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取組みの概要/教育の社会的効果等【TOP】 バイリンガル・ビジネスパーソン育成の目標 英語による専門演習の展開
【多層的イマージョン教育プログラムの特徴】
 「仕事で英語が使えるバイリンガル・ビジネスパーソン育成」をめざす多層的イマージョン教育プログラムの教育課程としての特徴はつぎの4点にあります。
(1)日本の英語教育を受けた日本人学生を対象とする、新しい教育方法を採用した「英語による専門科目学習の支援体制」
(2)学習の進展に応じたステップ・バイ・ステップの4年間一貫教育体系
(3)早期からの海外スタディ(短期・中期・長期)、およびキャリア形成を支援する授業科目群と国内・海外インターシップ制度
(4)異文化コミュニケーションに関する専門科目群の重点的な配置
日本人学生を対象とする多層的イマージョン教育プログラムの新しい教育方法

 「仕事で英語が使えるバイリンガル・ビジネスパーソンの育成」を実現するための多層的イマージョン教育プログラムにおいては、授業形態を教育方法の違いによって3種類のクラスで段階的に構成する「英語による専門科目学習の支援体制」を組み込み、英語による専門科目学習の進展をステップ・バイ・ステップで促進します。

 英語による専門科目の授業は2年次後期から4年次にかけて約20科目展開しますが(日本語による専門科目は7科目程度展開する)、2年次後期はその最初の段階(ステップ1)と位置づけ、経営学の最も重要な基礎領域科目である 1)アカウンティング、2)ファイナンス、3)マーケティング、4)人的資源管理論を対象に、「Adjunct Course(専門・英語ペアクラス)」の授業形態を採用し、英語による専門科目講義とその授業内容に対応して事前準備を行う英語学習クラスをペアクラス化して、十分な授業内容の理解と英語運用能力の向上を図ります。英語による専門科目は講義形式で専門教員が担当します。ペアとなる英語学習クラスは35名以下の少人数で編成し、ネイティブ・スピーカーの英語教員が担当し、各回の専門科目講義に先立ち、専門用語や講義内容について事前に指導します。「Adjunct Course(専門・英語ペアクラス)」の実施に際しては、専門教員と英語教員との密接な連携が重要であるとともに、両者が協力して専門用語や講義のポイントを解説した英語学習クラスのための教材を開発することが必要になります。「Adjunct Course(専門・英語ペアクラス)」の実施はわが国の大学では新しい取組であり、実施の成果報告や独自に開発した教材を広く公表する予定です。

 3年次以降の英語による専門科目は、
「国際経営学系(Global Business)」
「国際ファイナンス系(Global Finance)」
「異文化理解系(Culture & Communication)」
の3領域で展開します。
授業形態は学年配当に応じて、
「ステップ2:Sheltered Course(特別英語専門クラス)」 と
「ステップ3:Mainstream Course(英語メイン専門クラス)」
を併用します。
3年次では60人以下の中規模クラス編成による前者(Sheltered Course)を中心として、平易な英語を用い(専門用語の解説を含む)、学生の理解度に合わせて授業を進行させることによって英語による専門科目の授業に慣れ親しませるとともに、一部の科目については後者(Mainstream Course)の授業形態を導入します。
4年次では主に後者(Mainstream Course)を採用し、英語による本格的な授業を受講できる能力を身につけます。
ただし、学習の進展と自身のニーズに合わせて学生が両者を自由に選択できるものとします。

多層的イマージョン教育プログラムのシステムの内容
多層的イマージョン教育プログラムでは、各学年における学習進行を有機的に促進するステップ・バイ・ステップの4年間一貫教育体系を「多層的イマージョン教育システム」として展開します。
多層的イマージョン教育システムは、
1)英語による授業モジュール、
2)海外留学モジュール、
3)キャリア支援モジュール
の3つのモジュール群からなる有機的な構成よって1年次から4年次までの系統的な学習の進展を保証します。

