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共生社会の実現を、子どもたちと共に 障がい者スポーツ体験授業共生社会の実現を、子どもたちと共に 障がい者スポーツ体験授業

東京都江戸川区立東小松川小学校 ウィルチェアーラグビー東京都江戸川区立東小松川小学校 ウィルチェアーラグビー

第1回目の「チャレンジド・ビジット」がウィルチェアーラグビーの8人のアスリートを講師に迎え、
江戸川区立東小松川小学校で開催されました(2017年12月12日)。当日の様子をレポートします。

目の前で展開されるゲームのスピードと
迫力に驚きの声

 第1回目の「チャレンジド・ビジット」が開催されたのは、江戸川区立東小松川小学校。体育館に集まった5年生98人の前に、ウィルチェアーラグビーの8人のアスリートが颯爽(さっそう)と登場した。選手代表の峰島さんが「まずデモンストレーションを見てもらいます」と挨拶(あいさつ)。4人のチームに分かれてゲームが開始されると、選手たちは競技用車いすを自在に操って向きを変え、パスを出し、ゴールを目指す。児童たちからすかさず「速い!」「格好いい」と声が上がる。応援する児童のボルテージもどんどん高くなっていく。ゴール前のタックルで「ガツン!」という大きな衝撃音が響き、車いすが横倒しになる。なんと激しいスポーツだろう。予想以上のスピードや迫力に児童たちは一気に引き込まれていった。


競技用車いすの操作と選手からの
タックルを体感!

「どんなスポーツか知ってもらったところで、皆さんにも体験してもらいます」。一人ひとりが車いすに乗り、選手に誘導してもらいコースを走行した後、選手からのタックルを受けるのだ。およそ10メートルの助走からタックルを受けるのはかなりの勇気が必要。「弱めにお願いします」という児童もいれば「強くて大丈夫です」という強者もいた。ゲームさながらのタックルを受けるたび、児童たちの「オーッ!」という歓声が体育館に次々と響いた。

 初めて経験する競技に児童たちからは「タックルの強さがすごくて驚いた」「車いすにはブレーキがなく両腕でコントロールするのでとてもむずかしかった」「目の前でゲームを見ることができてとても良かった。倒れてもすぐ起き上がってすごいなと思いました」という声が上がった。


スポーツを通して出会った仲間が
最高の財産

 質疑応答では児童から次々と質問が投げかけられた。「生活で大変なことは何ですか」という質問に倉橋選手は「時間をかけ工夫をすればたいていのことはできるし、皆さんの手助けがあるので特に大変なことはありません」と笑顔で答えた。「このスポーツの魅力は何ですか」の問いに、岸選手は「過去2回のパラリンピックを始め色々な経験をさせてもらい視野が広がりました。また何といっても一番は素晴らしい仲間と出会えたことです」と力強く言った。

 授業を見守っていた田中校長と小林副校長は「障がい者スポーツが健常者のスポーツと何ら変わりなく、楽しく観戦し、同じ喜びを味わえるものだということを学べたと思います」と口をそろえた。その言葉通り、児童たちは後日、授業を受けた感動や驚きを絵や記事にした「チャレンジド・ビジット新聞」を作成した。


チャレンジ精神と共生社会への
メッセージを全国へ

 最後に選手代表の峰島さんが「障がいを乗り越えてスポーツをするため私たちは工夫をし上達のための努力を続けています。みなさんが今後困難にあったら今日の授業を思い出して、あきらめず工夫をして目標達成にチャレンジしてください」と語りかけた。

ウィルチェアーラグビーとは
四肢に障がいのある人が競技用車いすに乗り、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、アイスホッケーの要素を組み合わせたルールで競うゲーム。パスやひざの上にボールを置いてゴールへ運ぶ。試合は4対4で行われ、選手交代は自由。選手それぞれ障がいの程度で持ち点が設定され、コート上の4人の合計を定められた点数以下で編成する。

当日の様子

2017年12月12日 江戸川区立東小松川小学校

  • 授業での実施種目:ウィルチェアーラグビー
  • 放課後の体験種目:ブラインドサッカー、ボッチャ、ウィルチェアーラグビー

先生・アスリートからのメッセージ先生・アスリートからのメッセージ

「努力次第で何でもできる、その姿勢を学ぶことができました。」

障がいのある人に対して児童が「不自由で大変」「かわいそう」というイメージをもっていたとしたら、そういう認識が改まるといいなと思っていました。期待通り、選手の普段の生活を知ることができ、またあれだけ激しいスポーツもできるアスリートとしての姿を目の当たりにすることができました。障がいがあったとしても努力次第で何でもできる、その姿勢を学ぶことができました。ありがとうございました。
鈴木先生

「夢や目標をもつことの素晴らしさを伝えたい。」

交通事故によって車いすの生活になりました。自分の不運をなげいたこともありましたが、スポーツとの出会いによって生活のすべてが変わりました。ウェルチェアーラグビーがもっとうまくなりたい、日本代表にも入りたい。そういう目標をもったことで、毎日が充実し、仲間とも出会え、今日のような機会ももてるようになりました。みんなに目標に向かってチャレンジする楽しさや素晴らしさが伝わったらいいなと思います。
AXE(アックス)所属 峰島選手

参加した児童の声

ウェルチェアーラグビーのゲームを初めて見ました。予想以上に激しくぶつかって、迫力があって格好良かったです。車いすをあんなに速く走らせるのもすごいなと思いました。また試合を見たいと思います。
5年生 男子
タックルを受けるときは、峰島選手に一番強いレベルでお願いしました。受けた瞬間は思わず目をつぶってしまいました。車いすごと浮き上がるほどの衝撃でしたが、また受けてみたいと思いました。
5年生 男子
普段目にしている車いすとは違う、競技用の車いすというものを初めて見ました。しかも乗ることができてとてもいい経験でした。また選手の皆さんが目標をもって頑張っていることが素敵だなと思いました。
5年生 女子

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