企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局 広告特集

中学受験 SAPIX 小学部

世界に大きな混乱を招いた「新型コロナウイルス」の感染拡大は、いまだ収束を見せない。
教育においても休校・リモート授業など影響があったが、
今年は、様々な学校で今ある状況でできる最大限の「学びの場」を提供しようと動き出している。
コロナ禍での学校・教育とは何か?
リアルな体験や対面授業を重視するのはなぜか?名門3校の校長・部長先生に聞いた。

INTERVIEW

「なぜ」を追究し
学びを極める

慶應義塾普通部
荒川 昭 さん [部 長]

──貴校の教育・校風の特色を教えてください

 1858年、福澤諭吉先生が築地に蘭学塾を開き、90年には「大学部」を開設しました。その際、開塾以来の課程が「普通部」となり、98年に一貫教育体制の確立とともに中学の課程になりました。本校は福澤先生が命名された「普通部」という名称を大事に継承してきています。
 普通部の「普通」は、「普(あまね)く通ずる」で、よくある当たり前ではなく、普遍的なという意味になります。普通部では全ての科目を満遍なく学びます。受験があるから学ぶのではない、「なぜ」「どうして」を解決する学び、それこそが学びの本質を極めることになります。
 私たちは「全社会の先導者になる」という慶應義塾の目的を踏まえ、「自ら学び、自ら考え日々こつこつと『学び』を続けることで、自ら判断・行動し、自己表現すること」を大事にしています。

──3年間の学習の中で重視していることは

 普通部の特徴は、日常における「普通」の教育と、代表的な行事の労作展(自ら学ぶ普通部の具現化)や目路(めじ)はるか教室(先輩との人間(じんかん)交際)で自分を磨くとができることです。
 自己表現力の涵養のために、様々な力を伸ばす機会が授業で用意されています。
 「労作展」は一人ひとり自分で自由なテーマを設定して、工夫を重ね長い時間没頭して、作品を作り上げます。美術・技術家庭・書道・音楽などの芸術分野と、小説や英語、社会・理科・数学などの論文を書く学術分野の作品があります。毎年9月に保護者や外部の方に公開しており、生徒同士お互いの才能を認め合う機会にもなっています。
 昨年は普通部の綱町旧校舎の模型を製作した生徒がいました。図面などの資料がなく、校舎の写真があるだけでした。そのため、製作にあたり大正時代の建築様式を調べ、旧校舎に通っていた80歳を過ぎた先輩にインタビューもしました。校舎や当時の様子など貴重なお話を伺いました。完成した作品に「本当に当時の校舎とそっくりだ」とコメントしてもらい、作品製作の達成感とはまた別の熱い気持ちを感じたそうです。私はこれこそが労作展の学びだと思います。どのように作ればいいかわからない、その中で試行錯誤を繰り返して完成させる。作品の製作を通して先輩の普通部への思い、繋がりが感じられる、そんな作品です。普通部時代に労作展に没頭した経験は大人になっても活かされると思っています。
 「目路はるか教室」は社会の様々な分野で活躍する先導者の先輩に直接話を聞き、職場も見学させていただく貴重な機会です。単なる職場体験ではなく、自分の人生をどうデザインしていくのか、先輩から後輩への熱いメッセージが普通部生の心を揺さぶります。先輩の講話を聴く経験の中で、生徒は途切れることなく活発に質問できるようになってきています。この行事こそ先輩と生徒との「人間交際」です。

──貴校をめざす受験生や保護者に望むことは

 いろいろなことに興味を持ち、やりたいことがあると楽しい普通部生活が送れると思います。昨年はコロナ禍で休校や学校行事の一部中止を余儀なくされました。休校期間中はオンデマンドで授業を継続しました。現在はiPadを一人1台利用して授業や課題を行っています。
 登校再開後、早速サッカーで遊ぶ生徒たちの姿を目にしました。やはり、中学生はオンラインだけではなく、対面で友達と会って話したり遊んだりするコミュニケーションが必要です。
 現在は、コロナの感染防止対策を工夫しながら、授業や行事を極力従来の形で実施しています。オンライン授業のプラットフォームは整い、ハイブリッド型の授業で様々な実践をしていますが、熱のこもった「人間交際」となる生徒と先生で作る対面授業を今後も大事にしていきます。

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