5月11日から17日まで、米ジョージア州アトランタで開催される国際学生科学・技術フェア、ISEF2008。世界各国・地域の高校生が科学・技術分野の自由研究を競うこの祭典に「日本代表」として出場するファイナリストたちが、3月25日から5日間にわたって「ISEFプログラム研修」を受けた。
 朝日新聞東京本社での初日プログラムには、JSEC2007で優秀な成績を収めISEF2008への出場権を獲得した3組が参加。英語での研究発表に備えて、実践的なプレゼンテーション術を学ぶためだ。
 3組それぞれが日本語と英語で研究発表を行い、ヒューマン国際大学機構のジェーン・マーティン講師や川島由夫学長らから英語でのプレゼンテーションにおけるさまざまなアドバイスを受けた。ISEF参加経験を持つJSEC同窓生たちが体験談をもとに具体的に助言した。ファイナリストたちは自分たちの課題に気づくとともに、世界の舞台に立つという実感を強め、ますます意欲を高めていたようだ。
 2日目からは、ISEFのタイトルスポンサーであるインテル株式会社東京本社で研修が行われた。期待と興奮を胸に、プレゼンテーションの練習にはげむファイナリストたち。いよいよラストスパートだ。
 
 
 
「本格的にプレゼンテーションの手法を学ぶのは初めてなので、とても勉強になりました。今までの『自己流』を改善して、審査委員の方々にきちんと理解してもらえるよう『親切な話し方』を心がけようと思います。ISEFでは、同世代の『天才』に会えるのではないかと、国際交流を楽しみにしています」
 
 
写真左・清本さん「JSEC同窓生の話を聞いてISEFの審査会の様子がイメージしやすくなりました。完璧(かんぺき)に準備していきます」
写真中央・吉村さん「小原さんや町出さんの発表に刺激を受けました。話の運び方、表情豊かな話し方など、自分たちももっと工夫しなければと感じました」
写真右・谷口さん「熱心に指導してくれた先生への恩返しのために、ISEFでは1等賞をめざします」
 
 
「先生方に『発表しているときの姿勢も大事。体の正面をポスターではなく審査委員に向けて』と指摘していただき、つねに相手を意識することが重要だと気づきました。ISEFでは、悔いのないよう自分の力を出し切って、精いっぱい楽しみたいと思っています」
 
   
■ヒューマン国際大学機構講師のジェーン・マーテインさんは、「審査委員の興味を引きつけるような話し方を」「TH、F、V、R、Lの発音に特に注意して」などアドバイス。「人前で話すことは『技術』なので、とにかく練習を重ねるのみ。やる気に満ちたみなさんなら、きっと良い発表ができるはずです」とエールを贈った。 ■ヒューマン国際大学機構学長の川島由夫さんは、国際交流の魅力などを話した。「海外の高校生たちと積極的にコミュニケーションを楽しむことは、これからの人生を広げる体験になります。言葉は違っても、科学・技術という共通の話題を持っていることは大きな強み。ISEFを機会に、国境を越えて飛躍してほしい」と話した。 ■アドバイザーとして応援にかけつけたJSEC同窓生たちは、「自分の研究をいちばん理解しているのは自分。つたない英語でも、ハートがあれば伝わります。自信を持って楽しんで発表してきてください」とファイナリストを激励。また、科学・技術を通して世界の高校生たちと交流できる華やかなISEFの興奮を伝えた。




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