数学、物理、生物などがいろいろとある中に、「行動社会科学」という、あまり聞き慣れない学 科のブロックにいくと、それは理系から文型すべての分野を横断したものでした。重複するようなテーマはなく、どれも独創性に富んでいて、モノポリーなど身近なものを扱ったテーマが多く、親しみやすい印象を受けました。英語で書かれたものばかりだったので、すべて理解できたわけではありませんが、中でもおもしろかったのは、子供に対するテレビの暴力シーンの影響についての研究です。結果や考察もすばらしかったのですが、何と言ってもその実験方法は、とても高 校生とは思えないほど高度で、他に類を見ないほど独創的でした。それは複数の高校生を被験者とし、様々な程度の暴力シーンを見せた後、その被験者の唾液に含まれている化学物質の量を測定するというもので、僕は始めてみたとき、これほどおもしろい方法があったのかと感激しました。唾液の中の成分を調べるとはいったい誰が思いついたでしょうか。この尽きることのない探究心、僕もぜひとも身につけて、次回はファイナリストとしてあの会場にいたいと思います。
 14のカテゴリーの中で私が主に見学をしたのが生命化学「Bio Chemistry」の分野だ。生命化学とまとめても、その中にさらに様々な種類の研究があった。遺伝に関することや酵素の解析、発ガンする物質量や予防といった研究は、同じ高校生として世界レベルの高さを思い知らされ、負けられない!! という気になった。
 それに対して「ガム噛んでる?」というタイトルの研究や、羊毛のチクチクする繊維を改良する研究、チーズの質と牛の年齢の関係について調べたものなどの おもしろい研究もあった。そういった研究も内容はとても化学的でしっかりしていた。ブースのポスターも牛模様であったり2色でまとめてあったり、様々な工夫が施されてあり目をひくものが多いと感じた。
 何人かのファイナリストに「科学を勉強していくために必要なことはなんですか?」という質問をしてみたところ、「みんなが互いに協力すること」「根気強 さ」「科学を好きになること」という答えが返ってきた。そしてファイナリストのそれぞれの夢も生物の研究者や小児科医になりたいといった生命化学の知識や経験が応用できる職業だった。特に小児科医を目指している女の子が多くいた。ISEFへの参加はそれぞれの夢へ大きな一歩になっていると感じた。
 「植物学」のブースは、音楽の植物に対する影響を調べたもの、植物の波長を調べたものなど様々なものがあり、見ていてとてもおもしろかったです。その中でも私が一番興味を持った「お茶の効果」についての研究を紹介したいと思います。その実験は、お茶の抽出物が植物の成長にどう関係しているか、そしてお茶で病原菌の成長を抑制できるのかというものでした。材料は乾燥前に完全に発酵させた紅茶と緑茶、種、培養した苗、虫を使います。(1)植物の種・根を使い植 物の成長、発芽の割合を見る。(2)培養した菌の上にお茶をかけて抑制効果があるか見る。(3)虫を茶の溶液につけ、殺菌効果を見るために死ぬまで観察 し、死亡率を出す。(4)茶でカフェインを含むものを見てどういう反応になるかを見る。結果は、ほとんどが種の成長を促進させ、苗は抑制されました。このことから、茶は殺虫、殺菌の薬剤などとして使えるのではないかというものでした。普段飲んでいる茶にこのような効果があると知り、驚きました。また、ファイナリストにインタビューをして、私は自分自身の研究に誇りを持ってやっているんだと感じました。誇りをもってやっているからこそ、どんどん研究を深めていけるのだと思います。
 化学部門には個人研究が73、チーム研究が11あり、全体で84プロジェクトありました。最初に見に行ったのは、インディアナ州の南の方から来た、Sara D Niedbalskiさんの「熱量測定的に決定された熱力学パラメーターにおけるReference Powerの影響」。「等温滴定熱量測定法(ITC)」に欠陥があり、その方法は、「Reference Power」という力を無視しているため薬などがその効果を発揮していないというのだ。「Reference Power」をもちいると、その力の大きさによって、熱量の大きさも変わるから「Reference Power」は重要であり、ITCを根本的に変えなければいけないというものでした。この研究の中で一番苦労したことは、この測定法に欠点がないと思っている科学者たちを説得し、自分の研究を手伝ってもらうことだったそうです。今では、その科学者たちと協力し、作られている製品の質を向上させているそうで す。「将来の夢は?」と聞くと「科学者になって、科学の世界の未発展部分を改良したり、新しいことを発見したい」と言っていました。この研究によって薬の効きめが向上したり、製品の質が上がるので、頑張ってこのプロジェクトを成功させ、社会に貢献してもらいたいです。
