【学部】薬学部/獣医畜産学部/医学部/水産学部/看護学部/理学部/医療衛生学部
【選抜方法】選抜入学試験/センター入試
【問い合わせ先】北里大学 入試センター
〒228-8555 神奈川県相模原市北里1-15-1
TEL.042(778)9758〜9760 
【資料請求専用電話】TEL.0740-36-8044(24時間受付)
【URL】http://www.kitasato-u.ac.jp/


【学部・学科】薬学部(男子部・女子部)、生命科学部(分子生命科学科・環境生命科学科)
【選抜方法】推薦入学試験/一般入学試験/センター入試
【問い合わせ先】東京薬科大学 入試課
〒192-0392 東京都八王子市堀之内1432-1
TEL.0426-76-5112 フリーダイヤル0120-50-1089
【URL】http://www.toyaku.ac.jp/


【学部・学科】薬学部(薬学科・衛生薬学科・製薬学科)
【募集人員】薬学科120名、衛生薬学科120名、製薬学科120名
【選抜方法】一般入試/センター入試/推薦入試(実施済)
【問い合わせ先】東北薬科大学 入試事務課
〒981-8558 宮城県仙台市青葉区小松島4-4-1 TEL.022-234-4181
【URL】http://www.tohoku-pharm.ac.jp/


【学部・学科】薬学部(薬学科・衛生薬学科)
【募集人員】170名
【選抜方法】一般入学試験/センター入試
【問い合わせ先】星薬科大学 入試・広報係
〒142-8501 東京都品川区荏原2-4-41
TEL.03-5498-5821(直通)
【URL】http://www.hoshi.ac.jp/
【E-mail】nyushi@hoshi.ac.jp


【学部・学科】薬学部(製薬学科・薬剤学科・衛生薬学科)
【選抜方法】A方式前期・後期(センター試験)・B方式前期(2月1日)・B方式後期(2月8日)・C方式(センター試験+個別試験2月5日)
【問い合わせ先】明治薬科大学 入試室
〒204-8588 東京都清瀬市野塩2-522-1
TEL.0424-95-5061(直通) Fax:0424-95-8925
【URL】http://www.my-pharm.ac.jp/

 
医療の世界においては薬物を使った治療法が中心であり、チーム医療で薬剤師が果たす役割も高まっている。ゲノム時代に突入した現代は、生活習慣の乱れや遺伝因子からくる高血圧などの循環器疾患、糖尿病、アルツハイマー病の新薬開発が新しいステージへ突入。一方で、薬学は薬剤師や研究開発者だけではなく、環境問題やIT、バイオテクノロジーの分野とも密接にリンクし、薬学の分析知識は大気や水質の調査、食品や化粧品の品質管理に応用され、人々の健康と暮らしに大きくかかわっているのだ。今回は、そんな薬学が創り出す世界を医療・薬科系大学を通して探っていく。





 これからの医療体制はチーム医療が主流。医師や看護師、薬剤師などの医療従事者が、それぞれ高度な専門能力を用いて総合的に医療に携わっていく時代である。
 現代では、IT技術を用いた電子カルテなど医療の電子化が促進されるとともに、医療のリスクマネジメントにも社会からの注目が集まっている。医療全体を取り巻く環境は厳しい状況にある。
 そんな中で、“薬”に直接携わる薬剤師は、患者のQOL(生活の質)に大きな影響を与える高度専門職の一つといえる。近年では、高血圧症や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病によって定期的に薬を服用している人も多い。そのような状況を踏まえれば、患者に対して薬の十分な情報が提供できる専門知識とコミュニケーション能力を併せもった薬剤師が求められていることがわかる。技術革新により、遺伝子情報などが解明され、近い将来、個々の体質に合ったオーダーメードの薬が実現することも期待されている。
 医療の未来の一端を担う薬科系大学が育てる人材に注目したい。





