5月13日(日)から1週間にわたり米ニューメキシコ州のアルバカーキで開催される国際学生フェア「Intel ISEF 2007」に向けて、3月26日から5日間、ISEF強化プログラム研修が行われた。参加したのは、JSEC2006で科学技術政策担当大臣賞とアジレント・テクノロジー スポンサーコンプリメンタリー賞をW受賞し、ISEFへの出場権を獲得した西田駿介さんと篠原正季さん(京都市立堀川高等学校)のチーム。ISEFでは、世界中から集まった審査委員や一般客に対して英語で研究発表することになる。
 朝日新聞社でのプログラム初日には、ISEF出場経験のあるJSEC同窓生らも応援にかけつけ、活気にあふれた雰囲気でプレゼンテーションの講義や演習が行われた。JSEC同窓生がISEFの概要などについて発表した後、西田さんと篠原さんが日本語と英語でプレゼンテーションを行い、それに対して集まった全員からさまざまな意見や提案を受けた。国際人教育に取り組むヒューマン国際大学機構の学長の柴原邦幸さんと講師のストーン・エドワードさんからは、英語で発表する際のポイントが紹介され、二人のモチベーションはどんどん高まる様子。アドバイスは英語の発音など細かな点にも及んだ。
 プログラム2日目からは場所をインテル株式会社東京本社に移し、ISEFの会場に置く研究パネルの作成やプレゼンテーション練習が繰り返し行われた。本番に向けて、いよいよラストスパートだ。
 

「Intel ISEF 2007」に出場する西田さん(写真右)と篠原さん。
 初日のプログラムを終えて西田さんは、「プレゼンがいかに重要かがわかりました。研究内容を印象強く伝えるには、発表の仕方やパネルの作り方をもっとシンプルにわかりやすくするなど、工夫が必要だと思いました。一気に課題が増えましたが、自分たちの弱点に気づくことができてよかったです」。
  篠原さんは、「たくさんのアイデアをもらいました。ただ発表するのではなくて、たとえば僕らが浴衣を着たりパネルに和紙を使うなど、日本や京都の文化を取り入れたインパクトのあるプレゼンも検討中です。現状ではまだ英語が不安材料ですが、特訓をして開催までには完璧(かんぺき)に仕上げるつもりです」とISEFへの意気込みを話した。

 

 
   
JSEC同窓生5人によるオリエンテーション。オリジナルのVTRなどを使い、体験談をまじえてISEFの概要を紹介した 日本語と英語でプレゼンテーションで行う西田さんと篠原さん
 
   
JSEC同窓生からは、「ポイントを3つにしぼるともっとわかりやすい」「チームワークが大切。発表の役割分担を明確に」など次々に実践的なアドバイスがあがった ヒューマン国際大学機構の講師、ストーン・エドワードさんは、二人の英語でのプレゼンを聞き、「発音はとても上手。堂々と大きな声で、相手の目を見ながら話せばもっと素晴らしい発表になるはず」と励ました ヒューマン国際大学機構の学長の柴原邦幸さんは、「研究発表はもちろん、海外の高校生との交流も楽しんできてほしい」と、外国人とのコミュニケーション成功の秘訣(ひけつ)などを伝えた


asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています(著作権とリンクプライバシー広告掲載についての 説明ページへ)。
Copyright 2007 Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.