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2006年入試の特徴を受験人口の推移および駿台予備学校が集計した一般入試の出願状況から特徴を見てみましょう。

【受験を取り巻く環境の変化】
  受験人口(大学・短大志願者数)は、1992年の121.5万人をピークに減少しています。1998年には100万人を下回り、2005年には79.8万人となりました。2006年は約4.5万人減少して75万人前後になると駿台予備学校では予測しています。受験人口はピーク時と比較すると50万人弱減少することになります。

  一方、大学・短大の入学者数は1992年が79.6万人、2005年は68.4万人で2006年は微減程度と予測しており、1992年と比較すると10万人強の減少に留まっています。そして、文部科学省は2007年には、大学・短大の志願者数と入学者数が一致すると予測しています。いわゆる「大学全入」の到来です。

  大学全入時代を目前にし、受験生の志望校選択はどのようになっているのでしょうか。駿台予備学校の高卒生クラスにアンケートを実施してみると、約2割の生徒が「合格した大学がある」と回答しています。10年前は約1割だったので、この10年間で倍増したことになります。全入時代を目前に控えた受験生は、このような時代だからこそ、より自分の第一志望にこだわり1年間遠回りをしても初志貫徹をしたいと考えているのです。

【2006年の志望動向の特徴】
駿台予備学校が集計した国公立大および私立大の志願状況から、今年の受験生の特徴を探ってみましょう。

<国公立大>
  2006年の国公立大(一般入試)の志願者数は505,370名で2005年よりも2,608名減少しました。減少率は−0.5%となり、志願倍率(志願者数÷募集人員)も昨年同様5.0倍で収まりました。受験人口が5.6%減少していることを考えれば、いかに国公立大志向が強かったかが窺い知れます。

  また、今年の大きな特徴は、難関大志向が例年になく強かったことです。難関大といわれる大学の志願者は全体で+3%と、増加となっています。

  それでは、駿台予備学校が独自に集計した学部系統別志願者動向を見てみましょう。

  志願者を昨年と比較すると、農・水産学部系、教育学部系が増加し、2006年から薬剤師養成系が6年制となった薬学部の減少が目立ちます。

  一昨年の法科大学院設置から志願者減少が続いている法学部系は、今年も回復の兆しが見られませんでした。

  昨年最も減少幅が大きかった教育学部系は、団塊の世代と言われている人々が大量に定年を迎える2007年を控え、教員養成系の募集人員を大幅に増やしたことから、志願者増が目立ちます。この系統では後期を廃止した大学も多く、前期に募集人員をシフトしていることから、特に前期の増加が目立ちます。

<私立大>
  駿台予備学校が集計した私立大一般入試の学部系統別志願動向を見てみましょう。

  2006年3月末現在では、全体で-1.8%となっていますが、6年制化する薬学部系の減少が大きくなっており、その他に文・人文学部系、法学部系、理・工学部系が昨年より減少しています。昨年の志願者数を超えているのは経済・商学部系、医・歯学部系、看護・保健学部系、農・水産学部系、教育学部系という状況です。ただし、医・歯学部系は、医(医)が増加で歯が減少となっています。

  今年の大きな特徴は、国公立大同様難関総合大がことごとく志願者を増やしていることです。大学全入時代を目前に控え、大学に入りやすい状況になったことで、受験生がより高い目標を持つようになったと言えます。

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