JSEC2006の表彰式のときにサイエンスリポーターとして、アメリカに派遣されることが決まってから、不安を抱えながらも楽しみにしながらこの日が来るのを待っていました。そしてついに5月13日、成田空港を出発して約10時間。空の旅を満喫しながら、ロサンゼルス空港に着いた。
 初めて見るアメリカの広大な台地、すべてが英語の世界。何もかも僕にとって、とても新鮮な感じがした。入国審査のときの緊張は忘れようにも忘れられないとても大切な思い出の始まりだった。
 この旅のなかでいちばんの不安が英語だった。はじめのうちは、相手が言っていることがなかなか聞き取れなかった。そのなかでも特に印象に残っているのが、アルバカーキに行く飛行機のなかでのことだ。
 当然アメリカの国内線だからすべて英語。何を言っているのか聞き取るのが大変だ。そのとき、「ドリンクを何にしますか」と聞かれた。そうして、僕は「いらないです」と答えた。しかし、その後「本当にいらないの?」と聞かれ、僕は「Yes」と答えてしまった。すると、客室乗務員の人が、飲み物の種類を言い出すのだ。まさにこれは大きな間違えをしてしまった。なぜなら、アメリカと日本とでは、「Yes」「No」の感覚が違うからだ。そのことに気がついたのは、だいぶたってからのこと。そのときは何とかしのげたが、やはり英語をきちんと理解しないといけないと改めて思い知らされたときだった。
 研修では、研究所、国定公園、科学博物館、高校訪問などさまざまな体験や経験をさせてもらった。また、それに加えて、ファイナリストが参加しているパーティーや表彰式に参加できてとてもよかった。ふだん、味わうことのできないことを経験できたことは大変うれしかった。ピンバッジ交換では他の国の人との交流ができ、はじめは積極的に声をかけられなかったが、だんだんと声がかけられるようになっていった。アメリカの高校や研究所の雰囲気を感じることができた。
 そして何よりよかったのが、このメンバーと一緒にアメリカに行けたことだ。はじめの頃はどうなるのか不安だったが、いろいろな人が声をかけてくれたりして、だんだんなじめるようになってきた。このメンバーのおかげで、とても楽しい時間を送ることができた。今回、さまざまな体験ができて本当によかった。今後この経験を生かしていきたい。



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