香港が中国に返還される新しい歴史を、世界中が今、注目しています。
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 香港は、世界的に果物の消費量が多いところだ。市場を歩けば、世界各国から集まった果物がうず高く積まれ、街のあちこちには、フルーツパーラー『許留山』の派手な看板を見かける。もとは田舎にあった漢方茶の店だったが、今ではフレッシュジュースや、色とりどりのカットフルーツの盛り合わせが人気を集めている。観光や買い物で、歩き疲れた足を休めるのに格好の店だ。夜遅くまで開いているので、夕食の後にも立ち寄れる。
 返還当日の7月1日から100日間、香港は街中がお祭り会場になる。この期間、街は記念のイルミネーションで輝き、様々なエンターテインメントが味わえる。例えば、「ワーナーブラザース ファミリー・オン・アイス」や、アジアのポップスターたちの歌の祭典「アジア・ウッドストック」、ジャッキー・チェン映画月間など。映画や音楽などで、世界から注目される香港のエンターテインメント界は、返還後どうなっていくのだろうか。




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 昨年末、湾仔(ワンチャイ)にデジタル写真館がオープンした。デジタルカメラで撮影した画像を、パソコンで修正できるとあって、女子大生やOLに人気だ。この写真館にシステムを納入した米イーストマン・コダック社は、数年先の中国大陸を見据え、香港を拠点にビジネスを展開している。デジタルカメラの市場は、パソコンの普及につれて広がる可能性がある。中国のパソコン市場は、まだ日本の2割強だが、その魅力は計り知れない。
 香港島にある繁華街、銅鑼灣(コーズウェイ・ベイ)には、正午を知らせる大砲、午炮(ヌーン・デイ・ガン)がある。19世紀にアヘン貿易をしていたジャーディン・マセソン商会が、自社の船の出迎えに祝砲を撃ち、それを当時の香港総督からとがめられたことから、正午の時報としてのみ使われるようになった。150年ほど続くこの時報は、返還を前に一時は存続が危ぶまれたが、これからもその歴史を刻んでいくことになった。
 “限定”といわれると、なぜか心ひかれてしまう。今の香港には、まさに今年限定の商品“返還グッズ”があふれている。主流は、Tシャツ、マグカップ、時計、バッジ、カレンダーなどだ。その中には返還の年、1997を意識してつけた値段のものもある。例えばスウォッチ風腕時計だったり、2ケタ違いでブルガリの腕時計だったりする。地下鉄の切符やテレホンカードも関連商品を発売しており、この返還グッズ熱はしばらく続きそうだ。






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