プレゼンはとても緊張しました。一般にはまだ普及していませんが、ぼくが好きなディオニア(ハエトリソウ)の魅力をみんなで分かち合いたいと思って研究をはじめました。先生のすすめもあってJSECへの参加を決めましたが、予想以上にプレゼン用の資料を作るのが大変でした。今はやることはすべてやったという気持ちでいっぱい。大学でディオニアの研究をもっと進めたいと思います。


動機
ディオニア(Dionaea muscipula)これは学名である。通称「ハエトリソウ」と呼ばれる有名な食虫植物だ。
これを無菌下で培養すると、積極的に株数を増やそうとする。しかし、個々の成長率が悪いため、増殖に時間がかかってしまう。昔、行っていた実生や株分けとは比較にならないが、組織培養では遅い方に分類される。そこで、私はこれを改善し、一般家庭に普及させるべく実験に取り組んだ。
実験
まず、試してみたのが培地にものを添加することだ。添加物を「バナナ、トウガラシ」とした。結果、トウガラシが生育不良であるのに対し、バナナは生育良好であった。私はバナナに着目した。私は、バナナの成分が変われば、培地の能力が高まると推測した。方法は「加熱」「冷凍」「角切り」の3種類を用意し、比較実験を行った。しかし、結果は差が出なかった。つまり、この程度では成分に変化はない。
私は、直接ディオニアの大量増殖に効果を発揮する物はないかと考え、カルス培養を思い付く。植物はカルスにより、大量増殖が可能なのだ。これは植物ホルモンである、「オーキシン」「サイトカイニン」がある割合に達すると発生するが、それは植物の種類により異なる。そこで、ディオニアにおけるカルス発生のホルモン濃度を調べる必要がある。実験から、カルスの発生率が高いホルモン濃度を発見した。そして、生成されたカルスを移植し、不定芽の発生に成功した。
結果・考察
今回の実験から、ディオニアでカルス培養が可能であると判明。不定芽をうまく生長させ順化できれば、大量増殖が可能となる。
また、同時に簡易栽培法の確立を目指していきたい。ディオニアの栽培は難しく、初心者には厳しい。そこで、ハイドロカルチャーによる水栽培の応用を検討中だ。これなら、高湿度が保て、さらに、管理が灌水のみであるため、栽培が容易である。私は、一般家庭に普及させるべく、これからも実験に取り組む予定だ。



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