 コンピューターサイエンスは67ものブースがあり、どの発表を聞くか大変迷った。研究タイトルを読むだけで興味をそそられるブースがいくつもあった。Java、Linux、コンピューターセキュリティー、タッチパネル、ゲーム、ネットワーク関連など、他にも様々なブースがあった。だが実際に発表を聞くとなると、英語を少ししか話せない私1人では声をかけるのにすごく勇気が必要だった。そこで他のリポーターと共に発表を聞きに行くと、わからない英語も皆で協力しあってわかるものがあり、積極的に質問することができた。慣れてくると1人でも発表を聞くことや、他国の方とコミュニケーションをとることができるようになり、ISEFをさらに楽しむことができた。
 ある2人組のチームでは、ペンでコンピューター上に文字を書くと、その文字を読みとり、パソコンに認識させて文書を作成するソフトウエアを作る研究をしていた。 実際にそのソフトを使うのを見せてもらったが、すばやく、正確に文字を認識していて、とても高校生が作ったとは思えないようなすばらしいソフトであった。 他にもビデオから顔の表面を3Dで認識し、再現・分析するシステムの研究という大変高度なものもあった。
 興味をそそられる研究が山ほどあったが、全部の発表を聞くことができなかったことと、相手が話す英語を大まかにしか理解できなかったことを残念に思う。だが自分にとっては新鮮な英会話をすることができ、バッチ交換でたくさんの人とコミュニケーションをとることができてすごく楽しかった。
 ポスターセッションでまず気になったのは、日本のポスターセッションとの形式の違いでした。壁に一枚の紙を張ることが多い日本とは違い、屏風上のポスターを机の上に立てて立体的に見せるようにしているブースが多かったです。  
 私は地球科学のブースを中心に見て回りました。気象、地震、地層、地質、波などの分野の発表がありました。特に気になったのはハリケーンについての研究 で、これは昨年アメリカを襲った「カトリーナ」の影響が強いと思われます。その中の一つの研究では、ハリケーンが来るときに、オゾンレベルが下がることを 発見したそうです。これからはトルネードが来る時のオゾンレベルを調べ、予測に役立てたいということでした。将来はこの経験を生かして、空軍でヘリコプターの操縦士になりたいそうです。
 大会全体を通して、日本ではありえない規模のコンテストに参加し、様々な人と交流ができたことはとてもよかったです。残念だったのは、英語ができずに相手の思っていること、言いたいことを理解できなかったことです。今度このようなコンテストに参加できるような機会があれば、もっと英語の勉強をしていきた いです。
 私が担当したのはブース数が202と、最も研究の多いジャンルであるエンジニアリングであった。はじめの方は英語が苦手ということもあり、なかなか話ができなかったが、一度手本を見せてもらい、「別にとって食われることはないのだから、ガツンと行ってこい」とのアドバイスをある人から受け、それ以降は手当 たり次第聞いていくつもりで励んだ。
 エンジニアリングでは義足のような機械から、飛行機車の風の抵抗を低くするようなもの、そして(何であるかはよく分からなかったが)何らかのCPUについての発表と、多くの研究テーマがあった。工学系の生徒はもちろん、軍隊学校からの参加者もいた。聞いて理解できなかったことも多々あったが、メールアドレスの交換をしたり、ピンバッジの交換などをした。中には非常にゆっくりと、聞きとれるスピードで分かるまで一生懸命説明してくれた人もいて、この真剣さと前向きさがすばらしい発見へとつながるのではないかと思った。
