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Woman's Talk

40歳からは心のメガネをかけて

浜島 直子 さん(モデル)

[2016.07.06]

絵本を作るのは夫婦の夢でした


専属モデルをしている雑誌『LEE』だけでなく、「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターや「あさイチ」のコメンテーターなどテレビやラジオでも活躍中のモデルの浜島直子さんは、“阿部はまじ”名義で2冊の絵本を出している。阿部はまじ、とはご主人で映像作家のアベカズヒロさんと浜島さんの通称・はまじを合わせたもの。

「結婚当初から二人で絵本を作るのが夢だったんですよ。ただ二人とも絵心がなくて(苦笑)。お話のネタだけはずっとストックしていたんですけどね」

その夢は、結婚から10年以上を経て、イラストレーターの平澤まりこさんとの出会いで実現。

「言葉のリズムやおしゃれな空気感に注意を払った」という1作目の『森へいく』(2012年10月)に続く2作目『しろ』を、4月21日に出版した。様々な色と巡り合っていく「しろ」の物語。

「『しろ』のストーリーを考えていたのは妊娠中。子どもは産み落とした瞬間から一人の個になって、いずれは自分の価値観と物差しで全てを決めていくことになる。自分が何者で、何を好きかがちゃんとわかって、なおかつ他の人も認めてあげられる子になってほしいね、と主人と二人で話しながら考えていました」

結婚して17年。同じ血液型だが、ご主人は几帳面(きちょうめん)で浜島さんはズボラと性格は違う。「喧嘩(けんか)も多いけど、原因は忘れちゃうくらいくだらないこと。険悪になることはない」と見せる笑顔に、仲の良さがにじむ。2014年10月の長男誕生後は、お互いに時間の融通がきくフリーなこともあり、協力しながら子育てを続けている。

「息子の笑顔を引き出そう、守ろうといつも二人で考えてます。ただ、穏やかで、なんでも楽しめる主人も、最近は、“仕事をする時間、一人で映画を観(み)る時間が足りない”と話していて……。交代で休むとか、お互い息抜きをしながら幼稚園まで頑張ろうね、と話しています。疲れちゃうと、可愛い息子を、心の底から可愛いと思えない瞬間も出てきちゃうので(笑)」


毎日の積み重ねが大事

スカウトをきっかけに18歳でモデルデビュー。20代の頃は、どうしたら自分と洋服をすてきに見せられるかと「表面ばかりを気にしていた」。しかし30代で雑誌『LEE』の専属モデルになって、意識が変わった。

「盒彊蠡紊気(故人)や雅姫さん、伊藤まさこさんのようなすてきな先輩たちと出会って、うまくやろうと思わなくても、ちゃんと自分が成長できれば、自然な動きで服のシルエットも見せられる、と気づいたんです。それから内面やライフスタイル全般に目を向けるようになりました」

そして間もなく40歳になる。

「40代はごまかしのきかない年齢だから、内面から滲(にじ)み出るものを、自分で育てていきたいです。そのために何をするか? ご飯を炊いて、お味噌(みそ)汁作って、それを家族と食べて、近所の方と挨拶(あいさつ)をしてという毎日の小さなことの積み重ねが、大事な気がします。穏やかな気持ちで過ごしていると、ものを見る目線は変わってくると思う。40代からはこれまでとは違う、内面の奥行きを見る心のメガネをかけて、生活していきたいですね」

浜島さんの飾らない雰囲気は、スタジオ中をも明るくする。「母によると蛇の抜け殻を首に巻いて遊んでいたらしい(笑)」という幼い姿が、容易に想像できる伸びやかさ。でもそれが生まれ持ったものだけとは思えない。

「現場がいい雰囲気じゃないと、私はカメラの前で上手に笑えないんですよ。スタッフを含めみなさんが、それぞれの力を最大限発揮するためにも、リラックスした空気が大事だと思うし、なるべくコミュニケーションをとるようにしています」

おおらかなだけでなく、細やかな人なのである。

(撮影:宮本直孝/文: 木村由理江/ヘアメイク:吉岡美幸)

浜島さんへQ&A

いつもバッグに入っているものは?
お財布、リップ、ハンカチ、ティッシュ、携帯。いつもちっちゃいポシェットにそれだけ入れています。仕事に行く時はそれプラス手帳ですね。
好きな場所は?
我が家のリビング。お気に入りの3人掛けのソファで息子と寝転んでゴロゴロしたり、グデッと座ってテレビを観たり、仕事の書きものをしたりしています。
好きな花と色は?
金木犀(きんもくせい)かな。あの香りを嗅ぐと、秋だな、誕生日だな、と思う。本来、赤が好きですが、今好きなのは白。子育て中はなかなか白い服が着られないので、たまに白い服を着ると嬉(うれ)しいです。

はまじま・なおこ
1976年、北海道札幌市生まれ。高3の17歳の夏にスカウトされて、18歳で雑誌『mc Sister』の専属モデルとしてデビュー。その後、TBS「世界ふしぎ発見!」ミステリーハンターなど、テレビ・ラジオにも活動の幅を広げる。2009年から『LEE』の専属モデルに。またNHK総合「あさイチ」、TBS「暮らしのレシピ」などに出演するほか、ラジオ、執筆など多方面で活躍。1999年、23歳の時に映像ディレクターのアベカズヒロ氏と結婚し、2014年10月に男児を出産した。


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