Life Style
2019.3.17
PR

日本医師会会長 横倉義武先生に聞きました
ボンマルシェ アンバサダー座談会

今こそ、改めて、“かかりつけ医”を持つすすめ

「あなたは“かかりつけ医”を持っていますか?」

ボンマルシェ アンバサダーの事前アンケートでは、「持っている」44%、「持っていない」56%の結果に。数字だけ見ると“かかりつけ医”を持っている方は多いようですが、「それが本当に“かかりつけ医”といえるか不安」という意見も多数。健康で幸せな長寿を目指すには、“かかりつけ医”の存在は大切!6人のボンマルシェ アンバサダーが横倉義武先生に聞きました。

(撮影:矢野美穂/イラスト:加藤木麻莉/取材・文:角田奈穂子)

横倉 義武 先生
よこくら・よしたけ
日本医師会会長、社会医療法人弘恵会理事長。地域に寄り添うまちづくりをモットーに福岡県で医療に従事。現在は日本医師会会長として、かかりつけ医を中心とした医療提供体制の構築に尽力している。

ボンマルシェアンバサダーのアンケートから(n=93)

“かかりつけ医”とは

なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師のことです。日本医師会では、かかりつけ医を持つことを呼び掛けるとともに、医師にもその機能を維持・向上してもらうため、研修会を開催しています。

──まずは、“かかりつけ医”について、みなさま、どんなイメージをお持ちですか?

田村さん 子どもの頃から通い続けている病院の医師というイメージがあります。

清水さん 娘の喘息で総合病院に通っているんですけど、先生が替わっても同じ病院なら“かかりつけ医”と呼べるのか迷います。

渡邊さん 今、私と子どもが定期的に通院している耳鼻科の医師が“かかりつけ医”かなあ? と思ってはいるんですけど……。

横倉会長 “かかりつけ医”は、健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる、身近にいて頼りになる医師のことです。特定の医療機関や診療科に限らず、すべての医師が対象になります。この医師なら頼りにできると思う医師が“かかりつけ医”なのです。

田村さん 実は、私が直近で病院に行ったのは2年前です。そんなに間が空いていても“かかりつけ医”と思っていいんですか?

横倉会長 診療記録である「カルテ」は法律では5年間、医療機関が保管することになっています。ですが、実際はそれ以上、保管している場合が多いです。間が空いても臆することはありません。堂々と“かかりつけ医”と思ってください。

吉岡さん 私は丈夫で病院に行くことがほとんどなくて、思い当たる医師がいません。それでも今から“かかりつけ医”を探したほうがいいんでしょうか?

横倉会長 日常的に“かかりつけ医”が必要に迫られるのは60代以降が多いですから、焦らなくても大丈夫ですよ。ですが、1年に1回は健康診断等をぜひ受けていただきたいですね。健診では医師の診察もありますから、“かかりつけ医”を見つける絶好のチャンスにもなりますからね。

──最近はインターネットで医療情報を探す方も増えていますよね?

横倉会長 ネットの情報は玉石混交です。それが正しいことかみなさんが判断するのは難しい場合も多くあります。やはり医療機関に行って、直接、医師と話をしてもらいたいと思います。

──自分に合う“かかりつけ医”かどうかは、どう判断すればいいのでしょうか?なかなか判断に迷うことも多いのですが?

横倉会長 医療は人が人に行う行為ですから、相性が大切なポイントになるでしょうね。「この医師は相談しやすい」と思える安心感も大きな判断材料の一つですし、治療方針や通院のしやすさも判断材料ですね。ご自分のライフスタイルや家族構成なども考慮して、どういう医師にかかりたいかを決めていただきたいです。

松永さん 先日、内科に再診で行ったら初診と違う医師で少しとまどいました。婦人科は同じ医師にずっとかかりたいと思うのですが、内科などは判断に迷ってしまいます。

横倉会長 同じ医師にかかりたいと思われたなら、事前に診療時間を調べてから行くといいですよ。つきあいの長い“かかりつけ医”になると、そういう情報も聞きやすくなります。一度で決めようとせず、何回か受診してみると、ご自分との相性が判断しやすいと思います。

和田さん 平日は会社の近く、土曜日曜は自宅の近くの医師を受診するというようなことをしてもいいんでしょうか?

