キャンパスアサヒコムは、高校生から社会人まで、みなさんの学ぶ意欲を応援します!
キャンパスアサヒコム
トップページへ

東工大入試に精通した各教科のエキスパートが、過去問の出題傾向から東工大合格へのヒントを伝授します。
(各教科のアドバイスは駿台文庫より刊行の「青本」より抜粋)
年 度 番 号 項 目 問題形式 テーマ
07 I 読解・作文 1. 下線部理由説明(日本語による)
2. 下線部英訳(2題)
3. 下線部和訳
4. 課題英作文
有名な小説の映画化
II 読解・作文 1. 下線部英訳
2. 下線部和訳(2題)
3. 下線部内容説明(日本語による)
4. 空所補充(数値の選択)
5. 同意語句選択(4題)
返礼の法則
06 I 読解・作文 1. 下線部和訳(2題)
2. 下線部英訳
3. 内容説明(英語による)
4. 下線部理由説明(選択)
5. 内容一致
電気を用いた発明品の歴史
II 読解・作文 1. 同意語句選択(4題)
2. 内容説明(選択)
3. 文整序
4. 下線部和訳(2題)
5. 下線部英訳
人間による馬の利用の歴史
05 I 読解・作文 1. 下線部和訳(2題)
2. 指示語が表す内容の選択
3. 内容一致
4. 課題英作文
サイバースペースの特質
II 読解・作文 1. 下線部和訳(2題)
2. 下線部英訳(2題)
3. 下線部内容説明(日本語による)
料理における伝統とは

 ●入試対策
《読解力》

出題年度等により多少のばらつきはあるものの、基本的には内容面に焦点を当てた、記述式を主とするオーソドックスな設問。下線部の前後だけではなく、文章中のより広い範囲、あるいは文章全体の理解に基づいて解かせる問題が中心になるだろう。文章全体の構成をしっかりと押さえ、論理がどのように展開されているかをつかむ、といったごくまともな読解力の獲得を第一に目指すべきである。
《英文和訳》 特別に複雑な文章構造を含んだり、語彙レベルが特に高かったりということは少なく、標準的な難易度での出題が普通である。
《和文英訳》 英語で書かれた文章の一部のみが日本語で示され、これを英訳することが求められる、というスタイル。こちらも、高度な語彙力や、口語表現などではなく、標準的な文の構成力や文法・語法の知識を試すものが中心。本年度 II ‐1.(1)の「見ず知らずの教授」のような、いざ訳すとなると適当な表現が浮かび難く戸惑う場合もあるが、必ずしもそれを狙っての出題とも思われず、特別な対策を要する類ではないだろう。なお、本文中の語句を用いることが出来る場合もあるので、本文を読み始める前に英訳すべき日本語を頭に入れておくのも一法であろう。
《内容説明》 例年何題か出題されるこの手の問題は、形式は多様に見えるが、つまるところ、いずれも文章全体の論の流れや、前後関係などを把握できているかどうかを問うものである。本文を腰を据えて読んだ上で設問の要求をしっかりと把握すれば、自ずと解答箇所が見つかるはず。ただし、本年度のように比較的多めの字数で答えることを要求される場合などでは、やはりある程度慣れていないと、答えとしてまとめる段階で手間取ることになり易い。一定量は類似の問題をこなしておく必要がある。
《課題英作文》 上記の通り、「奇数年に出題」というのは単なる偶然と考えるほうが妥当と思われるので、2008年度も出題の可能性は十分あると考え、対策は怠らない方が良い。まずは、設問の要求に沿った内容を書くこと。自分の英語の表現力不足から、「書きたいこと」というよりむしろ「書けること」で答案を作ることになるのはある程度仕方が無いが、「書くことを求められていないこと」は、基本的に点にはならない。自分の解答を「もし設問が日本語での解答を要求するものだったなら、自分の書いた英語の和訳が解答となり得るか」といった批判的な観点から眺めることを常に心がけて欲しい。また、慣れないうちは一文一文をいたずらに引き延ばすよりは簡潔に区切って、論理的関係を表す語句(so、howeverやThis is because...、On the contrary等々)を有効に用いてまとめることを心がけると良い。もちろん、可能ならば添削などによる指導を受けることが望ましい。

年 度 番 号 内 容
07 1
2
3
4
素数の累乗で割り切れる整数
放物線と直線で囲まれる部分の面積、関数の極限
正八角形に内接する三角形の面積の最大値
指数関数のグラフに接する放物線の列
06 1
2
3
4
定積分の計算、定積分と不等式
関数の極値、面積
3個の円板の和集合の面積の最大値
空間ベクトル、四面体の体積
05 1
2
3
4
定積分のなす数列の漸化式、定積分と不等式
サイコロの目の和や積などの期待値
円盤が通過する部分の体積
領域における2変数関数の最大値・最小値

