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中学受験 SAPIX 小学部

時代を担う人材を育てる中等教育最前線

来年度から始まる新しい大学入試や新学習指導要領は、
日本の教育が大きく変わりつつあることを示している。関西を代表する名門中高一貫校、
大阪教育大学附属天王寺中学校では、今どんな授業が行われているのか。
生徒たちに何を与え、どんな力を身につけさせているのか。取材して探った。

INTERVIEW

時代にはるかに先駆けた
主体的・創造的な学び

大阪教育大学附属天王寺中学校
廣瀨明浩先生 [副校長]

自由な発想と鋭い観察・分析

──貴校の「自由研究」はいつ頃から始まったのですか。

 校舎を改装中にたまたま古い記録が出てきたのですが、なんと1947年でした。文化や経済など、あらゆる面で日本はこれから先進国に追いつかなければならないと多くの人が考えていたであろう時期に、この学校では主体的にテーマを見つけ創造的に学びなさいと教えていた。自分の考えを人に伝えること、人の話を聞くことの大切さを説いていた。驚くと同時に、これが本校の血であり肉であるんだと実感しました。

──テーマ設定や進め方はどの程度アドバイスしますか。

 初めのうちは、調べる=研究だと思っている生徒もいます。「○○について調べます」というけれど、生徒が調べられる内容は、すでにわかっていることばかりです。それよりも、君なりの視点・切り口ではどう見えるかが大切で、それが研究だよという話をします。大学生になったOBに話を聞くと、少なくとも研究とはどんなものかは知っているし、そこに関して不安はないと言います。

──中には先生たちが驚くような研究もありますか。

 そうですね。自分で大学の先生に問い合わせて実験の方法を教わったり、動物園に掛け合って飼育動物について調べさせてもらったりする行動的な生徒もいますし、子どもらしい自由な発想と大人の冷静な観察眼が合わさったような研究は、非常に見応えがあります。

本物にふれる体験を与えたい

──こうした特徴ある学びの狙いを教えてください。

 本質を学ぶというのはどういうことか、体験を通じて学んでほしいと思っています。たとえば本校では、理科の実験器具なども「中学生用」ではなく大学生と同じものを使用します。本物にふれることで、言葉以上に理解できることが必ずあると思うからです。

──人前で発表する、人の発表を聞く訓練にもなりますね。

 それも狙いのひとつです。日本人は相手の人格まで否定していると思われそうで、自分の意見を控えたりしますが、健全な議論はいつでも必要です。生徒には、要するにボケとツッコミや、相手がボケたらツッコまなあかんで、と言っています(笑)。

──では、貴校を目指す子どもや保護者にメッセージをお願いします。

 中高一貫校の利点は、入学時点から生徒の5年後、6年後を見据えた指導ができること。その経験の蓄積があることです。思春期を迎えた生徒は一時期そっぽを向くかもしれませんが、意外に耳は傾けているものですし、教師の言葉はずっと残っています。6年というスパンのなかで着実に子どもを成長させるにはどうすべきか、私たちは知っています。そうした環境を重視する方は、ぜひお子さんを本校に学ばせていただけたらと思います。

純粋な好奇心と行動力
見応えのある研究発表

 今年度から天王寺中学の「自由研究」は進め方が少し変わった。生徒はそれぞれのテーマごとに、その分野にくわしい先生のゼミに所属し指導を受ける。ゼミには同じような興味・関心を持つ仲間が学年を問わず集い、互いに刺激し合うことで研究はさらに深まり、発表の技術も高まっているという。
 この日は2年生8人による研究発表が行われた。テーマの一例を挙げると、「100m走における前傾姿勢がパフォーマンスに及ぼす影響」「関西弁~大阪方言の実態~」「ポップアップ化できる多面体の法則とは!?」「クワガタムシの羽化不全は改善できるのか」など、どれもユニークかつ、分野も体育学、言語学、数学、生物学など多岐にわたる。しかしどの生徒も実験や観察、アンケート結果などをもとにした論理の組み立てには破綻がなく、誰が見ても納得のいく結論に至っている。注目すべきは、先行研究や近接テーマの論文をよく調べ、時には専門家のもとに足を運んで教えを受けていること。発表を聞いた生徒たちからは、内容に関する具体的な質問が相次ぎ、彼らもまた発表を深く理解したことが見てとれる。
 講評を述べた先生によると、優秀者8人以外の生徒たちも、研究の進め方や論の帰結が1年生の時より格段に高度化しているという。ここから自分の生涯のテーマを見つける生徒もいそうだ。

※掲載内容は取材・作成当時のものです。
国立大学法人 大阪教育大学
附属天王寺中学校


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