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中学受験 SAPIX 小学部

COLUMN

正しい情報と学習バランスを

広野雅明本部長 [SAPIX小学部 教育事業本部]

コロナ禍対応で入試動向にも変化

──来年度中学入試のポイントを教えてください。

 来年度は新型コロナウイルスの感染抑止を考え試験会場 の「密」を避けるため、各中学校で様々な対策をとるようです。栄東中学校は、第1回の試験日程を2日間の選択制にし、開場時間をずらすなどの対応を取ります。また出願や合格発表をインターネットに切り替えたり、面接を一部廃止する学校もあります。また中には出題範囲を狭める学校もあるので、例年以上に入試要項をきちんとチェックすることが大切です。
 人気・倍率に影響しそうな大きな変化としては、「共学化」が挙げられます。女子教育に歴史のある女子校が来年度から共学になって校名も変更し、「グローバル」や「ICT教育」といった分野への注力を打ち出しています。それまでの基盤の上に新たな魅力も付加することで、初年度から人気を集めるか注目されます。
 伝統校の中では、新しい校舎を建築中の学校も注目です。ICT設備や少人数教育向けの教室など、最新の環境整備が期待でき、学校の姿勢がうかがわれます。

対面授業の良さを生かし秋からのやる気をアップ

──秋以降の学習で注意すべきことは何でしょう。

 3月から5月まで、各学校ではリモート授業を余儀なくされていました。家庭でPCに向かうことには慣れたとは思いますが、塾でも学校でも、リアルの場に集合し学ぶことにはモチベーションが高まるという面があります。誰が速く解けるか競いあったり、友達の発言に影響されたり、リモートでは味わえない良さがあります。秋以降はそうした授業の機会を大切にして、内容を自分のものにしていきましょう。
 また、夏休みが短くなりましたので、復習の時間が十分に取れていない子もいると思います。そのために基礎学力の穴がないか、「漢字」や「知識問題」など、着実に点を取れるものは見直して勉強していくことも大事です。
 勉強には、教わること(インプット)と自分で解くこと(アウトプット)のバランスが必要です。入試は自分の力で解かなければならないので、教わるだけではなく自分の力で問題を解くことを心がけましょう。

──模試を有効に活用する方法はありますか。

 オンラインでも家庭で受ける模試もありますが、実際の試験会場では緊張の度合いが違います。本来の実力を発揮できるよう「場慣れ」しておくといいと思います。模試の機会はぜひ利用してください。そして、受けたままにせず、間違った部分を見直す学習を忘れないように、チャレンジをしていきましょう。
 新型コロナウイルスへの心配もあり、このところ年々増えていた中学受験者数は、昨年度と同じくらいに落ち着くのではないかと予測しています。併願が慎重になり、安全策をとる受験生が増えるなかで、数字には見えなくても高い学力層の子が集中し、難度が高くなる学校もあるかもしれません。自分の位置を確認するためにも模試のチャンスを生かすことが大切だと思います。

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