 私は自分が環境に関係する研究をしたということもあり、主に、Environmental Scienceのブースを取材に回った。Environmental Scienceの分野の研究は数が非常に多かったため、私はどの研究を見に行くかを決めるのに迷うと思っていたが、一番に見に行きたいブースは意外にもす ぐ決まった。私の目を引いたのは、「Removal of Arsenic from Drinking Water by Water Hyacinths(水生のヒヤシンスによる飲料水からのヒ素の除去)」という研究だ。というのも、私は「赤土を利用したヒ素の除去」というテーマで研究 を行っていたからである。自分と似た研究をしているブースに私は非常に興味を持ち、早速質問を開始した。
 Kathrynさんによるこの研究は、水生のヒヤシンスを利用した汚染水中のヒ素の除去の実用性を検証することが目的だそうだ。私は、自分の研究との違 いや類似点を見つけられたらと思い、研究の詳細についての質問をしようとした。一例を挙げると、「What is the mechanism of arsenic removal?(ヒ素の除去のメカニズムはどのようなものですか?)と聞いてみた。しかし、内容が専門的だったということもあり、何度聞き返しても、結局理解できない部分が多かった。他にも、研究の細かい部分を知りたかったのだが、英会話があまりできず、結局、簡単なやり取りしかできなかった。私はとにかく英会話ができず、発表者と十分にコミュニケーションをとることができなかったことが悔しかった。しかしこれは逆に言えば、話せる英語1つあれば、世界の研究者たちとコミュニケーションをとることができ、自分の興味も研究内容も含め、自分の世界をどんどん広げられるということだ。英会話をきちんと勉強して、世界の研究者たちともっと会話したいと強く思った。
 ちなみにヒヤシンスによるヒ素の除去のメカニズムは、栄養となるリン酸塩を運ぶ機能を通し、ヒ素がヒヤシンスの上部に運ばれるというものだそうだ(この ことは、後でポスターをじっくり読んで、ようやくはっきり理解できた)。
 「What is your dream?(将来の夢は?)」と聞くと、「研究者になって、今のような研究を続けたい!」と力強く語ってくれたKathrynさんが、今も印象に残っている。
 次に、取材全体を通して受けた印象について、二つ書きたいと思う。
 一つ目は、自分の身近な部分や、日常生活と密接にかかわる部分に興味を持ち、研究を行っている人が多いということだ。例えば、「Removal of Estrogenic Compounds in Diary Waste Lagoons by Ferrate(VI):Oxidation/Coagulation」の研究を行ったJarrettさんに、「研究を始めたきっかけは?」と聞くと、「自分は農家で環境の汚染が農業に与える影響は、自分にとってとても重要なことだから」と答えてくれた。このように、普段から自分の身近な所に問題意識を向け、分からないことを分かろうと努力する姿勢は、とても大切だと思った。そのためにも、常に身のまわりの問題や不思議なことを、「なぜだろう。解決する(分かる)ためにはどうすればいいんだろう」と思う気持ちを忘れないようにしたい。
 二つ目は、発表者達は皆、自分の研究に誇りと自信を持っており、将来に大きな展望を持っているということだ。例えば、Jarrettさんは、「将来も科学者としてこのような研究を続け、農業に役立てていきたい」と語ってくれた。私は、今はまだ自分の将来の夢を自信を持って言うことがなかなかできないが、ISEFで出会った研究者たちのように、自分が本当に興味のあることをトコトン研究していけるような人になれたらと思う。
 私はISEFで、数学部門を主に見て回りました。ある程度覚悟はしていましたが、予想以上にレベルの高い研究がそろっていました。英語の不得手さもあり、ほとんど内容が理解できませんでした。しかし、今回の発表までに費やしてきた努力、ここまでた どり着くための目に見えないところでの苦労が展示から感じられ、想像できました。私が見る時には審査は既に終わっていたのですが、ブースにいなければいけ ない時間が過ぎても残っていて、訪れる人々にアブストラクトを配り、自分の研究を説明し続けているファイナリストもいました。私も数人と話をしましたが、 彼らは皆、人が良く、私のたどたどしい質問を理解しようとしてくれ、上手に聞き取れない私に根気よく話してくれました。私が日本出身だと知ると、いくつかの知っている単語で話しかけてくれる人もいました。彼らの姿を見ていると、成功する人間は才能だけでなく、人格も優れているのだと思いました。彼らにはこれからの学会、ひいては国際社会をリードするようになってもらいたいです。
