力あるタックルを受けられて嬉しかった」「初めて見る競技ですがすごいスピードでパワフルでした。タックルの衝撃も強かったです」と児童たちにとって忘れられない体験になった。見守っていた牧校長は「目の前で『生』のプレーを見て、素晴らしい体験でした。選手たちが競技に取り組む姿勢から児童にチャレンジ精神の大切さが伝わったと思います」と語った。


東京2020パラリンピックへ向けてみんなの応援を!

 質疑応答では、選手たちに矢継ぎ早に質問がとんだ。「ケガはしますか?」の質問に永易選手は「倒れてケガをしたり、練習でひじや肩を痛めたりすることもありますが、それは車いすだからではなくスポーツをしているからで普通のスポーツと同じことです。車いすは道具として使っているのでこわくはありません」と答えた。また、「競技で一番楽しいことは?」の問いには「仲間と一緒にプレーをすることです」と、崎山選手。1日の食事回数に関する質問には、「1日5食です。練習があるときはたくさん動くので食べないと体がもたないからです」と羽賀選手が答えた。

 最後に峰島さんからメッセージ。「ウィルチェアーラグビーはリオ2016パラリンピックで銅メダルを獲得しました。でもこれで満足してはいません。今東京2020パラリンピックで金メダルを目指してみんな頑張っています。みなさんもこれからウィルチェアーラグビーを応援してください」。


スポーツを一緒に楽しむ素晴らしさとチャレンジの大切さ

引き続いて放課後の自由体験の時間は、「ボッチャ」や「ブラインドサッカー」にもトライ。たくさんの児童が興味津々といった表情で集まり、体育館は熱気で溢れた。大きな体と人なつこさで人気を集めていた永易雄選手は「今日の体験から、障がいのあるなしに関わらず、スポーツを一緒に楽しめることが伝わり、そして自分の可能性を伸ばすきっかけになってほしい。そして色々なことにチャレンジすると世界が広がり楽しくなっていくことを知ってほしいですね」と期待した。選手たちの思いを受け、体育館にはたくさんの笑顔と歓声が広がった。

ウィルチェアーラグビーとは
四肢に障がいのある人が競技用車いすに乗り、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、アイスホッケーの要素を組み合わせたルールで競うゲーム。パスやひざの上にボールを置いてゴールへ運ぶ。試合は4対4で行われ、選手交代は自由。選手それぞれ障がいの程度で持ち点が設定され、コート上の4人の合計を定められた点数以下で編成する。

当日の様子

2018年2月9日 大阪市立長吉南小学校(大阪)

  • 授業での実施種目:ウィルチェアーラグビー
  • 放課後の体験種目:ブラインドサッカー、ボッチャ、ウィルチェアーラグビー

先生・アスリートからのメッセージ先生・アスリートからのメッセージ

「障がいのある人は自分たちと同じであることを学びました」

5年生には車いすの児童がいますが、今日の授業から人生の選択肢の広がりを感じてもらえたらと思います。またほかの児童は選手のプレーやお話から、障がいのある人は自分たちと一緒なんだ、あるいは自分たちよりスゴい人がいるんだ、ということを知ることができました。障がい者は弱者ではないことを肌で感じる良い機会になったと思います。
鬼辻先生

「色々なことにチャレンジしていくきっかけになるよう期待します」

児童たちは初めての経験でしたが、やってみることで「あ、これいいな」と気づくきっかけになり、ほかのことにもチャレンジしていってほしいと思います。私も飛んでいきそうな強いタックルを受けて良い体験になりました。
豊嶋先生

「好きな道を突き進んでいくきっかけになるといいですね」

今日の授業で児童たちがチャレンジの大切さを知り、この先、スポーツでも勉強でも好きな道を突き進んでいくきっかけになればいいですね。僕自身も東京2020パラリンピックへ向けて目の前の試合、大会で結果を出すために日々チャレンジを続けたいと思います。
若山選手

「何ごとにも積極的にチャレンジする子どもになってほしい」

僕はこの長吉南小学校と同じ平野区内に住んでいます。地元の小学生とふれあうことができて今日はとても楽しかったです。障がい者の競技も工夫し協力すると色々なことができます。みんなにもこの先、積極的にチャレンジするようになってほしいです。
崎山選手

参加した児童の声

ウィルチェアーラグビーのゲームを初めて見ましたが、スピードとタックルの衝撃がすごかった。少しこわかったくらいです。でもそのタックルを実際に体験できて嬉しかったです。
5年生 女子
競技用の車いすの操作は、少し慣れると思ったように進むことができました。また現役選手のタックルも受けることができて、その強さが分かりました。こういう体験ができてとても良かったです。
5年生 男子

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