 ●入試対策

東工大といえども、やや難レベルの問題がすべて解けるかどうかではなく、標準的な問題を解いた上でやや難レベルの問題で加点できるかどうかが合否を分けていると考えてよい。東工大の数学には、絶対値のついた積分、漸化式(とくに、定積分のなす数列の漸化式)、数学的帰納法、はさみうちの原理などのように、繰り返し出題されているテーマもあるが、上の理由から、これらのテーマに偏らず、まずは、すべての分野において入試における標準問題を確実に解ける力をつけることを目指したい。
その上で、解析(数列・極限・微積分)の比重が大きい、図形色の強い問題が増えている、有名問題が少なくない、問題文が短文である、などの近年の東工大の数学の傾向に対応した準備をしておくとよいだろう。
1

計算力をつけておくこと
数列・極限・微積分などの問題が多いということは、計算量が多くなる問題が多いということでもある。東工大の問題の中には、息の長い計算を必要とするものが少なくないので、単純計算を速くするだけではなく、見通しよく計算できる方法を身につけるようにしたい。
2 図形が苦手ではないようにしておくこと
東工大では、図形色の強い問題といっても、東大のように図形的考察が中心になるわけではないので、三角比・三角関数、平面座標(2次曲線を含む)、空間座標、ベクトルといった図形を扱う道具を場面に応じてきちんと使えることが重要になる。誘導の少ない問題が多いため、自分で設定することや、適切に道具を使い分けることを練習しておきたい。
 
3 有名問題にはできるだけあたっておくこと
東工大は「新作の労を惜しんでいる」といわれることがあるくらい、過去に他大学で出題された問題を出してくることが多い。このため、東工大の過去問だけではなく、やや難クラスの有名問題はできるだけ目を通しておきたい。
4 誘導に頼らないで解く練習をしておくこと
東工大の数学の問題文が短文であるということは、枝葉を取り払った題意が明確な問題を誘導なしに解くことが要求されているということである。このため、各自が解答における設定や方向性の段階から構築していかなければならないことが少なくない。このような構想力を要求する問題に対処するために、日頃から、問題の誘導に頼らないで解く練習をしておきたい。たとえば、小問で誘導する形式の問題を演習したならば、しばらく経ってから、誘導部分をなくして問題を考えてみるなどの方法もよいだろう。

年度 番号 項目 内容
07

1
2
3

力学
熱力学
波動
ばねと摩擦によって生じる振動現象
理想気体の状態変化
人工衛星からの電磁波受信による衛星の仰角測定
06 1
2
3
波動
熱力学
力学
CDにあてた光の回折
気体の状態変化
慣性力、摩擦、等加速度運動、円運動
05 1
2
3
力学
電磁気
現代物理
単振り子、非等速円運動
磁場が電流に及ぼす力、電流計、抵抗計、分流器
X線の粒子性と波動性(コンプトン効果とブラッグ反射)


 ●入試対策
1

《物理学習の一般的な目的》
完成された分野の物理学は、物理法則を根拠とした論理体系である。そしてある実験設定に対し何がどうなるかを、実験する前に予言するのが目的である。物理の基礎を身につけるとは、法則から出発した未来予言ができるようになることに他ならない。具体的に与えられた実験設定に対し、何がどうなるか予想できることがある。そのときこそ、予想と独立に法則根拠の計算をして未来を導き、予想を確かめ、考察すること。場合によっては予想と予言が食い違うかもしれない。そのとき法則の使用法に誤りがなければ、予言のとおりに自然が振舞うことは実験してみれば明らかになる。そうなったら計算結果の考察とともに予想を反省すること。可能ならば実際に実験してみる。以上のような、予想、法則根拠の計算、(実験、)考察、反省、を繰り返すことを物理的経験を積むという。この経験はただの経験と違い、法則に裏打ちされた物理的直感を育ててくれる。つまり新しい実験設定が与えられても、詳しい計算をする前に、法則の導くストーリーを語れるようになってくる。そうなれば計算ミスも減らせる。物理の学習の目的は、物理的経験の蓄積により物理的直感を後天的に育てることといえる。
2 《論述問題の対策》
高校物理の柱は力学である。力学の基礎を問題演習を通じてしっかりと身につけること。力学を身につけるということは、運動方程式をたてることができるようになること、運動量保存則、エネルギー保存則がたてられるようになることである。高校物理で扱う主な運動は等加速運動、指数関数、単振動、円運動、楕円運動だから、それぞれの運動についての運動方程式と解の求め方、保存則の使い方に習熟すること。
電磁気は荷電粒子の運動、静電場、コンデンサー、磁場、電磁誘導、交流などがある。
荷電粒子の運動は力学そのものである。静電場およびコンデンサーを扱うときに必要な基本概念は電場と電位で、電場は単位電気量あたりの力、電位は単位電気量当たりの位置エネルギーのことであるから、荷電粒子の運動にしても、静電場の問題にしても力学の問題と思った方がよい。東工大の電磁気の問題は磁場、電磁誘導、交流など物理 II の範囲からの出題が多い。この範囲は高校物理のもっとも難しい分野であるだけに苦手な人も多く、試験では差がつくところでもある。しかし、かといって本格的な電磁気学の理解が必要なわけではなく、それまでに学んだ力学や電磁気のさらなる応用問題と思って学習に取り組んだほうがよい。
波動は力学的な波動、光の干渉、光の屈折、レンズなど内容が多岐にわたる。なお、原子・原子核は、来年度の試験範囲外となった(大学より発表される入試要項で各自必ず確認すること)。
3 《自分で計算する》
問題を解くときに、式を書いたり、整理したりする労をいとわないこと。また、導入した未知量の数に対し、記述した式で足りているか否かを常にチェックし、目的意識を持って計算し始めること。「物理がわからない、できない」という人は、問題集の解答の計算を目で追うだけだったり、漠然とアタマの中で考えるだけで、手を動かすことを怠ったままのことが多い。問題を考えるときは、必ず紙と鉛筆を用意して自分の手で計算してみること。
4 《図やグラフを描いて、解答を書く訓練をする》
物理の計算は、計算した結果をしっかり考察してみれば、計算しなくてもわかる場合が多い。問題を解いたら、グラフや図を描いて、計算結果を考察してみること。そして、その内容を他人にわかる言葉にしてみること。たとえ穴埋め形式の問題でも短く理由づけをすること。

