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中学受験 SAPIX 小学部

不確実なことが多く、激変する社会情勢の中、自ら考え、行動することで未来を切り開いていく。
そのような若者を育てるべく、教育現場は多様化しており、様々な変革が進められている。
そんな時代に、伝統ある中学・中高一貫校では、どのような教育を行っているのか。名門3校の校長・部長に話を聞いた。

INTERVIEW

尖(とが)った個性を伸ばす環境

開成中学校・開成高等学校
野水 勉先生
[校 長]

貴校の教育・校風の特色を教えてください

 昨年、本校は150周年を迎えました。2023年夏には、現在工事中の新校舎の9割が完成します。本校は1871(明治4)年に、幕末の加賀藩に砲術家として仕えた佐野鼎(かなえ)によって創立されました。佐野は幕末の遣米・遣欧使節に参加し、日本の近代化には欧米のような教育が重要だと考え、本校の前身となる学校を設立しました。
 しかし志半ばで病に倒れ、当時、アメリカ留学から帰ってきたばかりで後に総理大臣となる高橋是清が、25歳の若さで校長に就任します。本校の教育理念や土台は、佐野と高橋によってつくられました。
 「開成」の名の由来は、中国の『易経(えききょう)』の中の「開物成務=人知を開発し、事業を成就させること」という言葉です。教育理念には「質実剛健」「自主自立」「進取の気性と自由」「ペンは剣より強し」を掲げています。自立した強い精神力を持ち、飾らない人柄で人々から信頼を得て、率先して新しい分野を切り開いていく。そのような人間の育成を目指しています。
 とはいえ私ども教職員は、生徒にはのびのびと、楽しい学校生活を過ごしてほしいと願っています。本校には制服以外の校則はなく、行事は生徒が自分たちで企画を考え、準備し、運営しています。個性ある同級生や先輩、後輩との切磋琢磨(せっさたくま)によって人間性を磨き、何事も自分の頭で考え、行動できるリーダーに育ってほしいと願っています。

6年間の学習の中で重視していることは

 本校はイベントの多い学校です。4月にボートレース、5月は運動会、6月に学年旅行、7月に水泳学校、9月に文化祭、11月にマラソン大会、12月にスキー学校と続きます。部活動も活発です。何度も全国優勝している俳句部など、レベルも高いです。同好会も簡単につくることができます。折り紙の達人や数学の秀才など、特定の分野で際立った才能を持つ尖った生徒がたくさんいます。そのような環境に触発され、自分の才能に目覚める子どももいます。最近はピアノやバレエなど、多様な分野で卒業生が活躍しています。
 授業では、第一線の小説家や研究者、芸術家を含む個性あふれる教員が、自主教材で興味を引き出し伸ばしていく、高いレベルの教育を行っています。教員の学年団を組んで、中1から高3まで、生徒とともに学年進行し、生徒の個性や特性に合わせたきめ細かな指導を行っています。
 近年は、海外大学への直接入学を視野に入れた英語教育や留学支援にも力を入れています。ネイティブ教員を含め、ほとんどの英語教員は英語で授業ができます。中3での1日英語漬け体験や、実践的英語力の養成と留学に向けたサポートを行う、ネイティブ教員による高校英語特別講座を放課後に開講しています。新型コロナ前には、海外のサマースクールに、毎年50人ほどが参加していました。
 本校の高校からの入学者は、帰国生を含む海外居住経験者が約3割にも及ぶのも特徴です。そのような生徒たちが毎年、学校に新しい風と多様性をもたらしてくれています。

貴校を目指す受験生や保護者に望むことは

 本校を目指すお子さんには、ぜひ新聞や本をよく読み、社会や世界の動きを知り、自分の考えを持つ習慣を身につけていただきたいですね。それを元に、保護者や先生と意見交換するのもよいでしょう。日頃から自然と親しみ、不思議だと思ったことは自分なりに調べてみることも大事です。偉人の伝記や歴史の本などもたくさん読んでほしいですね。弱い立場や恵まれない環境の人の立場でものを考えることも忘れないでください。
 勉強はこれから一生を通じて行うものです。結果がどうあれ、目標に向かって地道な努力を積み重ねる過程こそが、貴重な財産となるはずです。

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