 北里大学薬学部は、基礎薬学と臨床薬学を両輪とする「北里薬学」と呼ばれる独自の教育・研究体制を創り上げてきた。
 基礎薬学では、大学の母体である北里研究所の優れた伝統を受け継いだ基礎研究重視の学風のもと、生命科学にかかわる先進的な研究を実践している。DNAやたんぱく質レベルでの生命現象の解明、新規抗生物質の開発や植物組織培養による生薬成分の生産など、バイオテクノロジーの分野で大きな成果を上げており、文部科学省のハイテク・リサーチ・センターにも2度選定されている。
 一方の臨床薬学教育でも日本のパイオニア的存在で、30年も前から取り組んでおり、1995年には臨床薬学研究センターを、99年には北里研究所病院内に臨床薬学の実習施設(モデルファーマシー)を開設。そして北里研究所病院、北里大学病院など四つの関連病院と連携し、医療現場と教育現場が一体となって臨床の場で活躍できる薬剤師教育に力を注いでいる。
 02年、文部科学省が世界最高水準の研究拠点づくりをめざして推進している「21世紀COE(センター・オブ・エクセレンス)プログラム」の生命科学・薬学研究分野で、北里大学の「天然素材による抗感染症薬の創製と基盤研究」が選ばれた。この研究には、薬学部教員も多数参画しており、北里薬学の教育研究レベルの高さがうかがえる。



 近年、製薬業界や医療界の技術発展は目覚ましく、そこで活躍するためには確実な基礎知識と第一線に通じる職能を身につける必要がある。また、薬剤師の業務内容も多様化し、社会からもさまざまな専門知識が求められている。
 東京薬科大学のカリキュラムはこの要求に対応すべく、基礎薬学から医薬品の適正使用、患者面接、薬歴管理、服薬指導などに欠かせない情報処理、さらに医薬品の研究開発にまで、薬学のほぼ全領域を学べるように配慮している。通常の講義に加え、全体の約40%の時間を割り当てた実習・演習のほか、1年次には早朝体験学習、3年次にはインターンシップなど将来の進路を視野に入れた独自のカリキュラムが組まれている。
 30余の研究室を備え、自分の希望に沿った研究が可能な学習環境を整え、大学院への進学率も高い。将来の薬学部年限延長をにらんで、それに対処するカリキュラムや教員構成、施設拡充を重ねており、120年余の伝統に新しい魅力を加えた大学を目指している。
 こうした独自の教育を展開し、創薬から医療まで薬学が関係する幅広い分野の第一線で活躍できる「研究マインドを持った薬剤師」の育成が、本学の教育目標である。さらに人の健康に奉仕し、医療にかかわる者として、豊かな人間性と、人の痛みのわかる優しい心を持つ有能な人材を育てる大学でありたいと努力を続けている。



 東北薬科大学は1939年(昭和14年)に東北薬学専門学校として創立された。東北・北海道地区に初めて誕生した薬学系大学で、同地区のほとんどの大病院の薬剤部門に卒業生を送り込んでいる。 患者さんを思いやり、医療の現場で役立つ薬剤師の養成に力を注いできた。医薬分業の流れを踏まえ、創薬だけでなく調剤や服薬指導まで視野に入れた薬剤師教育を実践。「薬学教育センター」を核にした、低学年からのきめ細かな指導も特長。最新鋭のパソコン160台を備えた「情報科学センター」は薬学系大学でもトップレベルを誇る。
 大学院は他の私立薬学系大学に先駆けて設置された歴史を持つ。進学希望者の増加に対応し、定員を大幅に増やした。薬学系大学として日本で初めて設立された癌研究所も、分子生体膜研究所へと発展させ、ライフサイエンスの拠点として世界に向けて成果を発信していこうとしている。
 樹齢600年の巨木「瞑想の松」に象徴される緑豊かな敷地に研究室、実習室、研究所、模擬薬局などを備えたツインタワーを中心に新キャンパス構想が進行中。来年度入学者は、4年次からこの新しいシンボルで学ぶことになる予定だ。
 外部評価制度もいち早く取り入れるなど、ハード、ソフト両面からの内容充実に努めており、名実ともに日本一の薬科大学を目指している。