 私はリポーターとして医療健康科学というカテゴリーを取材しましたが、医療や健康といった分野の知識がな く、さらに英語の力は中学生より下だと言えます。そのようなわけで取材前、心配でたまりませんでした。 
 そして実際に行ってみましたが、よく分かりませんでした。まず会話が続かないです。話しかけることはできても、相手の話が聞きとれませんし、こちらから も英語だとすごく簡単な質問しかできません。そのような状態で、なんとか取材らしきものができたブースについて書きたいと思います。
 一つめに行ったのは、老人や身体障害者がくつ下を履いたり、脱いだりする際、それを補助する器具の研究で、腰、足を動かさず、簡単に使用できる優れものでした。もう一つは、カレーにも使われているターメリックが体内のバクテリアを殺す効果があるというものでした。実際には薬でも殺すことはできるのですが、副作用があるため、副作用のないターメリックを使う方が良いらしいです。私にはこの二つしか、ある程度理解することができませんでした。一つめは実物をファイナリストの人が使って見せてくれたから。もう一つは、通訳の人がついてきてくれたおかげです。
 全体的にこの分野は、福祉、人体、食品の研究などかなり多様なもので、他に比べてかなり数も多く、全体をおおまかに見てまわるだけでも時間がかかりまし た。ファイナリストや見学客の熱心さから、多くの人々が健康に対して多大な関心を寄せているのだと感じました。日本でも近年は健康への関心は高まっていますが、世界的に見てもそうなのでしょう。
 会場に入った瞬間に感じたのは、JSECの時と似ている自由な感じでした。ブースの作り方は様々で、グラフが多いもの、写真が主なもの、文章だけのものなど、個性があふれていました。私の専門は植物ですが、微生物についても興味がありました。
 さっそく取材を開始したのですが、英語を話せないため研究内容をくわしく聞くことができませんでした。そこで筆談をすることにし、研究を始めたきっかけと研究の 中身を簡単に書いてもらうことにしました。私が取材した人の中には、「近ごろ、突然変異したウィルスが世界的に流行しているので、科学者になって早く病人たちを治してあげたい」という思いで、研究を始めた人がいました。さらに、「大きな暴動などによって苦しんでいる人を助けたい」という人もいました。私 は、外国の高校生が人のために一生懸命頑張っていることに感動しました。また印象に残っているのは、相手に研究を説明する姿に「伝えたい」という強い思いを感じたことです。ISEFに出場している人たちに共通しているのは研究熱心なことと、相手が理解してくれるまで、根気強く訴えることだと思いました。これからは、世界中の人たちに負けない強い思いを抱いて、研究活動に取り組んでいきたいと思います。
 宇宙科学の出展チームは、他の各カテゴリーに比べて少ない数だったが、その内容の濃さや重みは、その他と比べても遜色が ないような印象を受けた。探りを入れるために質問を試みるも、私自身の極度の勉強不足のせいで説明はさっぱりだった。だが彼らの丁寧に内容を説明しようとする言葉の一つひとつから、恐ろしいほどの熱意が伝わってきた。かろうじて分かった内容は、5年間のデータをもとに「空が落ちる」ように感じられるという結果が得られたというものや、火星で生命が生きられるかどうか、スペースシャトル内での大豆の種の育成などの研究である。
 「物理に国境はない!」――ISEFは私にそのことを教えてくれました。物理学は素粒子のようなミクロの世界から宇宙全体を包括するマクロの世界まで、幅広くカバーする非常に壮大な学問であり、ISEFでの出場ブース数も68と非常に多いものでした。言語も文化も異なった様々な国の ファイナリストが、様々な研究を発表していました。皆、それぞれ非常にユニークでオリジナリティーにあふれていましたが、共通していることもあったと思い ます。それは、世界のどこに住んでいるかにかかわらず、物理を真剣に楽しむ姿勢でした。自分の研究を説明する時の彼らの目は皆輝いており、私も彼らのような情熱を持って研究を行ってみたいという気持ちになりました。
