企画・制作 朝日新聞社広告局
コレクション人生40年ときめきと情熱は今も健在
2ページへ1ページ目現在のページ
留学先で受けたカルチャーショックが原点

北原照久さん 写真01 19歳の頃にスキー留学したオーストリアで、ものを大切にする文化に触れました。当時の日本は使い捨て文化が花開いていた時ですから、そのギャップに驚きましたね。この経験がきっかけとなり、コレクションをはじめるようになったんです。
 帰国してから25歳ぐらいまでは、時計やラジオ、アメリカの広告看板やポスターなどを集めていました。僕ら団塊の世代はアメリカへあこがれを抱いた世代。アメリカンなカッコイイものを自分の部屋に飾りたい。そんな気持ちでコレクションしていました。
 そんなある日、インテリアの専門誌を見ていたら、部屋中がおもちゃで飾られている写真を見つけたんです。デザイナーの矢野雅幸さんの部屋でした。子供の頃にときめいたおもちゃが部屋にあるなんて、なんておしゃれなんだろうと感動し、すごいときめきを感じて、僕もおもちゃを集めはじめました。
 時代は1970年代。高度経済成長を迎えていた日本では、おもちゃは今のように評価されていませんでした。おもちゃ屋さんは費用を払って在庫を処分していたんです。そんな時代に、僕はお金を払って引き取っていったわけですから、とにかく集まりましたね。自分でも驚くくらいにコレクションが増えていきました。
 
SF好きな僕にとって地球ゴマはSFものです

北原照久さん 写真02 こうして集まったコレクションが、やがて、コマーシャルや雑誌に使われ、デパートで展示会をすれば3万人が訪れるようになります。いつしか常設展を夢みるようになり、37歳の時にブリキのおもちゃ博物館を開館しました。
 コレクションはものとの出会いです。実は僕もこんなにたくさんあるとは思っていなかったんです。もし事前に知っていたら、集めてなかったかもしれませんね。
 僕のコレクションの基準は、自分の琴線に触れたかどうかです。インテリアにしたいとか、懐かしいという気持ちが芽生えるかどうかです。
 僕の守備範囲はとても広いですが、特に好きなのはSFものですね。僕らが子供のころは、映画や漫画や小説などで宇宙をテーマとしたものが多かったんです。また、実社会でも、アポロ計画で人類が月に行ったり、アメリカとソビエトの宇宙開発競争が注目されていました。そんな時代を生きてきたことも、SF好きになった原因かもしれませんね。
 地球ゴマは僕にとってのSF的なもののひとつです。もちろん、これもコマですから、昔から郷土玩具として親しまれてきたおもちゃの仲間です。でも、宇宙を感じるデザインや、少し傾きながら回る様子など、僕にとってはSF的なんですよね。
次のページへ
きたはら・てるひさ/1948年生まれ。学生時代にスキー留学したヨーロッパで、古いものを大切にする人々の生活に感銘を受ける。帰国後、時計、ラジオ、広告もの、ブリキのおもちゃなどを収集し、86年、横浜にブリキのおもちゃ博物館を開館。テレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」にレギュラー出演中で、その他、ラジオ出演、執筆活動、講演なども行っている。


北原さんの地球ゴマ1

北原さんの地球ゴマ1/「活動ゴマ」という名称のこのコマは、15年くらい前に東京・原宿の東郷神社の骨董市で購入したのを覚えています。地球ゴマかなと思って手にしたら「活動ゴマ」という名称が箱に書いてありました。戦前のものだと思いますが、説明書までついているんですよ。その説明書にある遊び方は、地球ゴマと同じですね。

三菱UFJ投信の『地球ゴマ』スペシャルサイトはこちら


asahi.comへ ニュースの詳細は朝日新聞へどうぞ。購読の申し込みはインターネットでもできます。asahi.com に掲載の記事・写 真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 著作権 | リンク | プライバシー | 広告掲載と注意点 | アサヒ・コムから | 朝日新聞社から |
Copyright 2007 Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.