単にルールや礼儀といった感覚ではなく、もっと広い意味を持つ。
1.会社や個人の文化レベルを表すもの
2.人間関係の潤滑油となり協調性を生むもの
3.お客様とのコミュニケーションを深め業績のアップにつながるもの
今回、マナーについて、お話頂いたのは、
株式会社ザ・アール
専属講師
Principal 内藤京子 先生 です。
これらのことをさらに深めるには自分の社内・外の顧客意識を再確認してみることだ。
1.社外のお客様は、また社内の人々はいったい何を求めているのだろうか。
2.自分は周辺にコミュニケーションをとって協力意識を持っているのだろうか。
3.コスト意識をどれほど持っているのだろうか。
これらを確認することで今の自分のレベルが分かり、今後のテーマの明確化にもつながる。そういった意味でマナーとは、仕事やプライベートでも、自分や周囲を豊かにしていく大事なものである。
1.新社会人としての挨拶
2.簡単な身だしなみ・会話編
3.色々な場所での歩き方
4.日常業務の進め方
5.訪問先での基本マナー
6.来客での対応
7.電話の応対
8.メール利用の心得
9.色々な場所での座り方
1.新社会人としての挨拶
・挨拶とは第一印象を決める大切な要素である。
・秘訣は先手必勝。こちらから先に挨拶しましょう!。
・挨拶基本用語をきちんと身につけるべきだ。
(1)朝一番やお迎えする言葉はご存知の通り。
(2)話しかけるとき→仕事中の場合なら「お仕事中失礼致します」。
(3)わかりました」→「はい、承知致しました」「はい、かしこまりました」
(4)仕事を終わるときは→「お先に失礼致します」
<社会人らしいケジメのあるお辞儀>
会釈 (15度)
普通礼 (30度)
敬礼 (45度)
2.簡単な身だしなみ・会話編
・第一印象が企業のイメージになる。おしゃれと身だしなみの違いも認識すること。
おしゃれ・・・・自分の目が判断基準
身だしなみ・・・お客様の目が判断基準
・身だしなみの心得
清潔感、機能性、健康的、品格、控えめ
身だしなみのチェックリスト(男性)
<頭髪>
□ 前髪が眉にかかっていないか
□ 衿にかかる長さではないか
□ 清潔で手入れが行き届いているか
□ 強すぎる整髪料をつけていないか
□ 髪の色は自然か
<服装>
□ 清潔感があるか
□ 衿、袖の汚れはないか
□ きちんとプレスしてあるか
□ 社章、名札の位置は正しいか
□ ネクタイのたるみ、汚れはないか
<爪>
□ 爪は伸びていないか
□ 爪は汚れていないか
<顔>
□ ひげはそってあるか
□ メガネのフレームはビジネスの場に合っているか
□ 耳あか、目やに、鼻毛、口臭は ないか
<時計>
□ ビジネスの場に合っているか
<靴下・靴>
□ 靴下にたるみはないか
□ 靴下は黒、紺、茶の無地、 または地味な柄のものか
□ 靴は磨いてあるか
□ 靴のデザインはシンプルであるか
身だしなみのチェックリスト(女性)
<頭髪>
□ 前髪は長すぎないか
□ 長い髪はまとめているか
□ 華美な髪留めをしていないか
□ 髪の色は自然か
・ 髪どめは
・ リボンは
<服装>
□ 清潔感があるか
□ 衿、袖口は汚れていないか
□ シワはないか
□ ボタンがとれかかったりしていないか
□ 社章、名札の位置は正しいか
□ ビジネスにふさわしい服装か
<ストッキング>
□ 自然な色か
□ 伝線、たるみはないか
<化粧>
□ 健康的に見えるナチュラルメイクか
□ ノーメークではないか
<時計・アクセサリー>
□ 時計はビジネスの場に合っているか
□ メガネはビジネスの場に合っているか
□ 華美なイヤリング、ピアスはしていないか
□ 華美な指輪はしていないか(両手で原則1個まで、宝石は不可)
□ ブレスレットはしていないか
□ 強すぎる香水をつけていないか
