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<センター試験最終出願状況>
 大学入試センターでは11月30日に2008年度の大学入試センター試験の確定志願者数を発表しました。それによると最終出願者数は543,382人となっています。受付最終日現在の集計では昨年より10,333人減少していましたが、重複出願などを除いた最終的な確定数では9,970人の減少となり、昨年はわずかながら増加していた志願者数が再び減少に転じています。これまでのセンター試験出願者数の増減を振り返ると、受験人口の減少にもかかわらず、2000年度以降4年連続で増え続け2003年度には602,887人とピークを向かえました。その後は減少に転じ、昨年2007年度にわずかながら増加したものの、2008年度は再び減少したわけです。
 現役・既卒別でみると、2年連続して増加していた現役志願者は、6,304人の減少となりましたが、志願者全体に対する現役生の占める割合は78.8%とセンター試験開始以来過去最高となっています。また、既卒生は4,062人の減少となっています。このような中で、現役志願率(高等学校等新規卒業者に対する志願者の割合)はセンター試験が始まった1990年には15.0%でしたが、2008年度は39.2%までアップしています。センター試験開始後、毎年1.5%以上増え続けてきた現役志願率は、2000年以降は1.0%以下の増加にとどまっていましたが、2006年度以降は+1.2%、+1.5%、+1.4%の増加とまた増加率がアップしています。
 国公立大志向の一層の高まりや私大のセンター利用の拡大により、志望大学によらず第一関門となるセンター試験については、いまや国公立大、私立大という志望大学の違いに関係なく、大学を目指す全受験生にとって必須の試験といっても過言でない状況になっています。受験生のみなさんはぜひとも目標ライン突破に向けて、入試直前の最終対策を誤ることなく、最後まで粘り強く日々の学習を進めていって欲しいものです。

<センター試験直前期の学習法>
 センター試験直前期に一番良くないことは、焦りに負けてしまって何も手につかない状態になってしまうことです。基本的には今までやってきた学習法を信じて最後まで継続していくことが大事です。どうしても「となりの芝生は青い」の喩えどおり、周囲の人たちがやっている参考書や問題集がより効果的に見えて色々と手を出しがちになりますが、これが一番危険です。継続してやってきたものの完成度を高めることが成功への道です。
 また、地歴公民などで暗記すべき事項は、最後まで少しでも分量を増やすことで本番の得点力アップにつながります。何度繰り返しても覚えられなかった事項は、チェックをして把握をしていると思いますが、こういった失点につながっていたポイントこそ、直前期に総復習してしっかりと頭に叩き込むことが大事です。
さらに直前期になって、テストへの勘を失わないことです。秋には毎月多くの模試を受験してきたと思いますが、直前期にも本番形式の問題集などを計画的にやることで、身に着けた時間配分や自分なりの解答方法のパターンを忘れないようにして下さい。高校や予備校で実戦的な問題演習中心の講習などが予定されているのならば、これをうまく利用することです。また、問題を解く際には常に本番の試験時間を意識して、自宅学習の際にも実際にマークの記入に要する時間なども計算に入れた制限時間を設定するなどして、本番に向けたイメージトレーニングを行うことも効果的です。
 さらに、直前期にはあれこれと迷っている時間はもうありません。不明確な部分については残すことなく解決できるように高校や予備校の先生方に今まで以上に積極的に質問をして下さい。中途半端なまま放置して、本番で解答ができなかったという「悔い」は、他の設問への悪影響も大です。事前に不十分な部分は発見できていたのに未解決のままに本番の日を迎えることだけは絶対にしないで下さい。

<センター試験前日・当日の心構え>
 前日には、新しいことは手を出さずに軽めの学習に止めて、早めに睡眠をとりましょう。自宅から離れてホテル等に宿泊する場合には、どうしても部屋が乾燥しやすいので、空調の調整には気をつけて体調を壊さないようにして下さい。
 また、センター試験は土・日に実施されるので、鉄道やバスのダイヤが平日とは異なる場合があります。事前に会場への下見をした場合でもこの点に注意して下さい。今は、インターネットや携帯電話でも交通機関の所要時刻や時刻表を簡単に検索できますから事前にうまく活用して予定を立てて、突然の交通機関の遅延などが起きることも考慮して早めに会場に向かうようにしましょう。当日の会場への往路でのトラブルは遅刻にならなくても、精神的なダメージから実力が発揮できなくなります。
 試験会場では、各試験開始前には教科書や参考書に目を通す場合にも、変に不安感を持たないためにも得意分野を再確認するくらいの気持ちが大切です。また、休み時間が長いのがセンター試験の特徴ですが、休み時間に友人と答え合わせをしたりすることは禁物です。まずは、トイレや筆記用具の準備など次の試験への備えを最優先して下さい。初日の試験後も同様で、終わったことを振り返らずに2日目の準備に全精力を使いましょう。
 2007年度のセンター試験は昨年度の平均点アップの反動もあり、難化しました。現行課程3年目の2008年度センター試験の出題レベルについては、約10年前のカリキュラム改訂期には新課程初年度に平均点アップしたあと2年連続で平均点ダウンした例があることから、今回も単純に反動で易しくなるとは言い切れません。たとえ厳しい出題がなされて特定の科目が思うように出来でなくても、おそらく他の受験生も同じなのです。途中で諦めたり悲観したりする必要は全くなく、一つ一つの科目を着実に受験していくことが大事です。

 12月までの模試動向でも受験生の強気な志望動向は変わっていません。それだけ意欲的な受験生が多いということだと思います。とにかく悔いを残さず、精一杯実力を出し切ってセンター試験を乗り切って欲しいと思います。

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