「大学教育の改革」に向けた取り組み平成20年度 文部科学省 教育GP等特集

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奈良女子大学 大学院教育改革支援プログラム
女性の高度な職業能力を開発する実践的教育(人社系)
理系の実践型女性科学者育成(理工農系)

女性の高度な職業能力を開発する実践的教育(人社系)

【事業概要(人社系)】

女性の職業能力を開発する実践教育 概念図
女性の職業能力を開発する実践教育
概念図
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【目的】実習・実践的教育による能力の養成

 伝統ある研究者養成に加え、高度な専門的能力を養成するための実習・実践的授業を展開します。これによって、男女共同参画社会をリードする意欲と能力を備えた女性を社会に送り出します。

【プログラムの特徴】

文系・理系を総合した実践的科目群を展開!

 本プログラムの基本的な特徴は、本学の総合力を生かし、社会・文化・人間・環境・生活に関する専門的教育研究を実践する過程において、文系と理系の両分野を統合しながら、実習・実践的な側面を強化することにあります。

 そのために、各領域で「実践基礎」「実践応用」科目群を展開し、調査やフィールドワークを基礎に情報処理・分析や制作、企画・マネジメント、表現・プレゼンテーション等の能力、およびそれらを発信するコミュニケーション能力などを養成します。

イニシアティブ授業を継承し、各授業をブラッシュアップ!

 具体的には、第一に、高度な専門的知識を提供する現在の専門基礎、専門応用の2つの科目群について各々の授業の改善を図ります。また、主として研究者養成を念頭に置いた「魅力ある大学院教育」イニシアティブ「生活環境の課題発見・解決型女性研究者養成」事業におけるマネジメント能力を養成する授業や自主的活動の促進事業等を継承します。

具体的で関心に密着する実践基礎科目群!

 第二に限定された課題や能力に関わる、比較的短期で展開する実践基礎科目群を強化・新設し、技術・技能の開発・伝達をめざします。たとえば、古文書の読解能力を高める、文化財のAV機器による撮影・編集・記録の能力を高める、高齢者のQOLを高める住居設計のノウハウを得る、等の授業が考えられます。

 この授業は、専任教員のみでなく、その指導のもとに、修了者や上級学年の学生によるTA、社会人などを補助的な講師として招へいして、展開されることがあります。これによって、学生が参加する授業を展開し、教育と研究の繋がりを強化します。

専門的能力を磨き上げる実践応用科目群!

 第三に、従来の演習を転用あるいは新設して実践応用科目群を作り、1年生の後半から2年生にかけての時期を中心に密度の濃い実践的学習を行います。この科目群には、現地調査やフィールドワーク、制作実習など、座学ではない実践的な教育を行う授業が含まれます。

 たとえば、高校教科書の記載を批判的に検討し、現代的教育ニーズに応えるテキストの記述をめざす「文化史総合演習」、あるいは奈良地域の文化資源の記録と紹介を各種メディアによって行い、発信することをめざす「地域・文化資源コンテンツ制作実習」、ヒトの身体や心の機能をトータルにとらえ評価する力を養う「人体機能計測実習」、さらに都市・集落・住居の環境を総合的に解析する「フィールドサーベイ」、それに基づいて実践的な計画・提案を行う「環境プランニング演習」、などを展開します。

学生の意欲を高め、自主的な活動をバックアップ!

 さらに、自主的な研究会・セミナーや本学の地域貢献事業、たとえば地域女性リーダー育成事業などの企画と運営に参加する機会を設けることによって、生きた能力が身に着くことをめざします。上記の授業や機会を系統的に活用することで、着想と提案の意欲と能力を備え、実践型の企画・マネジメント能力等に秀でる女性を社会に送り出します。

理系の実践型女性科学者育成(理工農系)

【事業概要(理工農系)】

基礎科学を基盤とする 高度専門職業人養成
基礎科学を基盤とする
高度専門職業人養成
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[取組の概要] 

本プログラムは、平成18年度に採択された魅力ある大学院教育イニシアティブ「先端科学技術の芽を生み出す女性研究者育成」の発展形です。イニシアティブは理系の女性研究者の育成を図ってきましたが、今回のプログラムは研究者のみならず理系の実践型高度専門職業人育成にも対応したものです。

本教育プログラムは、専門知識を授ける科目に加えて、以下のような能力向上を図る科目を配置して、実践型女性科学者を育成していきます。

  1. 1.英語能力・プレゼンテーション能力向上
  2. 2.学生の自立的企画力向上
  3. 3.女性科学者としての目標設定
  4. 4.インターンによる知識を実践に応用する能力向上
  5. 5.グループワークによる表現力、交渉力の向上

1から3までに対応する科目は、イニシアティブの科目として開講されています。4と5に対応する科目を今回新設しました。

[取組の内容]

奈良女子大学は、文学部、生活環境学部、理学部の3学部体制です。大学院では、3学部の上に、ひとつの研究科「人間文化研究科」があります。本プログラムは、博士前期課程の物理科学専攻、情報科学専攻、数学専攻と博士後期課程の複合現象科学専攻が取り組むものです。複合現象科学専攻は、物理科学専攻、情報科学専攻、数学専攻の構成員により運営されている専攻です。情報科学の知識、物理学的な考え方、数学的思考能力は、知識基盤社会において重要です。本プログラムでは、新しい社会構造の中で、活躍できる女性を育成します。

本プログラムでは、双方型インターン実習(博士前期課程)、企画インターン実習(博士後期課程)という学生が主体的に実行する新しいタイプのインターン科目を配置して、知識基盤社会ですぐに活躍できる女性を育てます。また、グループワーク演習(博士前期課程科目)では、容易に答えの出ない問題などを課題として討論等を行い表現力や交渉力を養います。

本プログラムでは、表のように科目をいくつかの群に分け、科目の役割を明確にしています。このような科目群による教育課程に基づく指導を適切なプロセス管理の下で進め、社会から求められる実践力をもつ高度な女性専門職業人の育成という教育目標の実現を図ります。

博士後期課程
科目群名 目的 科目名
論文作成科目群 論文作成を指導する 博士論文執筆指導
実践科目群(新設) 実務力、企画力を培う 企画インターン実習
キャリア形成科目群 キャリアの目標設定を助ける 女性先端科学者キャリア実習
英語能力、プレゼン能力を向上させる 海外英語実習
企画力を培う 院生企画セミナー、情報発信セミナー
専門横断科目群 学際分野への応用力を培う 現象構造解析特論など
専門コア科目群 専門知識を授ける 上の科目以外の多数の科目
博士前期課程
科目群名 目的 科目名
論文作成科目群 論文作成を指導する 物理科学特別研究など
実践科目群(新設) 実務力を培う 双方向型インターン実習
コミュニケーション力、交渉力を培う グループワーク演習
キャリア形成科目群 キャリアの目標設定を助ける 女性先端科学者セミナー
英語能力、プレゼン能力を向上させる 科学英語プレゼンテーション
専門横断科目群 学際分野への応用力を培う 現代数学概論など
専門コア科目群 専門知識を授ける 上の科目以外の多数の科目
【お問い合わせ先】
国立大学法人奈良女子大学広報企画室
住所:〒630-8506 奈良市北魚屋東町 奈良女子大学総務・企画課
奈良女子大学ホームページ:http://www.nara-wu.ac.jp/ 
関連ホームページ:http://www.nara-wu.ac.jp/news/H20news/080911/080911.htm