年度 番号 項目 内容
07

1
2
3
4
5
6
7
8
9

理論
理論
理論
理論・無機
無機・理論
理論
有機
有機
有機
炭化水素の燃焼を題材にしたモル計算・熱化学
フェーン現象を題材にした気体・状態変化
金属の結晶格子
酸化還元と酸化鉄(III)の還元を題材にしたモル計算
窒素の単体とその化合物の性質・反応・合成法
結晶の性質と格子エネルギーを題材にした熱化学
糖類と合成高分子
芳香族化合物の分離と合成法
天然有機化合物ボンビコールの構造推定と異性体
06 1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
理論
理論
理論
理論
理論
無機
無機
無機
有機
有機
有機
有機
有機
有機
分圧・平衡移動
極性・結晶の性質
蒸気圧降下
反応速度、反応速度定数の計算
蒸気圧
結晶・燃料電池・電気分解
単体の性質と反応性
電気化学・酸化還元反応
アルコール、カルボン酸の性質
アルコール、アルデヒド、エステルの合成
各種芳香族化合物の合成と計算
アルカン、アルケンの反応と計算
各種芳香族化合物の反応性
油脂・糖の燃焼熱の計算
05 1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
理論
理論
理論
理論
理論
無機
無機
無機
理論
無機
有機
有機
有機
有機
有機
イオン化エネルギー、極性、沸点
蒸気圧降下・コロイド
蒸気圧と気体反応
金属結晶の粒子配列と密度計算
反応熱の計算及び平衡移動
物質の液性
各種金属の工業的製法
気体の発生および性質
Fe2O3の還元反応とモル計算
ヨウ素滴定による溶存O2の定量
エステルの分子式決定
糖・タンパク質の性質
油脂・エステルの合成、加水分解及び脂肪酸塩の液性
共重合体の元素分析及び単量体の構成比率計算
ベンゼンからp−フェニルアゾフェノールまでの合成

 
●入試対策
  東工大の化学は、日頃から思考力を養い計算力をつけておかないと太刀打ちできない。ここでは、入試本番までの学習法や心構えについて記すことにする。
《通常時の学習について》
ただ漫然と学校の授業を受けていたり、教科書を読んでいるだけの受身の学習ではなく、疑問点や不確実な内容について、自ら進んでじっくりと考えてみたり、徹底的に調べたりして解決する自発的な学習が必要である。物事を本質から理解せず、あやふやな知識しかもっていないと、正誤問題や選択問題で必ず困ることになる。また、難解で複雑な計算問題を解くにあたっては、正解にいたるまでのプロセスを探究し、どうすればもっとも合理的で確実に解けるかについて、徹底的に考えてみてほしい。また、東工大の場合、面倒な計算問題も多いので、計算力を養うために、電卓などは使わずに手計算ではやく正確に解く練習も十分に積んでおいてほしい。
《入試直前の学習について》
東工大の化学は独特なので、過去問は十分に研究しておきたい。しかしながら、化学の力が十分についていない段階で、過去問をいきなり解いてみても歯が立たなかったりする。そこで、「制限時間内にどれだけ解けるか」の練習は、入試日の1、2ヶ月前あたりから集中的におこなった方がより効果的である。簡単な問題を見極めて解き、自分の得意分野で点数を稼ぐ訓練は、とても重要となる。過去の合格者の例からみても完答は難しいので、「どのくらいのペースで解き、どのくらいできれば目標とする点数に達するのか」のコツをつかんでおいて欲しい。
ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright 2007 Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.