 星薬科大学の歴史は、1911年(明治44年)に創立者の星一が星製薬株式会社を設立し、社内に教育部門を設けて全人教育を開始したことに始まる。「本学は世界に奉仕する人材育成の揺籃である」という建学の精神は現在も脈々と受け継がれ、真の国際人として広く世界に奉仕し、人のために役立つ薬剤師の育成を目指している。その一環として、アメリカと中国の名門大学と学術交流のための姉妹校関係を結んでいる。
 今日、医療法や薬剤師法の改正にともなって薬剤師を取り巻く環境は大きく変わった。そうした変化に対応すべく、ハード、ソフト両面からの充実を図っている。創立90周年を迎えた01年(平成13年)には新たに新館「新星館」が完成。コンピューターネットワーク端末の増設やモデル薬局をはじめ、新しい薬学研究のための施設が完備されている。
 大学院では、高度な研究能力を備えた人材育成に力を入れている。基礎的研究や治療薬・治療法の開発を支える研究施設と緩和医療の研究施設が整備され、学内外の研究拠点となっている。
 これからの薬剤師は化学の知識だけでなく、医療のことも知らなければならない。医療・薬学のカリキュラムを増やし、4年次には薬剤師としての実務を体験する病院・薬局実務実習を設けているほか、薬剤師として「患者を大事にする」人間教育も重視している。



 1902年(明治35年)、恩田重信によって創設された「東京薬学専門学校」に始まる。「薬学の普及と薬剤師の養成」「医薬分業を実現して国民の保健衛生に貢献する」という教育理念のもと、3万1千人にのぼる薬学のスペシャリストが社会に輩出している。98年(平成10年)にキャンパスを東京都清瀬市に移し、様変わりする21世紀の薬学教育に対応できる基盤を確立した。
 カリキュラムの特色は、4年間を1年、2年、3年前期・後期、4年前期・後期の6ブロックに分けた「ブロックカリキュラム制」を設けている点だ。1〜3ブロックでは主に薬学の基礎を学び、3年後期の4ブロックからは専門分野「製薬学科」「薬剤学科」「衛生薬学科」のいずれかを選択する。
 各ブロックでは学生が自分でテーマを掲げ、それに沿ってカリキュラムが組まれていくため、目標を見据えた学習・研究が可能だ。新校舎はITも充実し、欧米やアジアの大学と提携し、国際性のある教育・研究を目指す。
 もう一つの特色は、卒業生の多くが企業で活躍していることだ。就職サポートイベントに力を入れ、企業での役割などをテーマにした講演や、就職活動中の学生との質疑応答、医薬品業界を代表する企業の合同説明会、同窓会(明薬会)による就職フォーラム、企業見学も精力的に実施している。



社団法人 日本薬学会会頭 池上四郎氏

 これからの医療は、医師、薬剤師、看護師などが協力する総合的な医療体制が求められる。また、遺伝子研究が進み、薬自体の内容や使い方もだいぶ変わってきた。いまは高度医療に対応できる薬剤師の養成、新しい創薬技術に対応できる薬学研究者の育成が社会的要請となっている。医療現場では「人間味」も要求されている。薬剤師が服薬指導などで患者に接する場合、まず患者への思いやりが必要である。
 そうしたなか、薬学部のカリキュラムも見直されつつある。2002年9月には、日本薬学会の「薬学教育モデル・コアカリキュラムおよび薬学教育実務実習・卒業実習カリキュラム」がまとまった。これまでの「○○学」を中心とした講義ではなく、学習者を主体とした技能、態度教育を含めたカリキュラムになっているのが特徴だ。
 薬剤師の役割は、化学的な知識を身につけ、薬の性質と作用・副作用、代謝などを理解し、薬物治療をつかさどることにある。「医療人」になる心構えをもって薬学部を目指してほしい。


薬学教育協議会会長 井村伸正氏

 日本の薬学教育では、基礎研究者養成に重点が置かれた時代が長く続いた。基礎科学分野で多くのすぐれた研究者が輩出したのはその成果だろう。
 一方、医療の急速な高度化が進む中で、医療法により『医療の担い手』と定められた薬剤師に対する社会の期待は大きく、特にその半数以上に医薬品がかかわるとされる医療過誤の防止等、医療の質の向上に果たすべき薬剤師の責任は著しく重い。
 今年、100人をはるかに超える国公私立大学教員の真摯な努力の結晶として完成した「薬学教育モデル・コアカリキュラム、薬学教育実務実習・卒業実習カリキュラム」は医療上の重責を担うことが出来る薬剤師の養成が薬学教育の根幹をなすものであることを意識して作られたものである。これに基づき医療人としての幅広い知識と倫理観を身につけた薬学の卒業生が薬剤師職能を立派に果たすのみならず医療のニーズを的確に把握して医薬品開発、公衆衛生の向上に向けて薬学独自の研究を展開することを期待したい。



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