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キャリアアップを目指す「社会人のための大学院」ガイド 社会人のための大学院・専門職大学院特集

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私立/神奈川県
神奈川大学大学院 歴史民俗資料学研究科(歴史民俗資料学専攻)

歴史学、民俗学の枠を超えた多様な資料を理解し、新たな歴史像を築く研究者の育成をめざして

横浜キャンパス

横浜キャンパス

 本研究科は、歴史学・民俗学どちらか一方に特化するのではなく、その両方を踏まえたうえで資料学を加味した、全く新しい学問体系「歴史民俗資料学」を研究する日本で最初の研究科です。今、日本は、高度経済成長期からつづく開発やそれにともなう自然破壊により、地域に伝来する文字資料や民具・図像などの非文字資料が散逸する危機的状況にあります。そうした背景から本研究科では、歴史資料と民俗資料の両方を正確に理解し、実証的に分析でき、かつ蒐集・保存する能力をもった研究者を育成し、日本の歴史民俗研究の限界を打破しようという目標を掲げています。また、これら2種類の資料に、文字表記によらない非文字資料を加え、多様な資料に対応し総合的に学修できるようにカリキュラムの改定を行いました。この非文字資料学は、口述される民衆の世界を研究する分野として、その研究手法は学界でも注目されています。本研究科では社会人学生の学修の便宣を図るため、昼夜開講制をとっており、夜間の授業のみで修了することが可能です。さらに、長期履修制度を新たに導入し、3年または4年間で計画的な学修を可能にするための条件を整えました。

教育・カリキュラムの特色 詳細はこちら

●学部のない大学院
 歴史民俗資料学研究科は、特定の学部に基礎を置かない大学院である。神奈川大学の各 学部に所属する教員が本研究科の教育及び研究指導にあたっており、本学の充実した研究 スタッフを全学的規模で結集した研究科であるといえよう。研究指導にあたる教員は全学 から集まるが、研究指導が行われる施設は1カ所にまとまっており、演習室、図書室、共 同研究室、実験実習室その他の施設に加え、院生研究室がある。

●歴史と民俗の資料学
 歴史民俗資料学研究科は、日本における歴史学・民俗学の発展を背景に、さらに新たな 鎖域を開拓するために1993年に設置された日本で初めての資料学研究科である。歴史研究 や民俗研究の基礎には必ず資料が存在するが、その資料を適切に扱い活用する技法を身に つけ、またその性格を把握し分析して、日本を中心にした東アジアの社会や文化を究明す る研究能力を高めることをその大きな目標にしている。それに加えて、資料の調査収集、 修復保存などについても十分な知識と技能をもつことを指導目標としている。こうした指 導方針は、本研究科を主体とした「人類文化研究のための非文字資料の体系化」が、2003年度COEプログラムの採択に繋がり、高い評価を得て2007年に終了したが、この成果を 反映した新たなカリキュラムをスタートさせた。

●幅広い科目の総合的活用
  歴史資料学・民俗資料学・非文字資料学の3つの分野を柱とし、文献資料、民俗資料に 文字表記によらない資料を加え、多様な資料に対応し総合的に学修できるようにしている。 加えて、文化人類学、考古学、建築史学、保存科学、文書館資料学など、幅広い科目をカ リキュラムに組んでおり、それらを学ぶことで、文字資料、民俗資料、民具資料、考古貿 料、図像、建造物、文化財など多様な資料を十分かつ総合的に活用できる能力を身につけ ることを目指している。

●常民文化研究所の伝統を生かして
  歴史民俗資料学研究科の教育・研究活動は、神奈川大学付置の日本常民文化研究所と密 接に連携して行われている。この研究所は1921年に渋沢敬三によって設立され、1982年 に神奈川大学に移管された歴史をもつが、歴史と民俗について多彩な研究活動を行ってき た。2007年度からは非文字資料研究センターを付置し、同センターでは、院生の海外での 研究活動に寄与するため提携海外研究機関への派遣研究員制度及び奨励研究制度を整えて いる。2009年度に文科省の共同研究拠点推進事業に採択され、さらに国際的な研究活動の 発展が期待されている。院生は研究所の研究会や資料調査に参加する機会も多く、また研 究所所蔵資料や図書の利用が可能であり、その点において大学院のなかでも最も豊富に資 料と情報を活用できる研究科である。

●社会に開かれ、社会に貢献する研究科
  歴史民俗資料学研究科では、院生諸君が地域文化活動や地域文化の保存・育成にあたる 研究者に成長することを期待している。そのため、学部から直接進学してくる院生だけで なく、改めて日本社会や文化を再考してみたいと考える社会人、あるいは自己の仕事の再 検討、再構築を希望する現職の学芸員・文書館員・教員を積極的に迎える方針をとってい る。社会人院生の履修の便宜のため、昼夜開講制を設定しており、夜間の授業を主として 履修することで修了要件をみたせるように配慮している。院生の種々な状況に対応するた め、長期履修制度を設け、3年ないし4年をかけて学修する条件を整えている。またセメス ター制への切り替えも行い多様な学修形態に対応している。また神奈川大学には学部内に 学芸員課程が開設されているので、併せて履修することで、修得した知識・技能を活用する途を探ることも可能である。

