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提供 ソニーマーケティング株式会社
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色の魔法を楽しめる体験型コンテンツをご用意。色とりどりの土から生まれる不思議な陶器をご覧下さい。
左の写真をご覧ください。さまざまな色で彩られたこの壺(つぼ)の模様は、描かれたものではなく、土で作られたもの。色のついた土を組み合わせたり練り込んだりして模様を作る「練上手」という技法です。
練上手のもとになったのは、中国で7世紀に生まれたと言われる「練上(ねりあげ)」です。中国では「絞胎(こうたい)」という名で呼ばれていました。千年以上もの歴史を持つ焼物ですが、伝統的な練上には、ほぼ自然のままの土の色を生かした縞模様(しまもよう)や木目 (もくめ)、大理石のようなマーブル模様のものが多く、ここまで多くの色を使った作品はありません。その理由は、土と火と色の微妙な関係にありました。
焼き物は形を作った後、乾燥させて窯に入れ、焼き上げる間に収縮します。練上の場合、その収縮が大きな問題となります。土は、その色によって性質が違い、収縮率も違うからです。つまり、色が異なる土を組み合わせてひとつの焼き物を作ろうとしても、ひびが入り、割れてしまうことが多いのです。
このため、中国では唐や宋の時代に、日本では桃山時代の志野などに見られる練上は、限られた色使いのものばかり。長い歴史の間にも、この限界を超える技法はなかなか生まれませんでした。
練上が劇的な色の進化を遂げたのは、今から30年ほど前のこと。陶芸家・松井康成が、もともと色の異なる土を組み合わせるのではなく、同じ性質の土にさまざまな色をつけ、組み合わせてひとつの焼き物を作ることに成功したのです。「根源が同じものは、色が異なっても調和する」という意味をこめ、松井康成はこの方法を「同根異色」と呼びました。
土に色をつける、と言っても、焼き物の土に色をつけるのは簡単なことではありませんでした。ベースとなる土に金属や無機顔料などの呈色剤(ていしょくざい)を加えるのですが、量が多すぎれば割れる原因になりますし、少なすぎれば鮮やかに発色しません。また、顔料によっては、高温で焼くと色が飛んでしまうものもあります。地道な研究が必要でした。