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自宅外生の16.4%は「自分でいろいろ料理をつくり」食生活に気を使っている。自分でつくる料理はどんなもの?先輩たちの食生活の考えとおすすめレシピをみてみよう。
神戸親和女子大学
発達教育学部 児童教育学科 2回生
藤田加奈子
私は、母が亡くなり父と二人暮しをするようになってから、毎日料理を作っていました。父は自営業で体が資本の仕事だったから、栄養面に気をつけてメニューを考えていました。基本は、ごはん、みそ汁、おかず、副菜の和食。お昼のお弁当にお魚を入れたら夕食はお肉にしようとか、毎日考えるのは大変だけど、楽しくもありました。
■一汁三菜でバランス良く
父が健康なのは、母の和食中心の献立があったからではないかと思います。おみそ汁、煮物、お漬物と素材を活かし、色彩も鮮やかでなおかつヘルシー。食べるだけの立場のときは「和食ってなんか古くさいな〜」と思っていましたが、自分で作るようになって和食のすばらしさに気づきました。
現代は食の欧米化とともに生活習慣病が急増し、あらためて和食の優れた点が見直されているようです。
和食のスタイル「一汁三菜」は元々懐石料理の考え方のようですが、現代の家庭の食事に応用すれば、バランスの取れた健康的な食生活を送ることができると思います。
毎日の食事作りは、献立を考えるのが悩みの種ですが、この「一汁三菜」のスタイルをもとに考えれば簡単です。「ご飯、汁物、おかず」の三角形と、おかずを細かく分けた 「主菜、副菜1、副菜2」の三角形とに分けてイメージすると、献立作りがずいぶん楽になります。毎日の食事で「一汁三菜」を意識すると、食べ過ぎや偏食のない 健康的な食生活を送ることができ、体脂肪の減少やダイエットに役立ちます。
と、言っても「一汁三菜」は難しいから「一汁二菜」でも十分です。生協食堂の定食も「一汁二菜」が使用され、学生さんに呼びかけています。副菜には、サラダ類、きんぴらごぼう、ほうれんそうのおひたし、ひじきの煮物など、いろいろと用意してあります。実際、学生たちの食事の内容を見てみると、麺類、カレーライスだけの「・・・だけ食」が目立ちます。経済的なことやダイエットを気にしているのでしょうけれど、結局ダイエットにはなりません。私も太るからと食べなかったり、食事の内容ではなくただ量を減らすといったことをしていました。バランスを考えていなっかたから、すぐにリバウドをしていました。
そして、栄養やバランスを考えれば、自然に健康的な体を手に入れることができるとわかりました。「・・・だけ食」に50円のサラダを付けるだけで栄養のバランスが良くなります。私が食堂で食事をするときは、定食またはカレーライスに副菜を必ず付けて食べています。「・・・だけ食」をしている学生にも、今のうちからしっかりと栄養を摂取してほしいですし、自分の体に対する意識が高まるように、食生活の呼びかけができたらいいなと思います。
■「まごはやさしい」
現在は千葉から神戸に引っ越してきて下宿生活をしています。今までは、父を中心に栄養面を気にして作っていましたが、今度は自分のために作っています。自炊生活で意識しているのは、野菜をたくさん食べること。野菜はカロリーが低く、きのこ類は0カロリーだからみそ汁や煮物に入れて、お肉や魚とも相性が良いのでよく使います。学校の授業で教わった「まごはやさしい」を意識して献立を立てています。
「
ま
め、
ご
はん、
は
(わ)かめ、
や
さい、
さ
かな、
し
いたけ、
い
も」1日でこの食品を摂取できるように、お昼は食堂、夜は下宿で作って、季節の旬の物を取り入れるようにしています。例えば、秋は根菜類やきのこがおいしさを増し、魚は脂がのり、栄養価もアップします。旬の恵みを味わうことで、自然からパワーをもらい、心も体も元気になります。その季節にしか作れないという楽しみもあります。
■習うより慣れろ!
料理をしたことがなかった頃は、苦痛で「煮物とか作れるようになるのかな」と不安でした。“習うより慣れろ!”で、やっていくうちに作れるようになり、気がつけば料理本を買ってきていろいろとチャレンジして楽しめるようになっていました。今では、煮物が得意料理の一つです。自炊は節約になるし、下宿している皆さんにも作ることの楽しさを感じてほしいです。そして、得意料理ができるといいですね。
【鶏肉と秋野菜の煮物】
●材料
(2人前)
鶏むね肉150g、しいたけ4個、レンコン2/3節、ちくわ1本 水1/2カップ、しょうゆ1/3カップ、みりん大さじ1杯、だしの素小さじ1杯、おろししょうが適量
●作り方
1. 鶏むね肉は一口大に切り、しいたけは軸を1cmほど残して石づきを除き四つに切る。れんこんは皮をむき縦半分に切って、包丁で少し切れ目を入れ、包丁を倒して割るように切り離す。ちくわは薄く輪切りにする。
2. 鍋に水を入れ、切った鶏肉、しいたけ、れんこん、ちくわを加える。
3. 煮たったら、しょうゆ、みりん、だしの素を入れて中火で煮込む。アルミホイルなどで落としぶたをすると煮えるのが早い。鶏肉に火が通ったらOK!
4. 最後に、しょうがを加えて弱火で煮たら出来上がり。
★他の秋野菜を加えたり、ちくわをこんにゃくに変えたりと自分好みにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。
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