― 創造的な科学技術で夢をかたちに ―
  室蘭工業大学は、自然豊かなものづくりのまち室蘭の環境を活かし、総合的な理工学教育を行い、未来をひらく科学技術者を育てるとともに、人間・社会・自然との調和を考えた創造的な科学技術研究を展開し、地域社会さらには国際社会における知の拠点として豊かな社会の発展に貢献します。
【取組の概要】
  室蘭工業大学は、幅広い教養と国際性、深い専門知識、さらに創造性を持った科学技術者を育成することを第一の使命としております。「科学技術を活用し創造する者としての倫理観と社会的責任を有する技術者を養成する」とする本学の教育目標の達成には、技術者倫理教育の全学的な実践が不可欠です。
  技術者倫理の浸透には、学生が主体的に、幅広い分野における事例研究を通して学ぶことが重要です。そこで本取組では、各学科の教員がそれぞれの専門分野に立脚した教材をオムニバス形式で講義しております。そして学生は少人数によるグループワークにより、積極的に事例を発掘、調査、検討、発表、討論する総合学習の構築に取り組んできました。これにより技術者倫理への理解力、自主的学習力、コミュニケーション能力等の向上も図られております。さらにはこれらの教育内容充実のため、学生が自主的に学べる場としてのe-Learning援用システムの開発をおこなっております。
【教育効果をあげるための工夫】
1.工学専門教員による授業
専門性を有する教員によるオムニバス授業により、対象とする事例を深く掘り下げ,また幅広い専門知識を得る。
2.ジレンマ擬似体験
授業で実際に起きた事例を扱い、ジレンマを擬似体験させて倫理的思考を涵養する。ロールプレイ,階層構造解析。
3.学生参加型授業
協同学習、グループ討論、グループ発表などの学生参加型授業で、コミュニケーション能力等を高める。TA(ティーチング・アシスタント)の活用。
4.補助教材の活用
e-Learningシステムを援用し技術者倫理の理解を高める。

  本取組の最大の意義は、受講生が全ての工学教育のベースとなる技術者倫理について理解し、倫理的ジレンマに対する対処能力を向上させることです。そのための効率的な手法として、少人数グループワークによる事例の発掘、調査、検討、発表、討論という過程により、単なる講義手法では効果の期待できない学生の自主性、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、論理的思考能力の向上等、総合学習としての教育効果を図ることができます。学生がグループワークとした事例を次に示します。
【学生が選んだ事例】 平成17,18年度 67件
回転ドア事故、チャレンジャー号、コロンビア号、JAL整備不良、スカイマーク、中華航空機墜落事故、JAL墜落事故、耐震偽装、コンクリート問題、Winny、脳死、オウム、チェルノブイリ、マンハッタン計画、JCO、もんじゅ、美浜原発事故、遺伝子組換え、非加熱製剤、発明の光と影、ロボット問題、四日市ぜんそく、水俣病、松下電器温風器、シンドラー社エレベーター、生物兵器、731部隊、ES細胞捏造、カネミ油症、雪印乳業食中毒、アラスカパイプライン事故、など  (順不同)
【今後の実施計画】
1.技術者倫理教育のPDCAサイクル
  ・ 技術者倫理シラバス検討委員会
  ・ 室蘭工業大学技術者倫理研究会
  ・ 北海道技術者倫理研究会
2.全国的な経験交流(シンポジウム・ワークショップ)
  ・ 事例研究
  ・ 評価法
  ・ 教材開発
3.補助教材としてのe-Learningシステムの構築
  ・ 非同期コンテンツ
  ・ 北海道大学・苫小牧工業高校専門学校との同期コンテンツ
4.双方向授業の機器充実と教室の改善

【お問い合わせ先】
〒050-8585 北海道室蘭市水元町27番1号 電話:0143-46-5104(教務課)
室蘭工業大学ホームページ:http://www.muroran-it.ac.jp/

ニュースの詳細は朝日新聞へどうぞ。購読の申し込みはインターネットでもできます。
asahi.com に掲載の記事・写 真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 著作権 | リンク | プライバシー | 広告掲載と注意点 | アサヒ・コムから | 朝日新聞社から |
Copyright 2006 Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.