英語による授業モジュール

 「多層的イマージョン教育システム」の中核を担う「英語による授業モジュール」の各学年における科目展開の概要は以下のとおりです。

1年次

 教養教育をめざす全学共通カリキュラムの必修科目として週4回開講される少人数クラス(35名〜40名)の総合英語科目(「読む」「聴く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく配置)であるEGP(English for General Purposes)と連携して、1年の学部専門カリキュラムに少人数クラス(35名)のEAP1(English for Academic Purposes)を週1回配置し、合計週5回の少人数英語授業によって、英語運用能力養成を主としながら、専門分野での学習に対応できる能力を身につけます。なお、全学共通カリキュラムにおける英語科目は極めて充実しており、2年次以降に配当されているインテンシブ科目や「英語同時通訳法」「翻訳入門」「国際経済の英語」などの自由選択科目の積極的履修を学生に奨励し、「バイリンガル・ビジネスパーソン育成プログラム」との相乗効果を想定しています。
英語による授業モジュールの主な構成要素
授業科目 内容
EGP(English for General Purposes:総合英語)
(1年次対象、週4回、35名〜40名クラス)
4技能(読む、聴く、話す、書く)をバランスよく配置し、総合的な英語運用能力の育成をめざす全学共通カリキュラムによる総合英語。
EAP(English for Academic Purposes:アカデミック英語)
 EAP1:1年次対象(週1回、35名クラス)
 EAP2:2年次対象(週3回、35名クラス)
英語運用能力のレベルアップを図りつつ、専門分野での学習や留学に対応できるよう研究・調査・発表といった能力を身につける。
ESP(English for Specific Purposes:目的別英語)
 ESP1:Adjunct Course(4科目)
 ESP2:Sheltered Course(8科目)
 ESP3:Mainstream Course(8科目)
専門科目を英語で学び、専門知の深化を図るとともに、英語による学習能力の飛躍的向上をめざす。英語による専門科目の学習に予想される困難を軽減し、より充実した学習を保証するために3段階の授業形態をとる。
BBP(Bilingual Business Project)
(2年次対象、週1回)
英語または2言語的環境におけるビジネスシーンを想定し必要となる調査、交渉、対応、発表能力をビジネス・シミュレーション演習により養成する。
2年次

 2年次前期にはEAP2(35名クラス)を週3回開講して、英語運用能力のレベルアップを図るとともに、研究・調査・発表などのスキルを学ばせ、英語による専門科目受講に向けての導入教育を行います。
2年次後期には、上述の専門教員と英語教員との連携による「Adjunct Course(専門・英語ペアクラス)」をESP1(English for Specific Purposes)と位置づけ、英語による専門科目(アカウンティング、ファイナンス、マーケティング、人的資源管理論の4科目)の開講を英語学習クラス(35名クラス)とのペアで開始します。なお2年次の同時期に「キャリア支援モジュール」ではBBP(Bilingual Business Project)を開講し、実際的なビジネスシーンで必要となる能力をビジネス・シミュレーション演習により養成します。

3年次 4年次

 3・4年次では英語による国際経営学分野の専門科目群(「Global Business」「Global Finance」「Culture & Communication」の3領域)を本格的に展開します。英語による専門科目の学習に予想される困難を軽減するために、60人以下の中規模クラスで平易な英語と学生の理解度に合わせた授業進行をめざす「Sheltered Course(特別英語専門クラス)」をESP2と位置づけ、3年次に8科目展開します。さらに、ESP2の上位に、ESP3として、英語による本格的な専門科目であるMainstream Course(英語メイン専門クラス)を開講(8科目)し、英語圏の大学と同等な専門科目を授業展開します。このような4年間一貫の「多層的イマージョン教育システム」によって、学生の英語による学習能力の飛躍的向上を期待することができます。

海外留学モジュール

海外EAP

 1・2年次の夏期休暇中には、海外EAPを設置し、英語コミュニケーション能力の育成と異文化体験の機会を提供します。本学では、全学共通カリキュラムの英語選択科目として米国のべセル大学を中心とした異文化コミュニケーション能力開発プログラム(夏休みの26日間、セント・ポール市民の協力を得て1家族1学生のホームステイを通して異文化体験し、そのホストファミリーへのインタビューと滞在先大学でのプレゼンテーションなどを通じてコミュニケーション能力の育成をめざす)があります。。べセル大学に加えて、同様の留学プログラムを、カナダのアルバータ大学にも設置すべく、現在検討を進めており、来年度は経済学部・社会学部でパイロットとして実施する予定です。