カリキュラムの特色
  2010年度から新たにスタートした歴史民俗資料学研究科のカリキュラムの特色は、歴史 資料学・民俗資料学・非文字資料学の3つの分野から成っていることである。歴史資料学 には歴史学の時代区分に基づいた古代・中世史料学、近世史料学、近代史科学、現代史料 学に加え書籍史料学を新設した。民俗資料学は民俗社会資料学、民俗宗教資料学、口承民 俗資料学、民俗技術資料学、比較民俗資料学の民俗学のテーマを網羅して構成される。 また非文字資料学は図像資料学、文化遺産資料学、景観資料学、建築文化資料学、オーラル ヒストリーから構成される。特に、オーラルヒストリーは、口述される民衆の世界を研究 する分野としてその研究手法が学界でも注目されており、歴史学の自立という観点からも 先端的な科目となるものである。院生はこれらの中から自己の専門とする科目を選択して 履修し、その担当教員の研究指導を受けるとともに、3つの研究分野の区分に関係なく、自 己の専門性を高めるために必要と思われる科目を自由に履修することができる。
 また歴史民俗資料学を深めるために多くの関連科目が開設されている。歴史研究や民俗 研究に密接に関係する考古学、文書学、比較文化論、アジア史などの科目や、新しい資料 学構築のための情報工学・自然科学的科目の情報処理・発信論、保存科学、知的財産権な どである。特に博物館資料学関係の科目は群として独立性を高めて充実を図っている。院 生はこれらの科目の中から自己の興味関心に基づき必要単位数修得する。
 さらに歴史民俗資料学研究科では実習科目を重視している。技能実習と調査実習を複数 科目開設し、資料を扱う技能や調査の方法などを修得する。国際的に活躍できる研究者を 育成するため、国際理解(英語・中国語・日本語)を置き、ネイティブスピーカーによる 授業を実施している。
 また論文作成指導の強化を図るため論文演習を新設し、教員全員で指導にあたる体制を 整えている。前期課程では修士論文を作成提出しなければならない。修士論文テーマは必 ずしも特定の時代区分や民俗の領域内に限定されず、学際的、総合的な視点からの論文も 多く提出されており、その研究動向も多彩多様である.後期課程はいわゆる博士課程であ り、3年以上在学し、必要単位を取得したものは博士論文を提出する。本研究科が授与する 学位は博士(歴史民俗資料学)であり、現在までに23名の課程博士、1名の論文博士が出 ている。

基本となる3分野を中心に、幅広い知識と実践的技術の養成を目的としたカリキュラムです。

・歴史資料学系
 古代・中世・近世・近現代という伝統的な歴史学の時代区分にのっとった史料論に書籍史料学を加えて構成されています。

・民俗資料学系
 民俗学のテーマを網羅して構成されています。

・非文字資料学系
 図像・文化遺産・景観・建築文化・オーラルヒストリーなどの先端的な資料学から構成されています。

※前期課程では上記のカリキュラムを十二分に活用し、必要な基礎知識を修得したうえで、修士論文作成に臨みます。
※後期課程では博士論文作成のため、各自の専門分野をある程度限定し、個々でテーマを深く追究します。学生は特殊研究の講義と演習によって、指導教授の直接指導を受け、自己の課題に取り組みます。

指導サポート体制
 特定の学部に基礎を置かない本研究科は、他大学からの進学者や留学生、現職の学芸員、社会人など、多様な学生で構成されており、各自の研究テーマも多岐にわたっています。このため、異なる分野の教員の指導を可能にするため「論文演習」を新設し、論文作成のための指導を強化しました。また、博物館学芸員の資格を取得希望する場合は、神奈川大学の学部に開設されている学芸員課程を併せて履修することが可能です。

修了後の進路
 博物館・資料館の学芸員、高校・大学等の教員、研究機関の専門職員、歴史・民俗分野を扱う出版社などへの進路が考えられます。最近では専門的知識を必要とする一般企業への就職もあります。また、博士後期課程へと進学する学生も少なくありません。これまでに博士号取得者は、23名にのぼります。

入試日程 詳細はこちら

【秋季】博士前期課程(一般入試/外国人留学生入試/社会人特別入試)

出願期間 2012年8月20日(月)〜8月24日(金)<消印有効>
試験日 2012年9月11日(火)[筆記・口述] ※社会人特別入試は口述試験のみ
合格発表 2012年9月15日(土)
入学手続締切 [第1次]2012年9月28日(金)
[第2次]2013年3月8日(金)

【春季】博士前期課程(一般入試/外国人留学生入試/社会人特別入試)

出願期間 2013年1月7日(月)〜1月11日(金)<消印有効>
試験日 2013年2月24日(日)[筆記・口述] ※社会人特別入試は口述試験のみ
合格発表 2013年2月28日(木)
入学手続締切 2013年3月22日(金)

【春季】博士後期課程(一般入試/外国人留学生入試)

出願期間 2013年1月7日(月)〜1月11日(金)<消印有効>
試験日 2013年2月24日(日)[筆記・口述] ※一般入試は口述試験のみ
合格発表 2013年2月28日(木)
入学手続締切 2013年3月22日(金)

※詳細は入学試験要項でご確認ください。

大学院概要

学位 修士(歴史民俗資料学)
博士(歴史民俗資料学)
募集定員 博士前期課程:20名
博士後期課程:3名
教員数 7名
キャンパス 横浜キャンパス
開講形態 昼夜開講制 (博士前期課程)
長期履修制 (博士前期課程)
授業料 初年度納入金合計:936,750円
(2012年度実績・博士前期課程)
奨学金 成績優秀者への給付・貸与制度等

お問い合わせ

神奈川大学入試センター(入試関係)
学部大学院課(学修関係)
〒221-8686 
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1

電話:

FAX:
045-481-5857(入試センター)
045-481-5661(代)
045-481-5759(入試センター)
045-481-2793(学部大学院課)

E-mail:admissioncenter@kanagawa-u.ac.jp (入試センター)

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