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川端 先輩たちが、海砂の放射能特性に違いがあることを発見し、それを引き継いで研究を進めています。今後は海岸浸食問題にも応用できるようにしていきたいと思っています。 小林 研究当初は、先生に言われるがままで、自分が何をしているのかわからない状態でした。でも、だんだん理解できるようになり、楽しくなってきました。審査会は緊張しましたが、私たちの発表を審査委員の方が真剣に受け止めてくれたのでうれしかったです。 山岸 地元のことを知りたいという気持ちで研究を続けています。審査会では質問もたくさんあり、そのやりとりのおかげで伝えたいことが伝わったと思います。 |
日本列島の特に日本海側では、今、海岸の浸食が社会問題になっており、これは、能登半島においても例外ではない。 現在、能登半島の加賀地区から羽昨地区までの海岸の砂(以下、海砂という)については、地質学的な調査により、主に手取川から海へ流れ出た砂が漂砂となり、沿岸流や季節風によって運ばれたものであることが定説になっている。 今回、私たちは、自作のNal(TI)シンチレーションカウンタと金沢大学のGe半導体検出器を使って、海砂の放射能特性を調べ、海砂の放射能の由来や海砂の分類について、以下の事項を明らかにすることができた。 (1)海砂の放射能には「岩石鉱物」「砂鉄」の2成分が存在する。 (2)海砂は「手取川・千里浜系」「琴ケ浜系」の2種類に分類できる。 (3)砂鉄及びK-40の成分を除いた海砂の放射能は、海砂に含まれている有色鉱物の含有率が高いほど大きい。 このことは、能登半島における加賀地区から羽昨地区までの海砂が、主に手取川から流された砂礫に由来し、これとは別に、増穂ヶ浦以北の奥能登地区の海砂が、地区固有の河川から流出した砂礫に由来するものであることを示しており、地質学的調査による先の説を支持している。 本研究は、海砂の生成と消失のメカニズムを探る新しい手法を提供しており、海岸の浸食問題にかかる研究への応用が期待される。 |
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