横倉会長 “かかりつけ医”は一人とは限りません。検査結果やなんの薬を飲んでいるかなどの情報を医師の間で共有してもらったほうがいい場合がありますから、ご自身で医療情報をきちんと医師に伝えられるようにしておくことが大切です。

──患者も主体的に医師とコミュニケーションをとることが大切なんですね。

横倉会長 はい。診察では患者さんのお話も 参考にしながら、病気を診断していきますから、会話はとても重要です。

田村さん 初めて小児科に行ったとき、子どもの熱が出た時間をちゃんと答えられなくて、医師に叱られてしまいました。その時はちょっと怖かったのですが(笑)、でも後で考えたら、親が子どもの症状をちゃんと把握しておくことの大切さを説いてくださったんだと反省しました。以来、病状の変化や食事などを細かくメモして 医師に伝えるようにしています。

横倉会長 お子さんの場合は、大人以上に病状の変化がとても大切な情報になります。小児科の医師は「保護者教育」に対する使命感も持っていますからね。それで真剣に叱ったのかもしれませんよ。

渡邊さん 私も限られた診療時間でも伝えられるように、情報を整理してから受診しています。

横倉会長 とてもありがたいことです。病気と闘う主役は患者さんです。サポート役の医師など、医療関係者との共同作業で病気を治していく、という意識を持っていただければ、“かかりつけ医”と今以上によりよい信頼関係が築けると思います。

──横倉会長、みなさん、ありがとうございました。

参加したアンバサダーの感想

吉岡有紀子さん 「ついつい家族優先で自分が後回しだったので、健康と“かかりつけ医”を考えるいい機会になりました」

渡邊啓子さん 「婦人科には長い間、行っていないので、久しぶりに行かなければ、と思いました」

和田真紀子さん「受けられる健康診断はきちんと受けて、いざというときの備えにしたいです」

清水友子さん 「“かかりつけ医”探しは少しずつやればいいんだと安心感と勇気をいただきました」

田村智子さん「“かかりつけ医”と信頼関係を築くために、患者が主体者になることが大切なんだと学びました」

松永美咲さん 「健康で元気なうちから、自分の体のことを考えるようにしたいと思いました」

司会・進行 田村 あゆち さん
フリーアナウンサー。テレビ・ラジオ出演のほか、理系のバックグラウンドを活かし、健康・医学系のシンポジウムのコーディネーターも務める。

「患者と医師といっても人と人のつながり。相性がいいと思える医師といい関係をつくって幸せな長寿を目指しましょう!」

横倉会長からのアドバイス

Point1
“かかりつけ医”がいればこんなメリットがあります

  • ささいな体調不良も気がねなく相談できます。
  • 患者さんのちょっとした変化に気づきやすく、病気を早期発見しやすくなります。
  • 病歴やアレルギーの有無なども把握しているので、より的確な診断を受けられます。
  • 詳しい検査が必要な場合などは専門医を紹介してもらえます。

Point2
“かかりつけ医”を見つけてもっと上手につきあうには

  • まずは医療機関を受診し、実際に話してみましょう。
  • 「相談しやすい」「通院しやすい」と感じた医師を選んでください。
  • 自分の信頼できる医師が“かかりつけ医”であり、1人とは限りません。
  • 受診する際には、体調や相談内容をメモにまとめて持参するように心がけましょう。

Information

「いい医療の日」ロゴマーク募集!!

日本医師会キャラクター
「日医君」

より良い医療のあり方について国民と医師とがともに考えることで、更なる国民医療の向上に寄与していくことを目的として、日本医師会の設立記念日である11月1日を、「いい医療の日」に制定しました。

そこには、この日をきっかけとして、改めて、ご自身やご家族の健康について考えてもらいたいとの思いも込められています。

この「いい医療の日」を、より多くの方々に知っていただくため、ロゴマークを募集することになりました。

【募集作品】
広報活動・メディア等で使用するロゴマークを募集。明るく、親しみのもてるロゴマークを制作し、その制作意図を添えてご応募ください。
【応募資格】
プロ・アマ問わず、どなたでもご応募可能です。(個人、法人、グループいずれも可)
【賞金】
最優秀作品10万円
【応募方法】
郵送またはメールでご応募ください。詳細につきましては、日医公式ホームページをご覧ください。
【WEB】
【募集期間】
2019年3月1日(金)~6月28日(金)まで(必着)