<爪>
□ 爪は伸びていないか
□ 爪は汚れていないか
□ 派手な色のマニキュアをしていないか
<靴>
□ 服装に合ったシンプルなものか
□ 靴は磨いてあるか
アゴの角度による表情の変化
3.色々な場所での歩き方
・社内においてはお客様は廊下の中央、社員は左脇を歩くのが基本。
・お客様や上司を追い越すことなく、急ぐときは「失礼致します」の一言を。
・社内の廊下でお客様や上司とすれ違ったら会釈を。丁寧にする場合は足を揃えて一旦停止。
・公共の場では大きな声で話したりせずに、人とすれ違うときは自分から避ける。
4.日常業務の進め方
・上司への報告のコツ
仕事は期限を守って結果や問題点などを的確に報告すること。
長期の仕事、緊急事態が起きたとき、内容の変更などは速やかに報告すること。
報告の順序はまず結果から。そして理由、経過を簡潔に述べること。
複雑なものや記録すべき事柄は、口頭と文書の両方で伝えること。
・先方や上司の忙しいときは不用意に報告したりしないこと。タイミングが大事。
・上司やお客様から指示が出たらすぐに返事をしメモに記すこと。
(いつまでに、誰に、どこへ、何を、なぜ、どのように、どれくらい、いくら)
・仕事を多く抱え込みすぎないこと。負担は期限遅れや失敗のもと。
判断し難い場合は先に上司などに相談をすること。何事も迅速に見極めることが大事。
5.訪問先での基本マナー
・アポイントをとっている場合。
「○○会社の△△と申します。◎◎部の□□様と*時にお約束をいただいておりますが、
お取次ぎ願えますでしょうか?」
・アポイントをとっていない場合。
「○○会社の△△と申します。◎◎部の方(ご担当者様)とお目にかかりたいのですが、
お取次ぎ願えますでしょうか?」
もし会えたなら「突然お伺いしまして大変失礼致しました」と一言を忘れずに!
・取り次いでもらえなかった場合。
部署の担当者名を聞いておく。名刺やパンフレットなどの手渡しを依頼し次の訪問に備える。
・業界によって異なるが基本的にアポなしの訪問は失礼にあたる。日を置いて再度訪問するのがベスト。
・約束の遅くとも5分前には現地に到着しておくこと。
・遅れる場合はとにかく早く連絡を入れておくこと。大幅の遅刻の場合は後日に約束を取り直す。
・担当者などを席で待つ場合、身だしなみを整え、コートは脱いで姿勢を正しておくこと。
名刺の渡し方と受け取り方
状況
注意ポイント
同時交換
同時にあいての名刺入れの上(左手)に右手で自分の名刺を乗せる
相手から先に差し出された場合
自分の名刺をいったん名刺入れの下に控え、両手で相手の名刺を受け取る
一対複数での名刺交換
数枚の名刺を事前に名刺入れの下に準備
自分の名刺は名刺入れの下から出し、いただいた名刺は名刺入れの上に置く(ずらしながら)
多数の方と名刺交換をした場合には、席順に合わせて名刺をテーブルの手前にならべる
上司と一緒の名刺交換
上司が先に行い、その後に続く
※一歩さがってひかえる
名刺を持ったまま立ち話をする場合
両手で胸の高さに名刺を持ち、下に下げない
話が長くなるようであれば、目礼をして名刺入れにしまう(相手の名前を覚えてから)
名刺交換のタブー
相手の前で名刺にメモをしない
雑に扱わない
1.同時交換の場合
同時に相手の名刺入れの上(左手)に右手で自分の名刺を載せる
2.先手を取られた場合
相手が先に出してこられたら、出そうとした自分の名刺をいったん名刺入れの下に控え、両手で相手の名刺を受け取る
3.相手の名前は復唱する
「△△の○○様でいらっしゃいますね」
4.一対多数での名刺交換の場合
1)多数の方々と名刺を交換する場合には、数枚の名刺を事前に出し、名刺れの下に準備しておく。
2)自分の名刺は下から出し、頂いた名刺は名刺入れの下に置く(少しずらして)
