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7日間にわたってエキサイティングなイベントが繰り広げられたISEFだが、しめくくりの表彰式もスケールが大きい。なんと1日半にわたって行われ、入賞者への賞金や奨学金、研修旅行などで総額300万ドルが用意されている。まず12日の夕方に行われたのが、さまざまな学術団体や企業が独自の基準で授与する特別賞。この授賞式はリコーが協賛スポンサーになっており、市岡進リコー会長のスピーチに場内が沸く一幕があるなど、日本チームには親しみのもてるセレモニーとなった。基調講演は『エレガントな宇宙』のベストセラーをもつひも理論の研究者、ブライアン・グリーン。ユーモアをおりまぜた彼の話に、ファイナリストたちは熱烈な拍手を送った。この日の表彰式では64の団体から次々と入賞者の発表があったが、JSECチームからの受賞はなし。落胆した気持ちを抑えながら、明日へと希望をつなぐことにした。翌日13日の午前にはアメリカ政府による「Government Awards」の表彰式があり、午後からいよいよメーンの表彰式となる「Grand Awards Ceremony」が始まる。ここでは15分野(14カテゴリー+チームプロジェクト)それぞれに1等賞から4等賞までが授与され、さらにその分野の最優秀者にインテル最高部門賞が贈られる。すでに速報で伝えたように、JSECチームからは吉藤健太朗君、三浦裕清君、日野剛史君(奈良県立王寺工業高等学校)らが団体研究部門でThird Award(3等賞)を、鈴木智之君(千葉大/神奈川県立平塚農業高等学校初声分校出身)が環境科学部門でForth Award(4等賞)を見事、受賞した。昨日の特別賞での入賞ゼロの結果にショックを受けていたJSEC遠征団だけに、突然の「Japan」のプレゼンテーターの声に、総立ちになって大喜び。なかには涙ぐむ者までいた。 そしていよいよ、ISEF最高の賞であるインテル青年科学賞の発表。この賞は、すべての分野の大賞受賞者全員のなかで最高の成績を得た上位3名に贈られる。賞金は奨学金5万ドルに高性能PC。見事その栄冠を手にしたのは、「盲人のためのナビゲーター装置」(行動社会科学部門)のアブドラソール君(イリノイ州)、「ラジカル阻害因子の合成と解析」(化学部門)のシュルツ君(ドイツ)、「火星の海岸線模様のフラクタル解析」(宇宙科学部門)のジアネリさん(フロリダ州)の3名。晴れがましい表情で壇上に立つ彼らの頭上から大量の紙吹雪が舞い、会場の全員が総立ちでいつまでも拍手を送り続ける。日本の科学コンテストの常識では考えられないエキサイティングなイベントだったISEFだが、最後は会場の誰もが胸を熱くする感動的なシーンで幕を閉じた。 |
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| 「実は前日、受賞の練習をみんなでしていたんです。本当はもっと上を目指していたんですが……(笑い)。でも受賞できて本当にうれしい。ここまで指導していただいた久保田先生のおかげです」(吉藤) | 「何か賞は取れるだろうと自信はあったけど、自分たちの名前が呼ばれたときはやっぱりびっくり。ステージに上がったときは、とにかくめっちゃいい眺めで、最高の気分でした」(三浦) | 「今まで毎日夜遅くまで練習で、休みもなくて大変だったけど、すべてむくわれました。今は頭のなかは真っ白。すべて終わってすっきりした、やることやりきったという感じです」(日野) |
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「入賞なんて予想していなかったから、最初は気づきませんでした。『Japan』と呼ばれて『Environmental』だから『俺か?』みたいな感じ。ステージからは日の丸が見えて、日本のみんなの歓声が聞こえて、胸が熱くなりました。今回は大変なことがいろいろあっただけに、助けていただいた方には感謝しつくせません。今まで僕に農業や生き方を教えてくれた父にも感謝したいですね」 |
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| 13日の夜と14日の午前、政府賞と企業賞の発表が行われました。企業賞は全種があり、賞品の中には愛知で行われている「愛・地球博」の招待券が含まれたものや、「セグウェイ」がプレゼントされるのもあったりと会場はとても盛り上がりました。政府賞も日本の人々は受賞することが出来ませんでしたが、鈴木君の研究と吉藤君たちの研究が賞を受賞出来とても良かったです。会場の雰囲気も、発表者もサイエンスリポーターも一般来客者の人たちも一体となり、日本だけでなく各国のそれぞれの受賞者を応援することが出来たのが素晴しかったと思います。私が驚いたのは、受賞後にみんながスタンディングオベーションをしたことです。自分が応援している国の他にも、特に大賞の時などは、会場にいたほとんどの人が立ち上がり拍手喝采をする姿は、アメリカの大会ならではだと思いました。賞を受賞した人も、受賞出来なかった人もサポーターとして参加した人も、この大会は素晴しいものを与えてくれたと思います。 |
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