 私が取材した電磁力を用いて物体を加速する、コイルガンの研究では、ファイナリストが私の質問に対し、工夫した点を説明してくれました。私もコイルガンの自作を考えていたこともあって、非常に話がはずみました。国境など関係なく、同じ物理を好きであるということに不思議な感動を覚えました。物理を含め、世界学問といえる科学は、今後ますますグローバル化が進んでいくでしょう。科学を志す者として、世界的な視野を身につけ、外に向いた視点で物理の研究を行っていくことが必要であると実感しました。
 ISEFに参加して初めに感じたのが言葉の壁でした。英語が得意でない私は、興味があるブースを発見しても、うまく質問できないことがたびたびありました。言葉が伝わらないのならブースだけでも良く観察しようと思いました。見る前は、世界中からたくさんの人々が来ているのだから、いろいろなタイプのブースがあるだろうと思っていました。しかしファイナリストが作ったブースは、内容が違うことをのぞけば、見た目の作りかたが同じで、特徴を言えばムダな物は置かず、文章を短くして、グラフや写真もあまり数を使っていませんでした。 
 しかし何より一番に感じたのが、ファイナリストの一生懸命な気持ちでした。英語力のない私に自分の研究を知ってもらおうと、必死で説明してくれる彼らを見ていると心打たれるものがありました。自分の研究を知ってもらおうとする一生懸命な気持ちは、言葉が通じなくても理解しあえるものだと思いました。私はおもに動物学のブースを見てまわりましたが、研究内容はどれもすばらしく、「本当に同じ高校生がやっているのか?」と思わされるものばかりで、自分も負けていられないと良い刺激になりました。
 私はJSECファイナリストをリポートすることになり、他の人たちは英語で質問しなくてはいけない中、日本語で質問できるということでしたが、意外に大変でした。JSECファイナリストたちの人気が高く、質問できるタイミングが限られていたからです。
 ファイナリストのなかで特にすごいと思ったのが、10年間の継続研究を発表した幸喜未那子さんです。研究もさることながら、民族衣装を着て、他国の人たちにアピールしていました。「楽しく発表できて良かった」と話してくれました。
 次に、数え切れないぐらいのバッチを服につけて注目を浴びていた、越野沙織さん。発表中、表情がいきいきしていて、自分に自信を持っている印象でした。「審査員の話すスピードが早くて大変だったが、それ以上にコミュニケーションをとれることができてうれしい」と笑顔で話してくれた。最後はファイナリストの中では唯一のチーム参加だった大門高校チーム。身近な不思議を元に研究に取り組んだということだが、内容はとてもレベルが高い発表でした。「英語で発表するのは難しいけど、頑張ったからか、審査員も興味を持ってくれていたようだった」とコメントしてくれた。
 このように3チームとも全力を発揮して発表していて、その表情はみな自分に誇りを持っているようで、とても素晴らしかったです。
 見事「Agilent Technologies」賞を獲得した、日本代表のファイナリスト幸喜未那子さん。「河川浄化システムの提案」を研究テーマに小さな体で頑張りました。「受賞できるとは思っていなかったので、壇上に上ったときは実感がわかなかった。けれどその後取材を受けている内に実感がわいてきた」とコメントをもらいました。将来は、今回のような自分の研究や経験を生かして研究職に就きたいそうです。
 コンピューター分野のNo.302アランくんとジョンくんは「American Association for Artificial Intelligence」賞を獲得しました。アメリカのオークランド代表として参加したこの2人は、さわやかな笑顔で研究内容を丁寧に教えてくれたので、とても印象に残っています。
 エンジニア分野のNo.035「Power for the Poor」を研究テーマに、南アフリカの代表として参加したピーターくんは、「Ricoh」賞を獲得しました。残念ながら、本人から研究内容について話を 聞くことはできませんでしたが、ここの研究は、電力が不足している国のために安価で、環境にもやさしい水力発電の循環システムを独自に作り出したというもの。オリジナリティーにあふれていて、その発想に驚きました。これらの他にも様々な研究がそれぞれ受賞していましたが、とにかく研究のレベルの高さ、ファイナリストたちの発想力にとても驚きました。


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