 AO(アドミッションズ・オフィス)入試は、1990年に慶應義塾大学が初めて導入した入試方式で、調査書や面接などをもとに、受験生の個性やその大学で学ぼうとする学習意欲など、学業成績以外の経歴や技能をあわせて評価し選考する入試方式です。大学によっては論文などを課す場合もあります。
AO入試を取り入れる大学は年々増加しており、2007年度入試では国公立私立合わせて454大学が実施しました。東京工業大学の第1類で、5時間かけて「数学」を題材とする教科をじっくりと解かせる方式のAO入試が2007年度から実施されて注目を集める一方、2009年度入試から一橋大学商学部、筑波大学国際総合学類で廃止、2010年度入試から九州大学法学部で廃止する方針を決定するなど、様々な動きがあります。
AO入試に対しては、「学力試験では見ることができない受験生の特性を見てもらえる」との肯定的な意見がある一方、実施時期が早い大学が多く、単なる「学生早期囲い込みの手段でしかない」と考えられる大学もあり、受験生はその大学が本当に進学したい大学かどうかを慎重に考えて出願することがのぞまれます。 |