3)一度に多くのお客様と面談する時は、席順に合わせて名刺をテーブルの手前に並べる
5.上司と一緒に名刺交換をする場合
1)上司が先に名刺交換を行い、部下はその後に続く(その際、部下は一歩後ろに下がるとよい)。
6.頂いた名刺は持ったまま立ち話をする場合
1)両手で胸の高さに名刺を持ち、下に下げない。
2)話が長くなるようであれば、目礼をして名刺入れにしまう(相手の名前を覚えてからしまう)。
6.来客での対応
・エレベーターはお客様が先に乗り、降りる際も先が原則。ドアが開く前に一言「出られて左でございます」等の言葉を添えるとより親切。
・廊下へ出たら速やかにお客様の2〜3歩前に回り先導する。
・紹介の順序
先方に上司を紹介〜上司に先方を紹介〜上司にあわせてお辞儀をする
お客様が初対面の場合は上司が先に自己紹介をし、上司から紹介されるのを待つ。
7.電話の応対
・受け方・・・・
まず自分から社名、部署、名前の順に名乗る→相手を確認→
挨拶「いつもお世話になっております」→用件を聞く→メモをとり復唱する→
改めて自分を名乗る→挨拶→丁寧にゆっくりと切る
・かけ方・・・・
話の内容を整理する→ダイヤルする→間違い電話でないかを確認する→
受け方と同じ要領で名乗る→挨拶(取次ぎ依頼の場合も)→用件を簡潔に伝える→
挨拶→丁寧にゆっくりと切る
電話応対〜取り次ぎ電話
・社員の注意点・・・・
(1)感じよく出る
(2)かけ手の企業名と名前の確認
(3)名指人の確認
(4)お客様に、二度と同じ事を言わせない(伝言)
・社員(名指人)の注意点・・・・
(1)〜様、お待たせ致しました
(2)・・・・でございます ・いつもお世話になっております ・先日はありがとうございます
(3)〜の件でございますね
かけ手
受け手
ツルル・・・・・・・ツルル・・・・・・
はい、○○でございます。
△△の△△と申しますが
△△の△△様で(いらっしゃいま)すね。(いつも)お世話になっております。
(こちらこそお世話になっております。)
○○でございますね。少々(しばらく、少し)お待ち下さい(ませ)。(ただいま○○にかわります)
(はい、お願いいたします)
手短かに相手に名前と要件を伝えて、名指し人に取り次ぐ
△△の△△様よりお電話です。
△△様、お待たせ致しました。 ○○でございます。いつもお世話になっております。
こちらこそ、(いつも)お世話になっております。今よろしいですか?
はい、どうぞ(名指し人)
8.メール利用の心得
・用件は簡潔・明瞭に書くこと。
・社外、目上の人へは最低限の挨拶を入れること。
・件名は一目でわかるように書くこと。
・メールは定期的にチェックをいれること。
・見られて困るメールは送らない。
・依頼ごと、クレーム対応には使わない。
・執拗に長いメールは避ける。
・急ぎだったり、大事な用件は念のために電話でも連絡をいれておく。
・むやみにメール任せにするのではなく、TPOにあわせてファックスなども使うこと。
9.色々な場所での座り方
席次のマナー
(1)応接室
A
B
(2)会議室
※
Bのソファー席の順位はお客様側が決定する。
左から2-3-1の順位が基本といわれるが3-2-1となるケースも多い。
(3)乗り物
A 車−運転手がいる場合
B 車−お客様や上司が運転する場合
C 飛行機
D 列車(ボックスシート)
・席を案内されなかったら末席で待つ。
・深く腰をかけることなく、いつでも動けるように姿勢よく座ること。
・マナー通りの席次に座れないときは、周囲に一言「失礼致します」。
資料提供:株式会社ザ・アール
使用イラストはMPC刊「仕事のイラスト」より
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