グリーンマップとは、一般市民の手によって、身近な環境を世界共通のアイコン(絵文字)で表した地図を作る活動です。樹木や公園の緑、野生生物の生息地といった自然環境の他、アートスポットや史跡などの文化関連、自然食品店といった生活関連、そしてゴミの不法投棄といった環境汚染源まで、アイコンで地図に表すのが特徴です。

 



 

 グリーンマップは、1992年に、ニューヨークの環境デザイナー、ウエンディ・ブラウアーさんによって提唱されました。市民やNPOによる自主的な活動を中心に展開し、現在では世界中で約40カ国、220以上の地域で作られている世界規模のプロジェクトで、日本でも30以上のグリーンマップ制作が進行中です。

 グリーンマップ・アイコンは、地域環境についての情報を言語や文化の違いを超えて理解し共有するための、世界共通の言葉です。ふだん何げなく見過ごしてしまうものを観察して記録する。そのための羅針盤がグリーンマップ・アイコンです。アイコンを与えられた世界中のスポットをめぐることで、何かが見えてきます。

 実際に訪ねてみるだけでなく、インターネットを利用して地域を越えた共通点、あるいは文化の違いを見て学ぶこともできます。グリーンマップには専門家が制作し、大量配布されたものもあれば、子供たちが近隣を描き壁に張られただけのものもあります。ひとつひとつが異なる個性を持っている素晴らしいものです。

 中には、自転車利用者のための便利地図や、環境汚染マップといった特定のテーマに焦点を当てたものもあり、実に多様で個性的なものですが、それらに共通しているのは、同じアイコンを使っていること。そしてどれもが非営利目的で作られていることです。グリーンマップ・アイコンを使うことで個人や地域が世界と結ばれます。

 世界中の人たちが、まずそれぞれの視点で身近な環境に関心をもつことで、良好な環境を維持し、創造するための知恵を共有することがグリーンマップ制作者の願いです。グリーンマップ・アイコンを配布目的で使うためにはわずかな登録料が必要ですが、それはアイコンの管理と、世界のグリーンマップ活動を支援するために使われます。

 自然保護活動、環境教育をはじめ、住みやすいまちづくりやエコツーリズムなど様々なテーマに対応できます。子供が参加してグリーンマップを作るケースが増えてきました。夏休みに取り組んでみてはいかがでしょう? 詳細はグリーンマップ・ジャパンのホームページをご覧ください。日本のグリーンマップが紹介されています。

■グリーンマップ・ジャパン http://greenmap.jp/  ■ニューヨーク本部 http://www.greenmap.org/

富士フイルムグループの富士フイルム、富士ゼロックスは、グリーンマップの活動を応援しています。

   
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