Travel
2017.08.02

誰もがうらやむ絶景の旅へ― ウユニ塩湖とボリビアの魅力

《On Her Skin》写真:清水朝子

南アメリカ大陸のほぼ中央に位置するボリビア多民族国。ご存知ウユニ塩湖は、新潟県に匹敵する広さの真っ白な平地。とくに12月〜4月の雨期には、薄く水が溜(た)まり、ここでしか見られない“天空の鏡”が広がります。一生の思い出に残る旅を、計画してみませんか?

(構成・文:安藤菜穂子/《On Her Skin》以外の写真提供:阪急交通社)

写真家プロフィール

しみず・あさこ
日本大学芸術学部写真学科卒業。マガジンハウス勤務後、写真家として独立。ウユニ塩湖で撮影した作品《OnHerSkin》で2007年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。2015年フランス・パリのNextLevelGalerieにて個展「Storyteller」を開催。

Uyuni salt lake [ウユニ塩湖]
行った人だけが撮影できる“天空の鏡”の絶景写真

ウユニ塩湖は世界的に流行のトリックフォトの聖地。乾期だけでなく雨期も水の少ない場所は可能。遠近感が少なくなるため、様々なアイデアが試せる。

見渡す限り、平らで真っ白な大地。その広さはなんと新潟県の面積に匹敵します。ウユニ塩湖は、かつて海の底にあった大地が急激に隆起して6000mを超えるアンデス山脈を形成した、地球のダイナミックな営みによって作られました。標高は、富士山とほぼ同じ3650mです。地中に残された塩分が約2万年前の氷河期の終わりに溶けた水と混ざり合って大量の塩水となって溜まり、水分が蒸発して、このような塩の大地が生み出されたのです。100km四方で高低差が50cmしかないという調査結果もあり、“世界で最も平らな場所”ともいわれています。そのため、雨期となる12月〜4月にはうっすらと溜まった水に空が映り込み、広大な“天空の鏡”が出現します。この景色に包まれたら、写真を撮らないわけにはいきません。右上の写真《On Her Skin》を撮影した写真家の清水朝子さんはアドバイスします。「気軽なスマートフォンもいいのですが、そう何度も行けない場所なので、コンパクトデジタルカメラや一眼レフに挑戦してみては。プリントして飾るなら、断然こちらのほうがおすすめです。雨期の場合はカメラを落とさないよう、ストラップは必須。しゃがんだ時にカメラが水に浸(つ)からないよう、ストラップは短めに、斜め掛けで持つといいですよ」。雲の上を人が歩いているような浮遊感のある写真や、空にも大地にも星がまたたく夜空の写真など、一生の思い出に残る自分だけの1枚がきっと撮影できるはず。周辺に何もない平地だからこそ撮れるトリックアート写真も楽しい!ここで採れる塩のブロックを積み上げた壁だけでなく、ベッドやテーブル、椅子などの家具までもが塩でできている「塩のホテル」に宿泊するのも、ウユニ塩湖ならではのスペシャルな体験です。

夕景や満天の星空の夜景では、まるで宇宙にいるかのような気分が味わえる。撮影したい人は、ぜひ三脚を持って行こう。 撮影:内藤聡介

ウユニ塩湖の周辺には、壁や家具が塩のブロックで作られている通称“塩のホテル”が3軒ある。ユニークなインテリアはもちろん、ウユニ塩湖に近いため、朝日や夕日、夜景などを楽しめるロケーションも魅力。

Nuestra Señora de La Paz [ラパス]
ボリビアの美しい街“天空の宝石”ラパス

ボリビアの魅力は、ウユニ塩湖だけではありません。中南米諸国のなかでも先住民人口の比率が55%と高く、鮮やかな色彩の民族衣裳をまとった人々や、彼らが手づくりする民芸品、フォルクローレ音楽など、古くからの民族文化が色濃く感じられます。実質的な首都機能を持つ街ラパスは、いちばん低い中心部でも標高3600mと富士山の山頂と同じくらいの高地にある、すり鉢状の街。中心部と周辺部では高低差が700mもあります。周辺部から見下ろす夜景は“天空の宝石”と呼ばれ、息をのむ美しさ。中心地から一気に登れるロープウェー「テレフェリコ」もあります。ラパスに近接するエル・アルト空港は、標高4071mに位置する世界最高標高の国際空港。酸素量が少なくエンジンの燃焼効率が低下するため、4000mと長い滑走路が整備されています。空気が薄いことで影響を受けるのは、人間の体も同じこと。楽しく旅を続けるために、激しい運動は避け、まめに水分補給するなど、高山病対策をしっかり行いましょう。医療用酸素ボンベを備えたツアーに参加すると安心です。ボリビアは、時間をかけてはるばる訪れ、慣れない環境に身を置いてもなお、一生に一度は旅をしたい魅力にあふれた国です。

宝石を散りばめたようなラパスの夜景。空気が澄んでいる高地だからこそ、街の灯りがくっきりと見える。

阪急交通社 ウユニ塩湖ツアー説明会開催!

日程
  • 8/5(土) 11:30〜12:40
  • 8/23(水) 12:00〜13:20

現地視察した企画担当者が、ツアーの魅力と準備について詳細にご説明。入場無料。

場所:東京都港区新橋3-3-9 KHD東京ビル2階
お問い合わせ:阪急交通社 TEL:03-6745-5800

illustration by Akira Sorimachi

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