志望校選びのアドバイス

2019年度大学入試センター試験時間割と夏休みの過ごし方

もう7月になりました。ロシアで行われているサッカーのワールドカップもいよいよ後半戦です。サッカーが好きな人はもちろん、日頃はあまり興味がない人もライブで試合を見ている人が多いのではないでしょうか。でも、日本では深夜の放送が多いので、生活リズムを崩さないように注意してください。

まもなく1年間で最も長くまとまった時間がとれる夏休みです。この夏休み中に勉強を頑張って、秋に向けて一気にレベルアップしようと考えている人も多いと思います。昔から『夏は受験の天王山』といわれてきたように、夏休みをいかに過ごすかによって、その後の受験勉強がうまくいくかどうかが決まるといっても過言ではありません。

今回は6月6日に大学入試センターから発表された「2019年度大学入試センター試験実施要項」の中に示されたセンター試験の時間割について最初にお知らせします。次に夏休みの過ごし方のポイントをまとめてみました。

◎2019年度大学入試センター試験時間割

■試験日は2018年度より6日遅い日程

上表は、発表された2019年度大学入試センター試験の時間割です。2018年度から変更はありませんでしたが、試験日はすでに発表されていたように、2018年度より6日遅い1月19日・20日の2日間です。

一般的な国公立大志望者で5教科7(8)科目を受験する場合、第1日の試験時間は文系が9:30~18:10、理系が10:40~18:10で、特に文系が9時間近い長さで体力的にも厳しいものとなっています。第2日の試験時間は、理科が主に文系が受験する理科①と、主に理系が受験する理科②の2つのグループに分かれていることから、文系が9:30~14:40、理系が11:20~17:40です。なお、理科②で1科目選択した場合は数学②から2時間の空き時間があることにも注意が必要です。

さて、センター試験受験案内は9月3日から配布されますが、現役生は在籍している高校で配布されます。当然のことですが、出願にあたっては受験案内をしっかりと読んで、書類記入などでミスのないようにしてください。

◎夏休みの過ごし方

■規則正しい生活を維持しよう! スマートフォンとのつきあい方も注意!

最も大切なのは、1学期(前期)に作り上げた生活リズムを維持することです。休みだからといって普段よりも朝寝坊してしまうと、1日のスタートが遅くなります。そのため夜遅くまで机に向かうこともあるでしょう。また、地域によっては暑さによる寝苦しさなども加わって、夜型の生活になってしまい起床時刻が昼過ぎになったり、終日、スマートフォン(以下「スマホ」)やタブレットの画面に向かって、SNSやゲームに集中しすぎたりすると、いつのまにか生活リズムが崩れてしまいます。

一旦、生活リズムが崩れて夜型の生活になってしまうと、元にもどすことは非常に大変です。毎朝、1学期(前期)と同じ時刻に起床して、遅くとも午前9時までには勉強を始めることを心がけましょう。もちろん就寝時刻も一定に! 規則正しい生活は健康管理面でも有効です。

■夏のプランニングシートを作ろう!

地域や学校によって多少の差はありますが、夏休みは最大で40日間程度あります。この長期間の休みを無理・無駄なく過ごすためには、具体的な計画を立てる必要があります。また、規則正しい生活を過ごすためにも、プランニングシート(計画表)を作ることをお勧めします。

まずできるだけ具体的な目標を立ててみましょう。たとえば「この参考書・問題集をマスターする」「1日○題、○ページはやりとげる」といったノルマを具体的に課していくことが大事です。ただし、あれもこれもといった欲張ったハードすぎる計画や、反対にすぐに終わってしまうような軽すぎるノルマにしない、といった点にも考慮してください。また、休憩や気分転換の時間も忘れずに。

なお、勉強が計画通りに進むとは限りません。具体的な計画を入れない予備日を設けておき、計画が遅れた場合に挽回できるようにしておくことも計画作りのポイントです。そして、進行状況に応じて計画を変えていく柔軟性も必要です。

■1学期(前期)の復習と弱点克服

駿台では、在籍生に対して、まず「夏休みの間に1学期(前期)の教材と1学期(前期)に受験した模試の復習、特に不得意科目を徹底して勉強する」ように指導しています。早い時期から過去問演習をしたいという人もいるでしょう。しかし、基礎・基本を徹底して弱点を克服しておかないと、過去問や応用問題には対応できません。

そのために高校の教科書を中心に、併用してきた参考書や問題集、模試の復習に重点をおいてください。そして、高校の補習や予備校の夏期講習などをうまく活用すれば充分だと言えます。ただし、学習計画を立てる際は、得意科目だからといって手をつけないブランクが長くならないようにするということも忘れないようにしてください。

■予備校の夏期講習のすすめ

どう勉強したらいいかわからない、自習だと逃げてしまうかもしれないといった科目は、予備校の夏期講習を活用してみてはいかがでしょうか。予備校の夏期講習には、ジャンル別、テーマ別、レベル別、目標大学別、系統別など多彩な講座が準備されています。また、論文や面接など高校の通常授業だけでは対応しにくい分野も講座として開設されているので、これをうまく活用するのも効果的です。

さらに、高校とは違う環境で、他校生や既卒生と一緒にライブで同じ教室で勉強したり、予備校の自習室で既卒生が真剣に自習している姿を目にしたりすることが刺激になり、モチベーションアップも期待できます。

■健康管理も大切!

暑い時期の長期間の休みになるので、健康管理も重要なポイントです。今年の夏は全国的に平年より暑くなるという予報が出ていますので、心配だという人もいるでしょう。特に関東から西の地域では適切に冷房も使用して、熱中症対策を含む暑さ対策をしっかりとすることも重要です。そして夏バテしないように食事は三食きちんと摂りましょう。

■現役合格者のスマホ利用状況

最後にあるアンケート結果を見てもらいます。上の2つのグラフは、この春に難関大に現役合格した駿台OB・OGが、高3時に1日平均でどれだけスマホを利用していたかというアンケートの集計結果を示したものです。左のグラフはスマホのゲームやアプリで遊んだ時間、右のグラフはSNSの利用時間です。「長い時間利用しても勉強に影響はなさそう」と思った人もいれば、「自分と比べて利用時間がずっと短いな」と思った人もいるでしょう。

60分以上利用していた合格者からは、「もっと利用時間を少なくしていたら、もっといい結果になった……」という反省の声が多数ありました。スマホは大学の情報収集や学習アプリなど勉強でも活用できる便利なデバイスですが、生活リズムをうまく管理するために、この夏は使い方を一度見直して、後で悔いを残さないようにしてください。

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