海外スタディ

 3・4年次には、海外スタディ(中期・長期)を設置します。異文化コミュニケーション能力の育成だけでなく、現地の大学生と机を並べて正規の専門科目を履修する機会を提供します。中期は8月から12月までの5ヶ月間、長期は9月から翌年8月までの1年間を対象とします。カナダのアルバータ大学、米国のハワイ大学との協定を現在検討しており、アルバータ大学については、来年度から経済学部・社会学部でパイロットとして実施する予定です。なお、留学中に修得した専門科目の単位は、卒業要件単位として認定します。

キャリア支援モジュール

BBP(Bilingual Business Project)

 2年次に配置し、英語運用能力および日本語表現能力を高めるとともに、国際的ビジネス環境における実践的対応能力を身につけることを目的とします。英語または2言語的な職場環境で働くことを想定し、そこで必要となる調査、交渉、対応、発表能力の育成をめざします。一定のビジネス・プロジェクトの提案から実現までの全プロセスを、ビジネス・シミュレーションとしてワークショップ形式により実践するアクション・プログラムとして位置づけます。プロジェクト・テーマとしては、6つのプロジェクト(Marketing Plan、Product Development、Export Project、Joint Venture Project、Business Start-up Project、Import Project)を想定。プロジェクトの進行段階別に具体的タスク(Background Research、Task Organization、Planning Meeting、Proposal Preparation、Proposal Presentation)を想定し、それらを一連のフローとして授業を編成します。学生は、授業を通じて、対他交渉スキル(Interactive Skill)を実践的に学びます。また、具体的には、実際的なビジネス環境で要求される2つの基本技能、つまり「企画策定(Project Planning)」と「ビジネス・スキル(Research Skill、Presentation Methodology、Discussion/Debate、Proposal Writingなど)」を実践的に学びます。

国内・海外インターンシップ

 インターンシップを実施し、就業体験にとどまらず、職場での実践知、経験知を磨き上げることによって大学で学ぶことの意義を再確認させることを目的とします。3年次夏期休暇中の4週間プログラムを原則とし、8月から12月までの5ヶ月間の中期プログラム、さらには9月から翌年8月までの1年間にわたる長期プログラムも設置します。4週間の国内インターンシップについては、社会学部で過去4年間にわたってすでに実施しています。海外インターンシップについては、米国の日系コンサルタント企業を通じて、会計事務所やプロフェッショナル・サービスファームへの学生受入(約15名程度)をすでに打診しています。

企業人セミナー等

 企業人セミナーや寄附講座などの産学連携による授業科目を展開し、学生が現実のビジネス活動の実態に触れ、何が社会で必要な能力であるかを知ることで、より明確なキャリア意識のもとで専門科目の履修ができるよう促進するとともに、的確な職業選択ができるよう支援します。経済学部、社会学部では、野村證券、みずほフィナンシャルグループ、朝日新聞社、立教大学経済人クラブ(本学卒業生の組織)などによる多くの企業人セミナーや寄附講座をすでに実施しています。
異文化理解・コミュニケーションに関する専門科目群
 バイリンガル・ビジネスパーソン育成プログラムでは、専門科目における主要領域として「異文化理解系(Culture & Communication)」を設置し、異文化理解・コミュニケーションに関する専門科目を重点的に配置します。

 全カリ英語教育では、1年次より「異文化コミュニケーション」授業が必修です。ここで、「異文化コミュニケーション」の基本概念を理解した学生は、本プログラムにおいて、単なる英語力を超えた能力をさらに磨くことになります。すなわち、異文化を理解した上で柔軟に対応し、英語を駆使してコミュニケーションを図ることのできる人材こそが、「仕事で英語を使える日本人」である、というのが本プログラムの意図するところであり、
具体的には、
「国際ビジネス・コミュニケーション」
「集団コミュニケーション」
「リスク・コミュニケーション」
「コンフリクト・マネージメント」
などの授業を通し、異なった文化的背景をもった人々をどのように理解し、異質な人々といかに交渉するか、多文化的な組織にあって、どのように異文化に対応し、リーダーシップを発揮していくか等々の具体的方法を学び、広い意味での異文化コミュニケーション能力を育成します。
取組みの概要/教育の社会的効果等【TOP】 バイリンガル・ビジネスパーソン育成の目標 英語による専門演習の展開

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